小学2年生までに矯正を考えましょう。

2026年07月04日 21:40

もし、あなたが、歯を抜かずに歯並びをよくしたいとお考えでしたら、小学2年生までに、矯正治療の相談を歯医者さんにしましょう。相談する時は、大人のワイヤーも扱っている歯医者がおすすめです。子供の矯正でもワイヤーを使う時が適切な場合があるからです。

取り扱う治療オプションが少ないと、「その範囲」での相談結果になりがちですからです。

特に下の前歯が、きれいに並びそうにないなら、早めの相談がよいです。

下の前歯の側方拡大治療の時期に関しては、様々な考え方がありますが、当院では、側方拡大できるのは、乳歯の犬歯のみと考えております。
拡大治療と呼ばれていますが、下のあごは、出生時に中心の縫合部が閉じてしまいますので、その後広がることはありません。

ですので、下の前歯をうまく並べるには次の2つしかありません。

①歯の向きを外側に起こし、広がったようにみせる。(骨自体は広がっていません。歯の向きを広げることによって、スペースをつくり歯を並べます。

②乳歯を使って、あごの骨を「たわませ」、横方向への成長を促す。

②の治療を永久歯に適応してしまい、永久歯に過剰な「拡大」治療を行ってしまうと、歯が骨から抜けてしまいます。(骨から抜けても、歯ぐきには覆われていますので、患者さんにはすぐには気が付きません。気づくには、ずっと後です。)元々、日本人は顎の骨が薄いですので、永久歯を広げるように動かすことは、大変慎重に行わなわなければなりません。当院としては、下の犬歯(永久歯)の拡大治療はおすすめできる治療ではないと考えています。

簡単な装置で、歯並びを広げましょう。という小児向けの矯正を考える時、本来の適応年齢をよくよく考えないといけません。8歳くらいになると、簡単な装置1つ「だけ」で、矯正を終えることができるケースは、当院の場合は、非常に少ないです。

しかも、小学生時代は、骨格的に歯並びを改善できる、素晴らしい期間です。「歯並び」だけに注目するのは、もったいないです。

鼻呼吸がしやすくなり、将来的な後戻りのリスクを極力減らすために、適応となる小児には、基本、急速拡大装置と呼ばれる、上の顎の骨そのものを広げる装置を当院では採用しています。ケースによっては、鼻が高くなり、顔貌もよくなります。

 

 

 

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