クリーニングとホワイトニング、どちらが先がよい?

2023年03月26日 16:34

白く美しい歯は口元は、お顔全体のイメージをとても良くしてくれます。そんな清潔で美しい口元を導くのが、クリーニングとホワイトニングです。どちも審美性を向上させますが、どちらを先に行ってよいのか分からないことはありませんか?今回は、クリーニングとホワイトニング、どちらを先にすべきかについてお話いたします。

似て異なるクリーニングとホワイトニング。違いは?

歯のクリーニングもホワイトニングも、歯を白くして口元の審美性を大きく向上させる効果がありますが、皆さんはこの2つの施術の違いを正しく理解されているでしょうか?

・クリーニングとは?

歯のクリーニングとは、専用のペーストなどを使って歯の表面についた着色そして細菌の塊であるプラークを落とし、歯本来の色を蘇らせる施術です。ホワイトニングで使用する薬剤を使用せず、歯の汚れや着色を落とすため、小さなお子さんから高齢の方まで広い年代において施術できます。歯を真っ白にするというよりは、歯本来の色を取り戻し、自然な白さに仕上げることができます。

またクリーニングには、歯周病の原因となるプラークを落とす効果もあります。特に年齢を重ねると歯周病のリスクが高まるため、クリーニングを受けることで歯の健康維持にも大きな効果を得ることができます。

・ホワイトニングとは?

いっぽう歯のホワイトニングは、ホワイトニング専用の薬剤と光や熱を用いて歯の内部を漂白し、歯を真っ白に仕上げる施術です。クリーニングと比べ、歯本来の色よりも白く仕上げることができるので、真っ白になった歯を実感することができます。

ホワイトニングにはオフィスホワイトニングとホームホワイトニングがあり、この2つを併用することで真っ白な歯をキープすることができるため、口元の美へのモチベーションを高めることができます。

ただクリーニングのように口元の健康維持という効果は得られないため、あくまでも審美性を目的とした施術です。そのため、歯周病や虫歯リスクを軽減するという効果は期待できません。

また全ての方に適応できるクリーニングと違い、ホワイトニングは年齢や歯の状態によっては施術できないことがあります。

このように、クリーニングは歯の健康維持、ホワイトニングは歯の美しさを得るための施術ということをしっかりと理解しておきましょう。

基本的な順番は、まずクリーニングから

クリーニングとホワイトニング、どちらを先にするのかという決まりは特にありませんが、ここで悩むのが、順番ではないでしょうか。クリーニングとホワイトニング、どちらを先にするのが良いかというと、敢えてお勧めするのはクリーニングの後にホワイトニングを行うことです。クリーニングにはお口の中の細菌を減らし、虫歯や歯周病のリスクを軽減する効果があるからです。

クリーニングで歯の表面の汚れ全体を落とし、プラークなどお口の健康にとって有害なものを取り除いてからホワイトニングを行うと良いでしょう。クリーニングによってお口の中を清潔な状態に整えることはとても大切です。そのうえでホワイトニングを行うことで、より白さを実感し、歯や口腔内の健康維持への意識も高まるのではないでしょうか。

 

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矯正治療中に気を付けたい食べ物とは?

2023年03月18日 22:15

矯正治療を始めると、これまで気にしなかった食べ物について気を付けなければいけなくなります。特にワイヤー矯正の場合、矯正治療が終了するまで装置を付けたまま過ごすことになるので、食べ物によっては装置のトラブルにつながることもあります。今回は、矯正治療中に気を付けたい食べ物についてお話をいたします。

矯正治療で食事がしにくいと感じるのははどんなとき?

矯正装置はワイヤー矯正とマウスピース矯正がありますが、どちらも矯正治療が始まると、食事が思うようにできないと実感することがあると思います。これには3つの原因が考えられます。

1.装置に食べ物が挟まりやすいとき

まずは、食べ物が装置に挟まりやすいということが挙げられます。これは固定式のワイヤー矯正によく起こります。ワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットなど複雑で、細かな部品が使われているため食べ物が挟まりやすく、また取り除きにくいという特徴があります。

特にブラケット周囲に繊維が挟まると取り除きにくいため、外食するときや他の方と一緒に食事するときは挟まった繊維や食べ物などがとても気になってしまうのではないかと思います。無理に取りのぞこうとすると、ブラケットが外れるなどのトラブルに繋がってしまうこともあります。

2.歯が動く痛みのとき

もうひとつは、歯が動く痛みによって食事がしにくいということです。矯正装置を付け、歯が少しずつ動き始めると、これまでに感じたことのない痛みが出てくる方がほとんどです。この痛みはワイヤー矯正だけでなく、当然マウスピース矯正でも起こります。特に初めて装置を付けたときや調整後に感じやすいと言われています。

3.口内炎ができたとき

矯正装置を付けている間は装置が粘膜にあたり、口内炎ができてしまうこともめずらしくありません。口内炎ができると熱いものや酸味のあるものを口にするととてもしみてしまって、食事が苦痛に感じてしまうでしょう。

矯正治療中はどのような食べ物がおすすめ?また避けたい食べ物とは?

矯正治療はゴールまでの道のりが長く、時にはモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。特に食事は毎日のことなので、うまく付き合って過ごすことが重要になります。基本的に食事制限はありませんが、状況に応じて食べ物を選ぶとよいでしょう。

歯が動く際に起こる痛みがある場合、基本的に柔らかいものがおすすめです。具体的にはおかゆ、リゾット、うどん、豆腐を使った料理、ゼリー飲料などが比較的口にしやすいでしょう。口内炎の場合、酸味のものや熱々のものは避け、刺激が少ないものを召し上がると良いと思います。

ワイヤー矯正は特にブラケットが取れる、ワイヤーが切れるといったトラブルが起こりやすく、その原因は食べ物ということも少なくありません。

避けたほうがよい食べ物としては、スルメイカや固焼きせんべいなど固いもの、お餅やキャラメルなど粘着性のあるものです。装置の破損などにつながることがありますので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。またニラやもやし、えのきなどは日常的によく使われる素材ですが、装置に挟まりやすく取りにくい食材の代表と言えます。

またワイヤー矯正ではすき間を埋めるためのゴムを使用することがありますが、色素が付きやすいためカレーやミートソース、赤ワインといった飲食物によってゴムの色が変わってしまいます。ゴム交換の直前で召し上がるといった工夫をされるとよいでしょう。

このように、矯正治療中は食事について悩みを抱えてしまうことがあります。矯正治療中で食べ物について分からないことや困ったことがあれば、気軽に医師や歯科衛生士に相談してみてください。

 

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