2015年09月19日 18:53
歯周病は糖尿病の合併症としてよく知られています。また、歯周病と糖尿病は、お互いに症状を悪くする原因同士ですので、歯周病で糖尿病の方は、両方に対する治療が必要です。
その上、最近の研究では、骨粗しょう症も糖尿病の新たな合併症として注目されて います。また、歯周病菌が出す「毒」が骨粗しょう症を悪化させることもわかってきたそうです。
歯周病、糖尿病、骨粗しょう症が同時にあると、症状がどんどん悪くなりやすくなってしまうということになりますね。
内科の症状が悪くなりますと、薬が増えてしまいがちです。薬が増えますと、口内炎ができたり、お口が乾いたり(ドライマウス)しやすくなり、お口の環境が悪くなりやすくなります。すると歯周病も進みやすくなり、体は悪い方向に進んでしまいます。
できるだけ、お薬を飲まなくてよい健康な体をつくるためにも、お口の環境整備は大事です。
2015年09月04日 10:43
歯科治療・水に細菌…機器に滞留し増殖 対策不十分 : 最新医療 ~夕刊からだ面より : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
歯科治療では通常の水道水が使われているが、治療装置の維持管理などが適切に行われないと、多くの細菌に汚染された水で治療が行われる心配がある。
読売新聞に、歯の治療の時の水の汚染についての記事が掲載されました。
治療で使用する器具は消毒・滅菌をするだけでなく、治療で使用する「水」にも気をつけるべきではないでしょうか。
私としては、どんなに器具を消毒・滅菌したとしても、使う水が汚ければ、何の意味もないと考えています。
今回の記事では、水道水に元々含まれている細菌が増えてしまうのが問題とされていますが、治療の時に器具の先からお口の中の細菌が逆流して診療用のイスに住み着いているという報告にあります。(治療用のイスの水は常に流れているわけではない上に、非常に緩やかなので、残留塩素はほとんど無い真水に近く、細菌が住みつき易くなっています。)
当院では、中性電解水を使っています。水道水より、清潔で、除菌力がある水です。
〒756-0814
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(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
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