中学生の矯正、どこまですべき?

2022年01月26日 12:15

小さい頃から矯正治療を始めたお子さんで、中学生になりある程度歯並びが揃った場合、保護者の方はこのままもう少し矯正を続けさせるかどうか迷うところではないでしょうか。小さいころに行う矯正治療と、中学生くらいになってもそのまま引き続いて行う矯正治療にはいくつか違いがありますが、中学生の矯正は、どこまですべきなのでしょうか。

小さいころに行う治療法と、中学生のころに行う治療法の違いとは?

お子さんの矯正治療は、乳歯が生え揃った頃に行う「第一期治療」と、第一期治療後に行う「第二期治療」に分けられます。「小さいころ」と「中学生」と大まかに分けていますが、第一期治療と第二期治療では同じ子供の矯正でも、目的が異なります。

第一期治療について

主に幼少期に行う第一期治療は、歯並びを整えるのではなく、後から生えてくる永久歯を正しい位置に導くためのスペースを作るための治療で、「床矯正」とも呼ばれています。つまり永久歯を正しい位置に並べるために顎の骨を広げることを目的としています。

床矯正は、取り外し式のプレートを歯に嵌めて過ごします。医師から指示を受けている間隔で中央に付いている小さなネジを回すと少しずつプレートが広がります。このように、第一期治療でよく行われる床矯正は、プレートの間隔を広げることで顎の骨を少しずつ広げ、永久歯が並ぶスペースを確保する、いわば土台作りを主な目的とした治療法です。この床矯正で永久歯がきれいに並ぶお子さんがほとんどです。

第二期治療について

第二期治療は、第一期治療によってきれいに並んだ永久歯を、さらに美しく整えるための治療のことです。第二期治療で行う治療法は、ワイヤー矯正やマウスピース矯正など、成人と同じ方法で行われ、噛み合わせを整える、さらに歯列を美しくするといったことを目的としています。第二期治療は永久歯が全て生えている状態、あるいは第二大臼歯が生えかけている状態から始めることができます。

中学生になっても矯正治療は続けたほうがよい?

お子さんにとって矯正治療というのは、大人が想像している以上に面倒くさいものなのではないでしょうか。第一期治療ではプレートの付け外しやネジ回し、毎回の調整などで時間も取られ、お子さんの時間を制限してしまうことが多いことと思います。まだ小さいお子さんにとっては遊びたいのに、歯医者に時間を取られること、そして長期間装置を付けておかなければいけないため、ストレスとなって途中で止めてしまうお子さんも少なくありません。

そんな中頑張って第一期治療を終え、やっと装置から解放されたのにまだ中学生になっても矯正を続けるのか、と考えてしまうのではないでしょうか。

中学生という表現をしていますが、中学生に限らず、第一期治療を終えたお子さんがどこまで治療を続けるのか、というのは、ご本人と保護者の方の考え次第だと思います。どこまですべきかという明確な線引きはなく、正解もありません。

しかし、中学生以降は成人になるまで顔面の骨の成長が続き、それに伴って噛み合わせにも変化が起こることが予測できます。床矯正である程度歯並びがきれいに整っても、噛み合わせのズレなどが改善されないまま成長を続けると、将来的に顎に負担がかかってしまう可能性も否めません。

引き続き第二期治療を行ったほうがよいか迷った場合、これまで矯正を担当してきた先生やかかりつけの先生に相談してみると、解決の糸口がつかめてくるのではないでしょうか。

 

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テトラサイクリンによる歯の変色と改善法とは?

2022年01月15日 10:11

口もとの美しさは歯の色が大きく関わりますが、歯の色が気になり、ホワイトニングを希望する方が増えています。しかしホワイトニングは全ての歯を白くできるわけではありません。中でも「テトラサイクリン」という抗生物質による変色は、口元の審美面を大きく下げてしまい、ホワイトニングで完璧に白くすることはかなり難しくなります。ではテトラサイクリンによる変色はなぜ起こるか、またテトラサイクリンの歯を改善する方法についてお話いたします。

テトラサイクリンによる歯の変色について

テトラサイクリンとは、抗生物質のひとつで、細菌の繁殖を抑える効果があります。効果は様々ですが、幼少期に多量のテトラサイクリン系抗生物質を服用することで、歯に変色を引き起こすという副作用が出てしまいます。テトラサイクリンの中に含まれる物質が象牙質に取り込まれ、さらに紫外線を受けることでだんだんと変色してしまいます。

テトラサイクリンの歯の色の特徴

テトラサイクリンは昔は様々な治療薬として広く使われていました。しかしその副作用として、歯の変色が起こり、数十年経った今でも口元の審美面を大きく下げてしまっています。

テトラサイクリンの歯の変色は、歯全体に起こります。症状によって第四段階まで分けられています。

1.第一度

淡い黄色やオレンジ、グレー色の変色が起こります。第一度は比較的軽度な状態で、全体が少しオレンジあるいはグレーがかって見えます。テトラサイクリンの特徴である縞模様はほとんど見られません。

2.第二度

全体的に色のトーンが濃くなり、表情が沈んで見えてしまいます。

3.第三度

濃いオレンジやグレーに変色し、テトラサイクリンの特徴である縞模様が出ます。

4.第四度

著しい歯の変色が見られます。縞模様も起こるため、口元全体が沈んで見えてしまいます。

テトラサイクリンによる変色の改善法とは?

ではテトラサイクリンによる変色が起きた歯は、どのような治療を行うのでしょうか。基本的にホワイトニングでは期待できる効果を発揮するのは難しいと言われてきました。ではテトラサイクリンにより変色してしまった歯は、どのような方法で修復させるのでしょうか。

ホワイトニング

テトラサイクリンによる変色は、一般的にホワイトニングではきれいに改善されないと言われています。しかし技術や薬剤の発展により、軽度の第一度~第二度の変色に対しては、ある程度の効果が見られるのではないかと言われています。何度かホワイトニングを繰り返すことで、少しずつ改善が見られるようになる可能性があります。ただし通常の天然歯と比べると、白くなるまで時間がかかります。

ラミネートべニア

歯の表面を薄く削り、セラミックの薄いシェルを貼り付ける方法です。第三度~第四度に効果的で、時間をかけずに白く美しい歯に改善することが可能です。しかし健康な歯を削ること、白くする本数が多いと費用が高くなることがデメリットです。

またセラミッククラウンを被せるという方法もありますが、ラミネートべニアよりも歯をたくさん削る必要があるため、あまりお勧めできません。噛み合わせも変化してしまう可能性があるため、慎重に考える必要があります。

歯の状態に合った方法を選択しましょう

テトラサイクリンによる変色は、長年にわたるコンプレックスではないかと思います。歯の色を白くすることで印象が大きく変わり、コンプレックスから解放されるでしょう。

歯の状態に合った方法を選ぶことで最適な治療法で歯を白くすることができます。特にホワイトエッセンスでは、質の高いホワイトニング技術でテトラサイクリンによる変色を改善できることが期待できます。歯の変色でお悩みの方は、信頼のおける歯科医院で相談してみましょう。

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意外と知られていない、ゴールドの良さとは?

2021年12月22日 18:13

詰め物や被せ物の素材を選ぶとき、多くの方は費用を重視した銀歯や見た目を重視したセラミッククラウンなどを希望されると思いますが、選択肢として「ゴールド(金)」があることをご存じの方はそれほど多くないのではないかと思います。今回は、意外と知られていないゴールドの良さについてお話を致します。

同じ金属でもゴールドと銀歯との違いは?

虫歯治療では歯を削るため、広範囲あるいは神経を取るために削った歯の部分を修復する必要があります。それがインレーやクラウンと呼ばれる詰め物や被せ物であり、嚙む機能を回復させるために欠かせない治療です。

一般的な虫歯治療後の詰め物や被せ物に使われる素材は、審美性を重視したセラミッククラウンやジルコニアセラミックの他、保険適用の金属で銀歯と呼ばれている、金銀パラジウム合金といったものがあります。

金属の補綴物というと、やはり銀歯がいちばんに思い浮かぶのではないかと思いますが、自費治療のゴールドも、金属の素材で作られています。

では同じ金属でも、銀歯とゴールドではどのような違いがあるのでしょうか。

銀歯(金銀パラジウム合金)の特徴

・安価で治療できる

・金属のため強度はあるが、劣化しやすい

・二次カリエスが起こりやすい

・歯との適合性に劣り、歯を痛めやすい

・金属のためお口の中に入ると目立つ

このように、保険適用の金銀パラジウム合金のメリットは安価で治療できる、ということではないでしょうか。また審美性を気にされることが多い銀歯ですが、最大のデメリットは二次カリエスになりやすいことです。銀歯は歯との密着性が劣り、虫歯菌が入り込んで内部で再び虫歯になりやすいため、再治療を繰り返すリスクが高まってしまいます。

また劣化しやすい素材であること、強度はあるが対合の歯を痛めやすいことも、銀歯のデメリットといえます。

ゴールドの特徴

・伸びが良く、歯に優しい

・酸化しないため腐食しにくい

・対合の歯を痛めない

・プラークが付きにくく、二次カリエスリスクが非常に低い

・自由診療のため費用が高くなる

・下顎に入れると目立ってしまう

ゴールドの良さを挙げるとキリがありません。実際にゴールドを入れた方の声を聞くと、もうゴールド以外考えられない!というくらい快適な素材です。伸びが良い素材で、熱いものや冷たいものの影響を受けません。そのため歯との密着性に優れており、虫歯菌が入り込むことはほとんどありません。二次カリエスになりにくいという意味においても、ゴールドは非常に優れた素材です。

敢えてデメリットを挙げるとすると、自費のため費用が高くなること、下顎に入れるとやや目立ってしまうことくらいではないでしょうか。

しかしこのようなデメリットを払拭させるほど、ゴールドは優れた素材であることがお分かりいただけるのではないかと思います。

歯を長持ちさせる素材を選ぶことが大切

今回はゴールドの良さについてお話いたしました。費用が高いことがデメリットですが、歯を長持ちさせることにおいては、ゴールドが最も良い素材です。セラミックも優れた素材ですが、ゴールドは歯の健康を維持し、長く使っていくためにより最適な素材です。

目先の費用だけに捉われず、お口の健康維持を考えて素材を選ぶようにしましょう。

 

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インビザラインなのに虫歯が!考えられる原因とは?

2021年12月13日 10:10

取り外し式のインビザラインは歯磨きがしやすいため、ワイヤー矯正よりも虫歯リスクが低いところが大きなメリットです。ところが虫歯になりにくい治療法であるインビザラインで治療をしていたのに、虫歯ができてしまった!という声も意外に聞こえてくるのをご存じでしょうか。

取り外し式で歯磨きがしやすいインビザラインなのに虫歯ができてしまうのは、なぜでしょうか。今回はインビザラインにおける虫歯の原因についてお話をいたします。

矯正中は虫歯になりやすい

歯並びの乱れや噛み合わせを治すための矯正治療は、当然のことながら長期間矯正装置を付けて日常生活を過ごすことになります。中でもやはり心配なことは、矯正中の虫歯リスクです。

特にワイヤー矯正はよっぽどのことがない限り、矯正治療が終わるまで装置を付けたまま過ごすことになるため、特に歯磨きのときに不便さを感じることと思います。装置周りに汚れが付きやすく、ワイヤーが通っているためフロスも通しにくいことから、どうしても汚れが残りやすくなります。この汚れがプラークとなり、虫歯の大きな原因となってしまうのです。

また歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先がきちんと当てられずに適当な歯磨きになっていることも多く、虫歯や歯肉炎を引き起こす要因でもあります。

このように、矯正治療中はお口の中の管理がしにくいため、虫歯リスクが高まってしまうのです。

インビザラインでも油断はできません

いっぽう取り外し式のマウスピース矯正であるインビザラインの場合、歯磨きをするときにマウスピースを外して行います。何も付けていない状態で歯磨きができるため、隅々まできれいに磨けます。フロスも通しやすく、ワイヤー矯正と比べると歯磨きや口腔内管理のしやすさが大きなメリットです。

しかしインビザラインなら虫歯にならないかというと、そうではありません。「インビザラインなのに虫歯ができてしまった!」という方は、口腔内の管理に問題があります。ではインビザラインでも虫歯になってしまうのは、どんな原因が考えられるのでしょうか。

歯磨き不足のまま長時間アライナーを装着する

インビザラインは、アライナーを1日20時間以上装着することで歯を動かしていきます。ところが歯磨きがきちんとできていないまま長時間アライナーを付けて過ごすと、虫歯菌を閉じ込めてしまうことになります。唾液は虫歯菌などの細菌を洗い流す役目を持っていますが、アライナーをはめることで唾液の循環がストップし、虫歯菌を歯に留めたままアライナーで塞いでしまうので虫歯が作られてしまいます。

アライナーを装着したまま砂糖を含んだ飲食をしてしまう

アライナーを付けたときは、基本的に飲食はできませんが、水なら大丈夫です。ところがアライナーを付けたままジュースや乳酸菌飲料など砂糖が含まれたものを口にすると、アライナーのすき間から糖分が入り込んでしまいます。

固形物じゃないし、飲み物なら大丈夫と自己判断して砂糖が含まれているジュースを飲むことで虫歯リスクが高まってしまうのです。

アライナーを付けたままの水分補給の基本は水ですが、砂糖の入っていない炭酸水なら飲んでいただいても問題はありません。

インビザライン=虫歯にならないわけではないことを理解しておきましょう

インビザラインは口腔内管理がしやすい矯正治療法ですが、過ごし方を誤ると虫歯になってしまいます。インビザラインの虫歯の原因は歯磨き不足と装着中の甘い飲み物が主な原因です。インビザラインだからといって絶対に虫歯にならないわけではありません。

せっかく歯並びをきれいにするための治療を行うのですから、虫歯にならないよう医師の指示はきちんと守り、毎日の過ごし方にも気を付けましょう。

 

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中学生でもインビザラインは可能?

2021年11月24日 12:28

思春期と呼ばれる年齢になると、男女問わずに見た目や容姿が気になるのではないでしょうか。特にガタガタの歯並びの場合、歯並びの悪さを見られるのが恥ずかしくて笑顔に自信をもつことができないお年頃ではないかと思います。また既にワイヤー矯正を行っているお子さんの場合、装置が見えるのが恥ずかしいという年齢でもあり、ますます笑顔が少なくなってしまうかもしれません。

目立たない矯正治療として人気のインビザラインですが、中学生や高校生でもインビザラインで治療することは可能なのでしょうか。

インビザラインは何歳から可能?

従来のインビザラインでは、全て永久歯に生え変わってから治療を始めていました。またインビザラインでできる症例も、ワイヤーよりは少なく適応できる症例はそれほど多くありませんでした。

しかしインビザラインは日々改良を重ねられ、様々な年齢や症例に応じたシステムが提供され、それに伴いインビザラインを始められる年齢や症例も、実に幅広くなっています。

様々な改良を重ね、低年齢でもインビザラインでの治療が可能となりました。「インビザライン・ファースト」という、小さなお子さんのためのインビザラインシステムでは、乳歯と永久歯が混在する6~12歳くらいという年齢からインビザラインでの矯正治療が可能となっています。ただしインビザライン・ファーストは取り扱っている医院と取り扱っていない医院があるため、事前に確認が必要です。

また全て永久歯に生え変わっている場合、通常の大人が行うインビザラインで治療が可能です。大人と同じようにアライナーを交換しながら少しずつ歯並びと噛み合わせを整えていきますが、顎の骨や顔面の骨の成長に伴い、何度かiTeroによる型取りが必要になるケースも多く見られます。

中学生や高校生のインビザライン、注意すべきこととは?

中学生や高校生といった年齢は、自己管理が出来そうでなかなか難しいお年頃です。学校生活において、給食やお弁当を食べる際にアライナーを取り外しますが、食べ終わったあとにまた付けるのが面倒でつい外したままだった、という声を聞くことがよくあります。

また部活や試合などの最中にスポーツドリンクを飲むので、長時間外したまま過ごすことが多い、アライナーの交換をつい忘れてしまう・・・こういったことが起こりがちです。

インビザラインは1日20時間以上装着することにより、少しずつ歯を動かしていきます。ところがアライナーを外している時間が長くなると歯があまり動かず、治療計画通りに進んでいきません。最悪の場合、付け外しが面倒で途中で止めてしまった、ということにもなりかねません。

こういった年齢で気を付けたいのは虫歯や歯肉炎だけではなく、本人の自己管理です。まだ一人で完璧に自己管理が難しいお年頃でもあるため、ご家族の方の声かけなどが必須です。

せっかく始めたインビザラインが無駄にならないよう、ご家族の協力を得ながらしっかりと管理し、歯並びを治して楽しい学生生活を送りましょう。

 

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金属アレルギーでも矯正治療はできる?

2021年11月12日 13:42

金属アレルギーをお持ちの方は、歯科治療においてもその影響を受けてしまうことがあります。歯科治療において、金属を使った素地を使用することがありますが、金属アレルギーがあると、選択肢が制限されてしまうことがあります。

矯正治療においても金属アレルギーの影響を受けてしまうことがあるため、矯正治療をためらってしまうかもしれません。金属アレルギーをお持ちの方でも矯正治療は可能なのでしょうか。

歯科治療における金属アレルギーとは?

金属アレルギーとは、貴金属を身に着けた際に痒みなどの症状が起きることを言います。主にネックレスやピアス、指輪といった金属が皮膚に触れることにより、症状が発症してしまいます。

歯科治療でも金属を使った素材を使うことがあり、金属素材によって不快な症状が現れることがあります。主なものとして、金銀パラジウム合金を使った銀歯、入れ歯の金属部分などが挙げられます。歯科素材による金属アレルギーは、舌や粘膜などが赤くなったり口内炎ができるといった口腔内でのトラブルの他、皮膚にかゆみや湿疹といった口腔外へ起きることがあります。

またこの金属アレルギーは、矯正治療においても起きてしまうことがあります。

ワイヤー矯正の場合、金属のブラケットとワイヤーを用いてお口の中に装着して歯を動かしますが、金属アレルギーをお持ちの方は金属の装置によって症状が起きてしまうことが考えられます。

ワイヤーの種類の中にホワイトワイヤーというものがありますが、これはワイヤーに白い塗装をしたもので、いずれは塗装が落ちてきます。そのため金属のワイヤーが口腔内の粘膜に触れて症状が起きてしまうことになるでしょう。

金属アレルギーの方でも安心して歯並びを治す方法とは?

では金属アレルギーの方は矯正治療を諦めなければいけないのでしょうか。歯並びを治す方法は、ワイヤーだけではありません。取り外し式のマウスピースを取り換えるマウスピース矯正なら金属を使用していないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して歯並びを治すことができます。

マウスピース矯正、特に世界的シェアが最も多いインビザラインは、ウレタンで作られている質の良いマウスピースを使っているため金属アレルギーのような症状が出ることはありません。

インビザラインは金属アレルギーの方でも安心して対応ができる、唯一の矯正治療法なのです。

インビザラインは自己管理をしっかりと行いましょう

金属アレルギーでも安心して矯正治療ができるインビザラインについてお話をいたしました。

金属アレルギーの方でも安心なインビザラインですが、取り外し式のためついうっかり付け忘れていた、ということが起きてしまうかもしれません。インビザラインはマウスピースを長時間はめておくことで歯を少しずつ動かしますので、マウスピースを付けている時間が短いとしっかり歯が動かず、治療計画どおりに歯が動きません。ワイヤー矯正に比べて安心、安全な反面、自己管理をしっかりと行う必要があります。

金属アレルギーがあり、矯正治療ができないかもとお悩みの方は、是非インビザラインを検討してみてください。

 

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3か月に一度のクリーニングが推奨される理由について

2021年11月12日 13:42

皆さんは定期的なクリーニングに通っていらっしゃいますか?お口の健康を維持するためには定期的なクリーニングが欠かせません。その頻度は一般的に3か月に一度と言われています。

ではなぜ3か月に一度のクリーニングが推奨されるのでしょうか。今回は定期的なクリーニングの重要性とその頻度についてお話をいたします。

治療だけを行うと歯を失うことがあるのは本当?

皆さんは、歯医者にかかるときはどんな時でしょうか。歯が痛い、歯ぐきが腫れてきた、歯が抜けてしまった・・・このような症状が出たときは、必ず歯医者を受診されるでしょう。

このことから分かるのは、歯医者を受診するときは「歯や歯ぐきに何かトラブルが起きたとき」です。痛みがあるなど、何か症状が出たときに悪くなった部分を治すために歯医者を受診するのは当然のことです。

しかし、悪くなったときだけ治療を受けても、いずれは同じことが起きてしまい、最終的に歯を失ってしまう可能性があります。虫歯の場合は治療をした部分から再度虫歯が再発し、歯を削ることを繰り返します。歯周病の場合は、歯周病菌によって歯を支える歯槽骨の吸収が進み、歯を支えることができずに歯が抜けてしまいます。

このように、治療の繰り返しや、症状が悪化したときだけ受診することは、歯を失うことに繋がってしまうかもしれないのです。「治すために治療に通ったのに、歯を失ってしまった」ということになると、ショックは計り知れないのではないでしょうか。

クリーニングの目的は、お口の健康維持

せっかく治療に通っても、虫歯の再発や歯周病が進行してしまうと、毎日の食事にも影響が出てしまいます。では治療を繰り返すことで歯を失うかもしれないリスクを少しでも回避できる方法はないのでしょうか。

それは、定期的にクリーニングに通うことです。定期的なクリーニングとは、歯石除去や歯の表面をきれいに磨き、お口の中を清潔な状態に戻すことです。

虫歯や歯周病は、お口の中に棲んでいる虫歯菌や歯周病菌などが原因で、お口の中が不潔だと、これらの細菌が活動しやすい環境になってしまいます。プラークや歯石は、その代表と言えるものです。

クリーニングは、プラークや歯石といったトラブルの元凶を取り除き、お口の中を清潔な状態に維持するためにとても重要なのです。痛くなくても定期的にクリーニングに通うことで、虫歯や歯周病のリスクを下げ、お口の健康を維持することが可能となります。これは、年齢を重ねてもご自身の歯で美味しく食事を楽しむことに大きく繋がるのです。

理想的な頻度は3か月に1度

ではクリーニングはどの頻度で通えばよいのでしょうか。一般的な推奨頻度は、3か月に一度です。クリーニングでは自分で落としきれない汚れやプラークを取り除きますが、そのままにしておくと、3か月くらいでまた元の状態に戻ってしまいます。そのため、3か月に1度の割合でクリーニングを受けて頂くのがいちばん理想的でしょう。

ただお口の中の状態は個人差があります。歯周病のリスクが高い方は1か月に1度など、個人の状態に合わせて受けて頂くことも大切です。

このように、クリーニングを受けて頂くことで状態を維持し、お口の健康を守ることができますので、3か月に1度のクリーニングを受けるようにしましょう。

 

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矯正治療中の虫歯予防について

2021年10月15日 14:43

矯正治療が始まると、気になるのが虫歯です。矯正治療では長い期間歯に装置を付けるため、虫歯リスクが高まってしまいます。

特に固定式のワイヤー矯正は、取り外し式のマウスピース矯正と比べるとより虫歯リスクが高まってしまいます。では矯正治療が始まったら、虫歯予防のために何に気を付けるべきなのでしょうか。

装置による虫歯リスクの度合いの違いについて

歯並びや噛み合わせを整えるために行う矯正治療では、固定式のワイヤー矯正と取り外し式のマウスピース矯正という方法があります。

ワイヤー矯正は、歯の表面または裏側にブラケットという小さなボタンのような部品を付け、そこにワイヤーを通して調整をしながら歯を動かします。ワイヤー矯正は矯正治療が終了するまで装置は付けたまま過ごすことになります。

いっぽうマウスピース矯正は、マウスピースを交換しながら歯を少しずつ動かす治療法です。食事や歯磨きの際に取り外すことができるのが、固定式のワイヤー矯正との大きな違いです。

矯正治療中は虫歯になりやすいため、虫歯予防に注意して過ごす必要があります。

特にワイヤー矯正は歯磨きがし辛いため、磨き残しが多く見られがちです。そのためワイヤー矯正は虫歯リスクがやや高いと考えられています。

では取り外し式のマウスピース矯正では虫歯になりにくいのでしょうか。決してそうではありません。マウスピース矯正でも虫歯リスクとは背中合わせであると言えます。では虫歯になりにくそうなイメージがあるマウスピース矯正は、なぜ虫歯りすくが高いのでしょうか。

マウスピース矯正の虫歯リスクについて

取り外し式のマウスピース矯正は歯磨きがしやすいため、一見すると虫歯リスクが低いように思えますが、決してそんなことはありません。ではマウスピース矯正の虫歯リスクがどこにあるのか、お話いたします。

マウスピースは歯を全て覆います。そのため唾液の循環がストップされます。

唾液には自浄作用があり、細菌を洗い流す、歯の表面の再石灰化を促すと言った大切な働きがあります。そのため虫歯菌などを洗い流して虫歯になりにくい口腔内を作り出す役割を持っています。

ところがマウスピースで歯を覆うと、唾液の循環がストップします。そのため歯磨きがきちんとできていないままマウスピースを装着すると虫歯菌が唾液で洗い流せず、虫歯菌を閉じ込めてしまうことになります。その結果、虫歯が作られてしまうのです。

マウスピース矯正は確かに歯磨きのしやすさが大きなメリットですが、きちんと磨けていなければ、ワイヤー矯正と同じように虫歯リスクを抱えてしまうのです。

矯正中は定期的なクリーニングを受けましょう

矯正治療中は虫歯予防がとても重要です。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、矯正治療中は虫歯になりやすいため、毎日の丁寧なケアが欠かせません。特にワイヤー矯正は、ワンタフトブラシや歯間ブラシを使って隅々まで汚れを落としましょう。

マウスピース矯正も同じです。装置を外す分歯磨きはしやすいですが、歯と歯の間に汚れが残らないよう、フロスなどを使うようにして下さい。また磨きやすい安心感から適当な歯磨きになってしまうことで虫歯リスクが高まるため、丁寧な歯磨きを心がけましょう。フッ素入りの歯磨き剤やジェルを使うのもお勧めです。

また自宅での毎日のセルフケアに加え、定期的なクリーニングも虫歯予防に効果的です。自分では落としきれない汚れが残っているとプラークが作られ、虫歯菌が活動しやすい口腔内になってしまいます。

定期的なクリーニングは、矯正中の虫歯予防に欠かすことができません。毎日の丁寧なセルフケアに加え、歯科医院で定期的なクリーニングを受け、矯正中のお口の中の状況を良い状態にしておきましょう。

 

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ワイヤー矯正、虫歯以外に起きやすいトラブルとは?

2021年09月27日 09:11

矯正治療を行うための装置には、固定式のワイヤー矯正とインビザラインに代表される、取り外し式のマウスピース矯正があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、よく把握したうえで装置を選択して治療を始めることが大切ですが、矯正治療を始めるといくつかトラブルに見舞われることがあります。

特にワイヤー矯正の場合、虫歯リスクが高まるというリスクがありますが、今回は虫歯以外にワイヤー矯正に起きやすいトラブルをご紹介したいと思います。

ほとんどの症例に対応できるワイヤー矯正

ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さなボタンを付け、そこへワイヤーを通して調整し、歯を少しずつ動かす方法です。ワイヤー矯正は昔から行われている治療法で、エビデンスも豊富でほとんどの症例に対応できるという強みがあります。

またワイヤー矯正といえば、金属の装置がお口の中でギラギラと目立つ、という審美性に問題がありましたが、最近では審美ブラケットと呼ばれるセラミックやサファイヤなどを使った、透明なブラケットを使う医院が増えています。またワイヤーも白くコーティングをしたホワイトワイヤーやゴールドワイヤーなど、比較的目立ちにくい装置を使う医院も増えてきており、選択肢の幅が広がっています。

またワイヤー矯正は固定式のため、原則として矯正治療が終了するまで装置を取り外しません。自分で調整をする必要がないため、ほぼ治療計画通りに治療を進められることが大きなメリットであると言えます。

ワイヤー矯正に起こりやすいトラブルは虫歯だけではありません

どんな症例にも対応できるワイヤー矯正ですが、矯正治療中にトラブルが起きやすいというデメリットがあります。最も多いのは、歯磨き不足による虫歯リスクが高いということですが、これはマウスピース矯正でも同じです。歯磨きをしっかりとしなければワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも虫歯リスクを抱えることに変わりはありません。ではワイヤー矯正の場合、虫歯以外にどんなトラブルが起きやすいのでしょうか。

1.ワイヤーの針金で傷がつきやすい

虫歯以外に起きやすいワイヤー矯正のトラブルとして、ワイヤーの針金が唇や内頬の粘膜に当たって傷がつきやすいということです。粘膜に傷がいくと口内炎や潰瘍になってしまう可能性があります。ワイヤー調整後に起こりやすいと言われていますが、ワイヤーにより粘膜が傷ついてしまった場合、早めに受診することが大切です。

2.ブラケットが取れやすい

ブラケットは、歯の表面にひとつずつ、レジンを使って止めていきます。しかし固いものを噛んだ、アクシデントで口元をぶつけてしまったなど口元に衝撃が加わると、ブラケットが取れてしまうことがあります。ブラケットは付けなおすことができますが、頻繁に起こると治療計画に影響が出てくることがあります。

特にセラミッククラウンなどの被せ物の表面はボンドが付きにくく、よく取れてしまった!という声を聞きます。

インビザラインなどのマウスピース矯正は比較的粘膜を傷つけにくく、ブラケットが取れるということはありません。

トラブルが起きたらすぐに受診しましょう

ワイヤー矯正に起きやすいデメリットについてお話いたしました。特にワイヤーの針金による粘膜の傷はかなり痛みを伴います。歯が動く以外の痛みはできるだけ避けたため、ワイヤーの針金が当たって痛い場合はすぐにかかりつけの矯正歯科を受診するようにして下さい。

 

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歯石除去のあとに歯や歯ぐきが痛い・・・考えられる原因とは?

2021年09月16日 15:36

いつまでもご自身の歯で食事を楽しむことは、豊かな人生を送る上で何よりも大切なことです。そのためには、歯や歯ぐきが健康であることがとても重要です。そしてその状態を維持するのが、定期検診や歯石除去です。

しかし歯石除去をしたあとに歯がしみたり歯ぐきから出血して痛かった!という経験をした方もおられると思います。歯の健康は維持したいけど、歯石除去の痛みやその後のお口の中の状態を考えると気が進まない、と思うかもしれません。では歯石除去の後の歯や歯ぐきの痛みの原因には何が考えられるのでしょうか。

なぜ歯石除去が必要?

中には歯石除去なんて必要ない!そのためだけに歯医者へ行くのは面倒くさい!と考える方もおられると思います。ではなぜ歯石除去が必要なのでしょうか。

それは歯ぐきに歯石が付着するからです。歯石はプラークが石灰化したもので、ザラザラとした軽石のようなものが歯に付着します。

歯石の表面は汚れや細菌が付着しやすく、そのままにしておくと歯周病の原因となり、さらに歯周病の悪化を招いてしまいます。

歯周病が悪化すると、歯を失うリスクが高まります。歯の健康維持のためにも歯石除去は欠かせないのです。

歯石除去後に歯や歯ぐきに痛みが出るのはなぜ?

お口の健康維持に欠かせない歯石除去ですが、施術後に歯や歯ぐきに痛みが出ることがあります。それはなぜでしょうか。

1.歯ぐきが腫れて炎症を起こしているため

そもそも健康な歯ぐきの場合、出血したり歯ぐきが痛くなることはありません。歯ぐきから出血したり痛みがあるのは、歯ぐきが腫れて炎症を起こしているからです。

歯石除去は、スケーラーチップという先端がすこし尖ったチップで細かな歯石まで取り除きますが、歯ぐきから血が出るのはチップで歯を傷つけているからではありません。歯石が溜まっていることで歯ぐきに炎症が起きているから出血するのです。

2.歯石が歯周ポケットの奥深くまでこびりついているため

歯周病が進行すると、歯と歯肉の隙間の歯周ポケットという溝が深くなります。すると歯ぐ気の中に埋もれている部分にまで歯石が付着してしまいます。歯ぐきの中にある部分にまで歯石が付着しているのは、歯周病が進行していることでもあり、歯石を取り除く際に出血が起きてしまいます。

3.歯石除去による一時的な知覚過敏のため

歯に付いていた歯石を付着することで、これまで感じなかった冷たいものや風などでしみることがあります。これは歯石に覆われていたからです。これは一時的な知覚過敏であり、歯周病の悪化や加齢による歯肉退縮が原因です。

歯石除去後の知覚過敏が辛くても、歯周病の悪化を防ぐためにもきちんと歯石除去を受けることが大切です。

お口の健康を考え、継続して歯石除去を受けましょう

いちどの歯石除去では歯ぐきの腫れや炎症が引かないことがしばしばあります。そして炎症が起きていると、痛みも起きてしまいます。

しかしここで止めてしまうと、歯石は溜まるいっぽうで、それに比例するかのように歯周病がどんどん悪化していきます。

歯ぐきの状態が安定するよう、毎日のていねいな歯磨きに加え、定期的な歯石除去を受けることでだんだん歯ぐきが引き締まり、良い状態へと改善されていきます。

歯石除去や定期検診は、お口の健康維持への第一歩です。医師の指示や決められた期間で歯石除去を受け、お口の健康を維持しましょう。

 

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