小児矯正についての説明

公園通り歯科ホームページは、厚生労働省より通達され2018年6月1日より施行された医療広告ガイドラインに従い、症例写真は撮影したデータそのままを使用しています。 また、医療広告ガイドラインに従い治療の内容、費用、治療等の主なリスク、副作用についての詳細説明を付加しています。

3歳からの矯正治療

成長すると、抜けてしまう乳歯ですが、乳歯の時に「しっかり、正しくかむ」ことは、子供の健全な発育につながります。

「しっかり、正しくかむ」習慣ができると・・・

  • 成長、発育に必要な栄養を吸収できます。
  • 「しっかり、正しくかむ」ことは、脳の発達に大きな役割を果たします。
  • 上あごが正しく成長し、上あごの真上にある鼻の通り道が成長し、鼻呼吸の習慣ができます。
  • (脳に送られる酸素の量が増えます。鼻つまり・いびきが少なくなります。)
  • 正しいかみ合わせにより正しい発音ができます。話す能力は、精神的発育に非常に大切です。
  • 健康な乳歯が維持され、永久歯が正しい位置に誘導されます。

また、乳歯の時に「お口を閉じる」「かじる」「ちぎる」「すりつぶす」「正しく飲み込む」ことを積極的に食生活に取り入れることで、歯列不正を防ぐことができます。

しかし、すべての歯列不正が、生活習慣の改善やトレーニングで治るわけではありません。適切な時期に矯正治療を受けることで、永久歯が正しい位置に誘導されます。そして、美しく健康的な歯並びと口元に成長してゆきます。

痛みが少なくお子様に優しい矯正方法があります

痛みが少なくお子様に優しい矯正方法があります
  • 永久歯は、できるだけ抜きません。
  • 装置をつけるのは、基本的には家にいる間だけ。(学校に持ってゆく必要はありません。)
  • 歯の裏側から歯並びをキレイにしてゆく装置もあります。
  • 痛みはありません、食事もいつも通り。

小児矯正は、早く始めるほど装置はシンプルになりお子さんに負担がかからない上、治療効果も高くなります。 小児矯正を始めるのに一番いい時期は、5~6歳または、最初の乳歯が抜けた頃ですが、乳歯が残っている10歳くらいまでのアゴの成長途上の時期なら、成長期のアゴの骨の成長を利用して歯並びを整えることで、抜歯の可能性を少なくすることができます。

小さいお子さんでも始めることができる「床矯正」「マウスピース矯正」は、歯を抜かずにアゴを少し広げて歯をキレイに並べる治療で、基本的に学校に矯正装置をつけてゆく必要はありません。
また、歯の裏側から歯並びをキレイにしてゆく「3D矯正」は、矯正装置が目立ちません。 公園通り歯科では、いくつかの方法を組み合わせながら、歯並びを整えてゆきますが、いづれの装置も痛みはほとんど無く、食事も楽にできる、子供に優しい治療方法です。

アゴを広げると言っても、ゴリラのような顔になるわけではありません。少し専門的なお話すると、歯を支える歯槽骨をお口の中で少し広げるだけですので、顔が大きくなることはありません。
小児矯正は、単に歯を並べるのではなく、お子さんの将来の顔と口元と上下のアゴの調和を目指します。

実際には、お子さんごとに治療の内容(抜歯はあるのかないのか、どの装置をどのくらい使うのか…など)が違いますので、相談の時にお話しさせてもらいます。

矯正治療を受け、顔と口元と上下のアゴが調和して「しっかり正しくかめる」ようになると・・・

  • 将来、むし歯や歯周病になりにくくなります。
  • 鼻づまり・いびきや頭痛・のどの痛みや皮膚炎が軽くなります。
  • 姿勢に良い影響があります。
  • 脳に送られる酸素の量が増えます。
  • 顔つきがよくなります。美しく健康的な歯並びと口元は、お子さんの成長や健康に良いだけではなく、成長した後の大きな自信につながります。

欧米では、美しく健康的な歯並びと口元は身だしなみとして常識になっています。口元や歯並びは、就職や昇進などに強く影響し人生を左右してしまいます。
日本でも最近では、口元や歯並びへの関心が高まってきており、小児矯正は広く普及しつつあります。

お子様の歯並びを見て欲しいタイミングは

  • 5歳になったら、歯並び相談を受けましょう。
  • 乳歯が1本抜けたら、歯並び相談を受けましょう。
  • せめて10歳くらいまでに、歯並び相談を受けましょう。

悪い歯並びは、放っておいたり、様子をみていたりしても決して良くはなりません。理由や根拠のない様子見をされないでください。
年齢が上がれば上がるほど、歯並びはより悪くなり、治療の選択肢はより狭くなり、治療はより複雑になってゆきます。また矯正治療の仕上がりにも影響してゆきます。特に歪んだかみ合わせのまま思春期を迎えた場合、アゴは歪んだまま大人のサイズに成長してしまいます。そうなると、口元や顔を整えるために大きな手術が必要になってしまう例もありますから、早め早めの相談をお勧めします。

小学生のうちは、月に1回は歯医者さんに行って歯並び・生え変わりの確認を受けておきましょう。

当院でも矯正相談は、積極的に行っていますので、お気軽にお問い合わせください。
小児矯正の料金

乳歯の前歯がすきっ歯でないお子さんは、歯医者さんで歯並び相談を受けましょう 最近は、乳歯の時の歯並びが良すぎる(?)お子さんが多いようです。 写真は、4歳の女の子です。きれいに並んでいると思われますが、このままでは、永久歯は並びません。
前歯の永久歯は、乳歯よりはるかに大きいのですが、自然の成長ではアゴの横幅はほんの少ししか広がりませんので、このままでは、スペースが足らないからです。乳歯の前歯は、スカスカのすきっ歯が正常です。乳歯の前歯がすきっ歯でないお子さんは、歯医者さんで歯並び相談を受けましょう。

小児矯正の事例

メリット

骨格の成長からアプローチできる。

デメリット

治療期間が、成長時期と重なるので、長くなる。

リスク・副作用

お子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

(症例1)1本の前歯が、生えてこない(うまっている)

(症例1)1本の前歯が、生えてこない(うまっている)
費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

8歳3ヶ月の男の子です。
左上の真ん中の前歯が生えてきていません。歯ぐきの中に少し透けて見えているのが、わかります。
上下8本の前歯のうち7本はすでに生えていますので、この歯はこれ以上生えてこない可能があります。 もし生えたとしても、正しい位置にはすき間がありませんので、前歯ですが、八重歯のような生え方になりそうです。
上の歯の裏側に固定式装置を着けて、下の歯には取り外し式の簡単な装置を家にいる間だけ使ってもらって1年後です。
まだ少し重なっていますが、「並びそうな」感じになってきたと思います。
下の乳犬歯(子供の糸切り歯)が十分に残っている時期に、矯正を始めることができたので、上下のアゴを広げ無理なく歯を誘導するという理想的な治療が選択できました。 このままゆけば、永久歯を抜くことなく自然に歯を並べてゆけると思います。
また、上アゴを広げることができたので、鼻の通りもよくなり、鼻呼吸をしやすくなりました。口の中の広がり(舌が収まっているので「舌房」と言います)も広くなり、気道が確保しやすくなりましたので、よい姿勢になりやくなります。よい呼吸よい姿勢は、血の中の酸素濃度を高め、脳の活性化にもよい影響を与えます。広い舌房は将来顎関節症や噛み合わせからくる様々な不快な症状がでるリスクを下げてくれます。
成長後でしたら、歯並びをよくするのに歯を抜かなければならなかったかもしれません。口の中の広がり(舌房)は、狭いままになってしまったかもしれません。 現在では、手術を用いることにより成長後でも上アゴを広げることが可能となってきましたが、下のアゴを広げることができるのは、乳犬歯(子供の犬歯)が抜ける(9歳前後)までです。
歯並び・生え変わりの異常は、気付かれた時にすぐに相談されてください。相談に早すぎることはありません。相談されてから、様子をみられるという選択肢もあります。

(症例2)前歯が2本だけ、反対に噛んでいる

(症例2)前歯が2本だけ、反対に噛んでいる
費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

9歳男の子。装置を使って11ヶ月後です。
治療前の写真で、向かって右の前歯が2本だけ反対に噛んでいます。かみこんでいるので、上の歯は、前に出てくることができません。 下の前歯は、押し出されているので、歯ぐきが大きく下がっています。
このままでは、すりつぶす動きができないので、顎関節症になりやすくなります。また、押し出された下の前歯は、そのまま早くに失ってしまうかもしれません。 もちろん、このまま様子を見ていても、自然には治りません。
上下のアゴが狭いので、床装置を使うことで上下のアゴを広げると前歯の噛み合わせが良くなってきました。(装置は、家にいる間だけつけてもらいます。) この症例は、床矯正を非常に良い時期から始められた患者さんの例です。

(症例3)前歯が全体的に大きい。横の前歯が、飛び出ている

(症例3)前歯が全体的に大きい。横の前歯が、飛び出ている
費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

7歳男の子装置を使って9ヶ月後です。
治療前の写真で、上の前歯の横に生えてくるスペースがないので永久歯が埋まったままです。
上下の歯のアゴが狭いので、床装置を使うことで上下のアゴを広げると前歯が綺麗に並んできました。
子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の糸切り歯が抜ける前が最適です。
この症例は、床矯正を非常に良い時期から始められた患者さんの例です。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった

費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった 写真は5歳6ヶ月の女の子です。 乳歯が1本抜けてしまいました。
通常、下の前歯が生え変わるのは7歳頃ですので、随分早い生え変わりです。
しかし、このすき間では、永久歯は生えてきません。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった 隣の乳歯を少し削って様子を見てみると、永久歯が出てきました。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった キレイに並びました。
この頃、右下の乳歯が抜けて、次の永久歯が顔を出しましたので、隣の乳歯を少し削ってあげると、出てきました。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった 少し曲がっていますが、なんとか2本の永久歯を並べることができました。
適切な時期に、診ることができましたので、装置を使うことなく、ここまで並べることができました。(ここまでなら、保険診療内です。)
これから先は、取り外し式のシンプルな矯正装置を家にいる間だけ使ってもらえば、大きな永久歯が生えてきてもキレイに並ぶと思われます。

(症例4)乳歯が一本抜けてしまった 装置を使い始めて2か月後の写真です。下の前歯にすき間ができてきたのがわかります。
この矯正装置はシンプルで子供にとってストレスの少ない装置で、家にいる間だけ使用します
装着しても痛みはありませんので、無理なくすることができます。
家にいる間だけですので、失くしたり壊れたりする危険性もグッと少なくなります。
この装置で、下の前歯のスペースをつくってゆけるのは、子供の犬歯が抜ける前までです。(小学2年生くらいまでの時期限定の治療です。)

(症例5)全体的に反対に咬んでいる(受け口)

(症例5)全体的に反対に咬んでいる(受け口)
費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

10歳男の子。装置を使って1年後です。
治療前の写真では前歯が、反対に噛んでいます。このまま思春期を迎えますと、下アゴは反対の噛み合わせのまま、歪んだまま成長してしまいます。歪んだまま成長してしまいますと、手術が必要になる可能性がでてきます。 もちろん、このまま様子を見ていても、自然には治りません。
上アゴに固定式の装置をつけて、アゴを広げました。3本の前歯は、出てくることができました。リップバンパーと呼ばれる太いワイヤーで下アゴの成長を抑えながら、経過をみていっているところです。この症例は、矯正を始めるのはギリギリのタイミングでした。もう少し遅ければ重症なケースになっていたところです。
受け口の場合、自然に治るケースはほとんどありません。お子さんの上下の歯が反対に噛んでいるのを見つけられたらすぐに「相談」にお越しください。

(症例6)犬歯の生えるすき間がない

(症例6)犬歯の生えるすき間がない
費用
約77万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

9歳7か月の女の子です。
治療前の写真で、左右の犬歯生えてくるスペースがないので永久歯が埋まったままです。 上下の歯のアゴが狭いので、床装置や固定式の装置を使うことで上下のアゴを広げると前歯が綺麗に並んできました。
子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の糸切り歯が抜ける前が最適です。
この症例は、もう少し早い時期から始めたかったところでしたが、何とか抜歯を避けることができた患者さんの例です。

(症例7)犬歯の生えるすき間がない

(症例7)犬歯の生えるすき間がない
費用
約77万円(治療時)
期間
6歳から12歳9ヶ月
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

6歳の女の子です。
治療前の写真では、永久歯の生えるスペースがないのがわかります。
それだけではなく、下あごに比べて、上あごが小さいです。このままでは、受け口になる可能性があります。(実際は、口の中だけでなく、顔全体で判断してゆきます。)論文によりますよ。受け口の自然治癒は、10%と言われていますので、早めの治療がオススメです。
上下の歯のアゴが狭いので、床装置や固定式の装置を使うことで上下のアゴを広げると前歯が綺麗に並んできました。 子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の糸切り歯が抜ける前が最適です。 この症例は、適切な時期から始めることができましたので、抜歯を避けることができました。

(症例8)犬歯の生えるすき間がない

(症例8)犬歯の生えるすき間がない
費用
約77万円(治療時)
期間
9歳2ヶ月から16歳(約6年10ヶ月)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

9歳2ヶ月の男の子です。
治療前は、受け口でした。受け口に限って言えば、気づいた時が治療開始です。少なくとも、7-8歳までには、始めておきたいですね。
上下の歯のアゴも狭いので、床装置や固定式の装置を使うことで上下のアゴを広げると歯が綺麗に並んできました。
このケースは、少し遅めのスタートでしたが、なんとか抜歯も避ける事ができながら、受け口も治すことができました。

(症例9)犬歯の生えるすき間がない

(症例9)犬歯の生えるすき間がない
費用
約77万円(治療時)
期間
8歳10ヶ月から15歳5ヶ月(約6年7ヶ月)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

治療前は、受け口でした。受け口に限って言えば、気づいた時が治療開始です。少なくとも、7-8歳までには、始めておきたいですね。
上下の歯のアゴも狭いので、床装置や固定式の装置を使うことで上下のアゴを広げると歯が綺麗に並んできました。
このケースは、抜歯も避けながら、受け口も治すことができました。

(症例10)出っ歯で上の歯が大きく前に出て下の歯が見えない

(症例10)出っ歯で上の歯が大きく前に出て下の歯が見えない
費用
約145万円(治療時)
期間
8歳から14歳(約6年)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

治療前は、出っ歯でした。
かみ合わせが深く、下の歯が見えません。上の歯が大きく前に出ています。
前歯の先端が少し白く変色しています。おそらくお口が開いていることが多く、口呼吸になっている可能性があります。下あごは後ろに押し込まれています。
下あごを前の方に成長を促してあげて、上の歯を後ろに引くことで、美しいかみ合わせと美しい横顔が達成できました。

(症例11)前歯の歯並びがおかしい

(症例11)前歯の歯並びがおかしい
費用
約55万円(治療時)
期間
8歳から12歳(約4年)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

8歳の女の子です。
治療前は、部分的な受け口でした。受け口に限って言えば、気づいた時が治療開始です。少なくとも、7-8歳までには、始めておきたいですね。
上下の歯のアゴも狭く、すき間が不足していますので、床装置やマウスピース型の装置を使うことで上下のアゴを広げると歯が綺麗に並んできました。
このケースでは、正しい時期に治療を始めることができましたので、抜歯も避けながら、受け口を治すことができました。
治療終了後の写真では、上下の中央が少しずれていますので、歯の移動の治療(2期矯正、成人矯正)が本来は今後必要ですが、患者さんのご希望によりここで治療を終了としました。

(症例12)犬歯の生えるすき間がない

(症例12)犬歯の生えるすき間がない
費用
約110万円(治療時)
期間
10歳から16歳 約6年
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

10歳1か月の女の子です。
治療前の写真で、左右の犬歯生えてくるスペースがないのがわかります。
上下の歯のアゴが狭いので、床装置や固定式の装置を使うことで上下のアゴを広げ、奥歯を後ろに移動させることで前歯が綺麗に並んできました。
子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の糸切り歯が抜ける前、7-8歳くらいが最適です。
この症例は、もう少し早い時期から始めたかったところでしたが、何とか抜歯を避けることができた患者さんの例です。

(症例13)犬歯の生えるすき間がない

(症例13)犬歯の生えるすき間がない
費用
約110万円(治療時)
期間
10歳から15歳 約5年
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

10歳5か月の女の子です。
治療前の写真で、上下左右の犬歯生えてくるスペースがないのがわかります。狭い上あごを、急速拡大装置で広げ、犬歯の生えるスペースをつくり、下の歯は、固定式装置やワイヤーを使い、歯の位置を調整することで並べてゆきました。
子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の犬歯(糸切り歯)が抜ける前、7-8歳くらいが最適です。
この症例は、もう少し早い時期から始めたかったところでしたが、何とか抜歯を避けることができた患者さんの例です。

(症例14)犬歯の生えるすき間がない

(症例14)犬歯の生えるすき間がない
費用
約110万円(治療時)
期間
10歳から16歳 約5年10ヶ月
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

10歳5か月の男の子です。
治療前の写真で、左上の犬歯生えてくるスペースがないので永久歯が埋まったままです。
また、下の歯が半分も見えません。この時期としてはかみ合わせがかなり深いと言えます。
将来、出っ歯になる可能性があります。
上下の歯のアゴが狭いので、固定式の装置やワイヤーを使うことで上下のアゴを広げ、下の歯を圧下すると前歯が綺麗に並んできました。
子供の歯列矯正には最適な時期があり、下の糸切り歯が抜ける前が最適です。
この症例は、もう少し早い時期から始めたかったところでしたが、何とか抜歯を避けることができた患者さんの例です。

(症例15)下の前歯の生えるすき間がない

(症例15)下の前歯の生えるすき間がない
費用
約100万円(治療時)
期間
5歳8ヶ月から12歳10ヶ月 約6年2ヶ月
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

5歳8か月の女の子です。
治療前の写真で、下の前歯の永久歯の生えるすき間がないことがわかります。このままですと、乱ぐい歯(叢生)になってしまうことでしょう。
上の歯のキレイに並んでいるように見えますが、乳歯より永久歯は遥かに大きいので、将来の成長を考えても、上の歯が並びきらないことが予測できます。
未就学~小学低学年の時期は、ほとんどのお子様にとって、将来の歯並びを考える絶好の機会です。
この時期は、家にいる間だけ装置をつければよいので、簡単に始めることができます。
学年が上がったところで固定式の装置を使ったり、インビザラインを使ったりして、その時にあった治療法を選択してゆきます。この症例は、よい時期に始めることができましたので、抜歯を避けることができた例です。

(症例16)歯並びが気になる

(症例16)歯並びが気になる
費用
約89万円(治療時)
期間
約5年1か月
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

上下とも歯並びが狭いケースです。特に上は、歯が重なりあっていて、八重歯になっています。(叢生を伴う犬歯の低位唇側転位)
このまま、経過を観察していても、正しく並ぶことはありませんので、矯正治療をはじめました。
前歯が重なりあう、この歯並びは、舌の収まる空間が狭いので、気道が狭くなりやすくなり、健康には、よろしくないと言われています。
そこで、上あごの治療には、急速拡大という骨格的な治療を行い、横幅を広げた後、前歯を歯並びの中に収めてゆきました。早期に治療を始めることができたので、骨格的な歪みを起こすことなく、歯を抜くこともなく、見た目の改善ができ、鼻通りも良くなり、健康面にも良い結果をだせました。

(症例17)下の歯の生え変わりが気になる。乳歯が抜けていないのに、永久歯が生えてきた。

(症例17)下の歯の生え変わりが気になる。乳歯が抜けていないのに、永久歯が生えてきた。
費用
約89万円(治療時)
期間
約5年 6歳9か月(初診時)8歳5ヶ月(矯正スタート)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

ワイヤー矯正で仕上げた例です。
初診時は6歳9ヶ月の女の子でした。キレイに並んでいるようですが、乳歯と永久歯との大きさの差や今後の成長を考えますと、おそらくキレイに並んでいかない事が予測されました。適切な治療開始時期を見極めるために定期健診を始めました。 8歳5ヶ月となり、永久歯が下の4本の前歯は生えそろい、上の歯は、2本の前歯が生え、2本の前歯が生えかけ、歯の重なり具合が、ある程度予測できたところで矯正開始です。

治療は、最初に取り外し式の入れ歯のような装置で下の歯をある程度並べた後、マウスピース型の矯正装置で、全体的に整え、ワイヤー矯正で仕上げた例ですが、ワイヤー矯正の期間は約3ヶ月と短い期間で終了しています。
元々の状態が、そこまで悪い状態でなかったのも影響がありますが、事前の定期健診と適切な時期での治療開始のおかげで、少ない労力と短い治療期間の両方を達成できた良い例だったと思います。矯正治療を終了した13歳時点で永久歯に虫歯をつくらなかったので、この子は一生むし歯になる確率が低いままになると言えます。とても素晴らしいことです。
装置が複雑になるほど、治療期間が長くなるほど、むし歯リスクが上がってしまいます。また、矯正治療に関わらず、むし歯は生活習慣病の一つだと言われています、普段のご家庭でのセルフケア、歯科医院でのプロフェッショナルケアの両軸が、上手くかみ合って成り立ちます。当院では、皆さまの一生歯で困らない人生を応援したいと思います。

(症例18)下の歯がガタガタしている

下の歯がガタガタしている
年齢
初診時年齢6歳6ヶ月
性別
女性
期間
約10年
費用
約113万円(治療時)
  • リスク清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

下の歯が生え変わってき始めたくらいの女の子です。歯科医院に歯並び相談にくるには、一番良い時期です。

上下ともキレイにすき間なく並んだ乳歯(子どもの歯)から大人の歯が2本生えた状態です。すき間がないので、少しガタガタしています。生え変わりがさらに進むと、間違いなく並びません。 そこで、拡大床と呼ばれる、顎を少し広げる装置で歯を並べてゆきました。

全ての乳歯が生えかわったところで確認しますと、少し出っ歯に成長していることがわかりました。上下のバランスを考えて、上の歯を全体的に奥に移動させてゆきました。 移動が終わった後に、インビザラインで、整えて終了です。

(症例19)下の前歯の生えるすき間がない

下の前歯の生えるすき間がない
年齢
初診時年齢7歳
性別
女性
期間
7歳から14歳7ヶ月までの約7年7ヶ月
費用
約80万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

7歳の女の子です。

治療前の写真で、下の前歯の永久歯の生えるすき間がないことがわかります。最初の永久歯はギリギリ生えるでしょうけど、次の永久歯の生える隙間はありません。このままですと、乱ぐい歯(叢生)になってしまうことでしょう。 上の歯のキレイに並んでいるように見えますが、乳歯より永久歯が遥かに大きいので、将来の成長度合いを考えても、上の歯も並びきらないでしょう。 未就学~小学低学年の時期は、ほとんどのお子様にとって、将来の歯並びを考える絶好の機会です。
この時期は、家にいる間だけ装置をつければよいので、簡単に始めることができます。
学年が上がったところで固定式の装置を使ったり、インビザラインを使ったりして、その時にあった治療法を選択してゆきます。この症例は、よい時期に始めることができましたので、抜歯を避けることができました。

(症例20)下の前歯の生えるすき間がない

下の前歯の生えるすき間がない
年齢
初診時年齢8歳3ヶ月
性別
女性
期間
8歳3ヶ月から15歳9ヶ月 約7年6ヶ月
費用
約97万円(治療時)
  • リスクお子様の協力の必要、清掃不良による虫歯、痛みを伴うことがあります。

8歳の男の子です。

治療前の写真で、下の前歯の永久歯の生えるすき間がないことがわかります。最初の永久歯はギリギリ生えていますけど、次の永久歯の生える隙間はありません。このままですと、乱ぐい歯(叢生)になってしまうことでしょう。
上の歯のキレイに並んでいるように見えますが、乳歯より永久歯が遥かに大きいので、将来の成長度合いを考えても、上の歯も並びきらないでしょう。
未就学~小学低学年の時期は、ほとんどのお子様にとって、将来の歯並びを考える絶好の機会です。
この時期は、家にいる間だけ装置をつければよいので、簡単に始めることができます。
学年が上がったところで固定式の装置を使ったり、インビザラインを使ったりして、その時にあった治療法を選択してゆきます。この症例は、よい時期に始めることができましたので、抜歯を避けることができました。
このケースは、過蓋咬合と呼ばれるみ噛み合わせが深い状態(噛み合わせた時、下の歯が見えない状態)でしたので、インビザラインではなくワイヤー矯正で仕上げました。インビザラインは、過蓋咬合の改善には向いていません。

矯正は、歯並びに疑問や不安を感じられた時が相談時期です。
思わしくない歯並びは、ほとんどの場合、より悪くなります。 今すぐ、ご相談にいらしてください。

小児矯正の料金表

検査・診断料、装置料、保定装置料を含みます。

1期矯正(乳歯から小学校卒業まで)
570,000円
2期矯正(1期矯正(小児矯正)を終えて、第二大臼歯までを並べる矯正)
570,000円
LINE矯正相談
オンライン診療予約 オンライン診療予約 LINEで矯正相談