2021年03月28日 12:21
口元の美意識が高まっている今、歯を真っ白にするホワイトニングが気になるという方も多いと思います。真っ白の歯と黄ばんだ歯では、相手に与える印象や写真写りが全く違ってくるため、白い歯に憧れる方も多いでしょう。
最近では「ホワイトニング」という名が付いた歯磨き剤や、セルフホワイトニングなどの文字をよく見かけますが、安心してホワイトニングを受けるためには、やはり歯科医院で行うのがいちばんです。今回は、ホワイトニングを歯科医院で受けることによる重要性などを中心にお話いたします。
歯を真っ白にするホワイトニングに憧れて自分もホワイトニングをしたい、でも通うのは高いし面倒・・・とお思いの方は多いのではないでしょうか。確かにご自身が通う歯医者がホワイトニングを取り扱っていなかったり、費用が高い、通院が面倒と感じることはあると思います。確かにオフィスホワイトニングもホームホワイトニングもそれなりの費用が必要になります。
今のホワイトニングブームの波に乗り、「セルフホワイトニング」や「ホワイトニングバー」なる文字もよく見かけるようになります。こういった類のホワイトニングは歯科医院よりも敷居が低く、価格も歯科医院で行うホワイトニングに比べて安価であることから、「行ってみようかな」と言う気持ちになるのではないでしょうか。
またネット通販にはたくさんのホワイトニンググッズが販売されており、自宅で手軽にできるホワイトニングキットなどがつい目に行くと思います。
このように、歯科医院以外でもホワイトニングを受ける、または自分で行うことができる世の中になり、より身近にホワイトニングを感じることができるのではないかと思います。
しかしながら、こういった手軽にできるホワイトニングには注意すべき点が多々あるのです。そしてそれが思わぬトラブルに繋がってしまうことがあり、注意が必要です。
歯科医院でホワイトニングを受けることが大切な理由は「ホワイトニングを行っても問題がないかどうか」という診断が必要だからです。歯の状態によってはホワイトニングができないからです。
例えば歯にヒビが入っている人や重度の知覚過敏がある方は、ホワイトニングができません。ホワイトニングの薬剤が歯に悪影響を与える可能性があるからです
また重度の歯周病や大きな虫歯がある方も、先にホワイトニングができない場合がほとんどです。無カタラーゼ症という疾患がある方も、ホワイトニングができません。
このような症状があるかどうかは、歯科医師の診断でしかわかりません。もし気付かずにホワイトニングを受けて後から重篤な影響が出てしまった場合、やはりちゃんとした歯科医院で受けるべきだったと後悔することになるでしょう。
セルフホワイトニングやホワイトニングバーでは歯科医師は常駐していないことがほとんどです。歯科医師の診断なしでホワイトニングを行い、後で万が一トラブルが起きた場合も、全て自己責任となるでしょう。
トラブルを未然に回避し、安全かつ確実に歯を白くするためには、必ず歯科医師の診断を受けましょう。そのためにも、歯科医院で受けなければいけないことをまず理解しておく必要があります。。
2021年03月17日 13:31
インビザラインによる矯正治療に欠かせない光学スキャナ・iTero。最近では最新型のiTero 5Dを導入している医院も増えてきました。
インビザラインの型取りに欠かすことができないiTeroは、従来のiTero3Dモデルでも十分可能です。しかし最新型のiTero 5Dは。従来モデルにはない機能を備えており、インビザラインの型取りだけでなく、虫歯の早期発見という歯の健康維持にも大いに役立てることができることが大きな特徴です。今回は。より優れた機能を搭載しているiTero 5Dの虫歯治療との関連性について注目してみました。
インビザラインはアライナーを交換しながら目的の歯並びへと導く治療法です。そのためにはより確実な歯の動きや予測、精密なアライナーの作製が欠かせません。まずはiTeroを使って口腔内をスキャンし、歯科医師の予見による歯の動きをシュミレーションします。その後出来上がったアライナーを交換しながら歯を少しずつ動かしていくところは3Dも5Dも変わりません。
iTeroの第一の目的は、光学スキャナーを使ってより精密に口腔内の状況を把握し、治療計画に合ったアライナーを作製することです。
では従来の3Dモデルと最新の5Dモデルはどこが違うのでしょうか。それは「NIRI」という、エナメル質の脱灰を早期に発見できる機能を搭載していることです。
エナメル質の脱灰は、ある程度白っぽく濁ってこないと肉眼ではなかなか見つけにくいものです。それが歯と歯が隣接している部位では、なおさら発見が困難です。
iTero 5Dに搭載されている「NIRI」は、撮影と同時に近赤外線を出してエナメル質の脱灰具合を確認することができるという、とても優れた機能です。平面の画像であるレントゲン写真だけでは発見しにくい隣接面の初期虫歯を早期に発見できること、それがiTero 5Dの持つ大きな武器と言えます。
虫歯はある程度進行しないと痛みなどを感じません。しみる、痛いといった症状が出たころには歯を削って詰める処置が必要になってきます。歯はいちど削ると二度と元に戻らないだけでなく、いちど治療した歯はその後、二次カリエスのリスクを背負うことになるのです。
もしエナメル質の脱灰を早期に発見することができれば、歯を削らずに再石灰化を促すことが可能となり、歯の健康維持に繋がります。
インビザラインでの矯正治療をお考えの方はもちろん、虫歯が心配だという方にとって、このiTero 5Dは歯の健康維持に大きな役割を持つのではないでしょうか。
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