新生活が始まる季節に見直したいお口の健康習慣【山陽小野田市公園通り歯科】

2026年04月10日 09:18

新生活が始まる季節に見直したいお口の健康習慣

 春の暖かさを感じる4月は、新年度のスタートや新生活の始まりなど、日常が大きく切り替わる時期です。環境の変化に合わせて生活リズムが変わりやすいこの季節は、実はお口のトラブルが起こりやすくなる時期でもあります。今回は、4月に特に意識したい口腔ケアのポイントや、季節特有のリスク、そして今年こそ習慣化したいメンテナンスについて詳しくお伝えします!


■ 4月はむし歯・歯周病のリスクが上がる?

 新しい生活環境に入ると、睡眠時間が変わったり、食事の時間が不規則になったりと、生活リズムが乱れがちです。それに伴い、歯磨きのタイミングが崩れることも多くなります。特に、忙しさや環境の変化から「つい寝落ちしてしまう」「朝の歯磨きを忘れてしまう」といったケースが増えると、プラーク(歯垢)が蓄積し、むし歯や歯肉炎を引き起こす原因となります。

 また、4月は歓迎会や食事会が多い季節です。糖質やアルコールの摂取量が増えることに加え、食べる回数が増えると、口腔内が酸性に傾きむし歯になりやすい環境が続きます。「食べる回数が増える=むし歯のリスクが上がる」という点は意外と知られておらず、4月は特に注意が必要です。


■ 花粉症とお口の乾燥にも注意

 春といえば花粉症の季節ですが、花粉症は鼻づまりによって口呼吸を引き起こしやすく、口腔内の乾燥を招きます。口の中が乾くと、唾液の自浄作用が低下し、むし歯・歯周病・口臭のリスクが高まります。

口腔乾燥を防ぐためのポイント

  • こまめな水分補給

  • 加湿器の利用

  • 鼻づまりの場合は耳鼻科での治療も検討

 特に花粉症薬の一部には「口が乾きやすくなる副作用」があるものもあり、春先のお口環境は普段より不安定になりやすいことを覚えておきましょう。


■ 4月は予防歯科を始めるのに最適な時期

 新年度のスタートは「定期メンテナンスの習慣化」にも最適なタイミングです。

● 歯科検診の頻度は?

一般的には 3〜4ヶ月に1度 の定期検診がおすすめです。
これは、歯石の再付着や歯周病の進行スピードがこの期間に重なりやすいためです。

● 定期メンテナンスでできること

  • 歯石の除去

  • プラークの徹底的な清掃

  • 歯ぐきの状態チェック

  • むし歯の早期発見

  • 歯磨き方法の見直し

 特に4月は「新しいスケジュールが固まる時期」でもあるため、このタイミングで歯科メンテナンスを予約に組み込むと、その後の習慣として続けやすくなります。


■ 4月はお子さまの歯科受診にもおすすめ

 新学期が始まる4月は、学校歯科検診が近づく時期でもあります。学校検診は大まかなチェックが中心のため、細かいむし歯や初期むし歯は見逃されることもあります。

特に見逃されやすいポイント

  • 初期むし歯(白濁した斑点)

  • 奥歯の溝の深いむし歯

  • 歯並びの異常の初期兆候

  • 歯ぐきの炎症

 学校検診の前後に歯科医院でしっかり診てもらうことで、早期に対処でき、痛みが出る前に治療を終えることができます。


■ 新生活のストレスで「食いしばり・歯ぎしり」が増える?

 4月は環境変化によるストレスがかかりやすいため、無意識の食いしばりや歯ぎしりが増える時期でもあります。
これらの習慣は自覚がないまま進行し、以下のような症状を引き起こすことがあります。

  • 朝起きると顎が疲れている

  • こめかみが痛い

  • 歯がしみやすい

  • 奥歯がすり減っている

  • 知らないうちに歯が欠けている

 対策としてマウスピースの使用も効果的です。また当院ではボツリヌス療法もやっております。気になる方はお気軽にスタッフまでお声掛けください。


■ 4月に始めるおすすめの口腔ケア習慣

● ① 夜の歯磨きを丁寧に

寝ている間は細菌が最も増えるため、夜のケアが最重要です。

● ② フロスを毎日の習慣に

歯ブラシだけでは汚れが取れません。

● ③ マウスウォッシュだけに頼らない

補助としては有効ですが、歯磨きの代わりにはなりません。


■ まとめ:新年度だからこそ、お口の健康もリセットしよう

 4月は新たな環境への期待と忙しさが重なり、ついお口のケアが後回しになりがちです。しかし、この時期にしっかりとメンテナンスを行い、正しい習慣をスタートさせることで、年間を通して健康なお口を維持することができます。

 むし歯や歯周病は「気づいたときには進行している」ことも多いため、4月のタイミングで一度チェックにお越しいただくことを強くおすすめします。新生活が始まるこの季節、ぜひご自身やご家族のお口の健康を見直してみてください。

食物繊維不足で危険信号!【山陽小野田市公園通り歯科】

2026年03月10日 10:00

こんにちは!公園通り歯科です。

いきなりですが、私たち日本人は食物繊維が不足気味なのはご存じでしょうか?

食物繊維は、腸の働きを助け、便通を整え、さらに生活習慣の予防にも役立つ第6の栄養素として重要視されています。

日本人は、昔から野菜や海藻、きのこなどの食物繊維を多く含む食材を食べてきました。

しかし、現代の日本人の食物繊維平均摂取量は、戦後直後と比べて約半分に減少し、国が定める摂取目標量を大きく下回っています。これは、食の欧米化により肉の摂取量が増え、穀物や野菜の摂取量が減少したことが主な原因と考えられています。

日本人の食物繊維の摂取目標量は18~21gですが近年の食物繊維の摂取量は約14gです。

 


歯科と食物繊維

歯科と食物繊維がどのような関係があるのでしょうか?

1.しっかり「噛む」ことで唾液の分泌を促す

食物繊維が豊富な食品(野菜、果物、全粒穀物、海藻など)は、基本的に「噛み応え」があるものが多いです。噛むことで唾液がしっかり分泌され、唾液の効果により虫歯や歯周病の予防につながります。また、噛む行為は顎の発育や口腔機能の維持にも役立ちます。

2. 食物繊維で歯や歯茎の健康をサポート

食物繊維を含む食品を摂取することで、口内環境が改善する効果が期待されます。特に硬い繊維質の食べ物を噛むことで、歯や歯茎を刺激し、汚れを自然に落とす手助けになることもあります。これにより、歯垢除去や歯茎マッサージの効果も得られます。

逆に、多くの方が食物繊維摂取不足のために口内環境が悪化しやすい条件が整ってきているのです。

それでは食物繊維について詳しくお話していきます。


食品中の食物繊維

それではどのようなところに食物繊維が入っているか見てみましょう!

主食

・白ごはん1膳(約150g):0.5gg

・玄米ご飯1膳(約150g):2.1g

・干しうどん1人前ゆで(約200g):1.4g

・食パン6枚切り1枚(約70g):1.5g

 

野菜・果物

・ごぼうゆで(100g):6.1g

・しいたけゆで(100g):4.4g

・さつまいも皮付き・蒸し(約280g):3.9g

・バナナ1本(約80g):0.9g

 


食物繊維の種類

 

食物繊維には、水に溶けない不溶性食物繊維と水に溶ける水溶性食物繊維があります。食物繊維を多く含む食品も、不溶性がほとんどです。したがって水溶性食物繊維は摂りにくいことが分かりますね。

ではこの2つの食物繊維の働きはどのように違うのでしょうか?

 

不溶性食物繊維は、水分や老廃物を吸着し、弁のかさを増やします。蠕動運動を活発化し、排便を促します。例えば、ごぼう、玄米、きのこ類、エビ・カニの殻などが該当します。

 

水溶性食物繊維は、腸内細菌の栄養源となり、腸内環境を整えます。血糖値の上昇やコレステロールの増加を抑えます。そして水溶性食物繊維にはさらに、発酵性でも分類されます。水溶性の食物繊維には、腸内細菌によって発酵されやすいものとされにくいものがあります。同じ水溶性食物繊維でも、発酵性が高い方が短鎖脂肪酸を多く作ることができます。水溶性食物繊維に含まれるものは、リンゴや海藻・ごぼう・玉ねぎ・こんにゃくなどに豊富に含まれます。

短鎖脂肪酸とは発酵性食物繊維やオリゴ糖などが腸内細菌により発行分解されてできる酸のことです。腸のエネルギー源となって、腸を元気にしてくれます!

不溶性・水溶性食物繊維は働きが異なるため、どちらもバランス良く摂取することが大切です。摂りにくい水溶性食物繊維は、栄養補助食品(サプリメント)を上手に取り入れることもおすすめです。

 


短鎖脂肪酸

 

では短鎖脂肪酸についてもう少し詳しく見ていきましょう!

短鎖脂肪酸とは腸の栄養素になってくれるといいましたが実際にどのようなことをしてくれているのでしょうか?

・腸の蠕動運動を促進→便秘解消

ミネラルの吸収を助ける

・肝臓での脂質合成を抑制→コレステロールを下げる

免疫力を高める

腸のエネルギー源になる

腸内が酸性に保つ→善玉菌がすみやすい

ではなぜ腸内環境が整うだけでこのような効果が出るのでしょうか。

 


腸の不調は体の不調

 

私たちの腸内には約1000兆個もの腸内細菌がすんでおり、人それぞれ持っている菌の種類や数は異なります。

最近ではその多様性、つまりいろんな種類の菌がバランスよくいることが重要であるとも言われています。そんな腸内環境は大きく善玉菌と悪玉菌に分けられ、常に勢力争いをしています。

善玉菌が優勢になると…美肌、整腸作用、免疫力アップ、正常便など

悪玉菌が優勢になると…むくみ、肌荒れ、冷え、下痢、便秘など

善玉菌は良いイメージ、悪玉菌は悪いイメージというのはあったと思います。実際に体にもこのような体調の変化をもたらすのです。

そして善玉菌はただ取ればいいというわけではないのです。

 


シンバイオティクス

 

腸内環境に良い食品といったらヨーグルトを思い浮かぶ方が多いのではないでしょうか。発酵食品に含まれるビフィズス菌や乳酸菌などをプロバイオティクスといいます。しかし、いくら善玉菌を摂取しても腸に定着しなければそのまま便として排出されます。

そこで登場するのがプレバイオティクスです。善玉菌の餌となり、銭玉菌を増やしてくれる水溶性食物繊維やオリゴ糖が該当します。このプレバイオティクスとプロバイオティクスを一緒に取るのがシンバイオティクスです。善玉菌を摂取しながら、腸内環境を整え、効果がさらに高まるといわれています。

そして当院にもプロバイオティクスに該当するロイテリ菌というものを販売しております。この商品は菌が生きたまま腸まで行く乳酸菌を使用されているため、シンバイオティクスまでするのが面倒な方にもとってもおすすめになっています。またサプリメントというよりもお菓子感覚ではじめることがき、腸内環境から口内環境の改善まで促してくれます!当院でも腸内環境を改善したい方、お口の環境を変えたい方がご愛好いただいております。気になった方はどうぞお気軽にスタッフまでご相談ください!

食物繊維はお通じをよくする効果が知られていますが、ほかにもたくさんの効果があることを知っていただけましたか?

腸のことをあまり気にされていなかった方でも、最近意識されている方でも今が腸内環境を変えるチャンスです!

歯科と食物繊維は一見無関係に思えますが、噛むことによる唾液の分泌促進や自然な口内環境の改善につながるため、どちらも健康を支える重要な要素です。

まずは毎日食物繊維+5~10gの食物繊維を心がけましょう!!

“血糖値”と“お口の健康”の深い関係【山陽小野田市公園通り歯科】

2026年02月10日 09:43

“血糖値”に注意!冬の食生活とお口の健康の深い関係

2月は一年の中でも特に寒さが厳しく、体調を崩しやすい季節です。
また、バレンタインや受験シーズン、年度末に向けた忙しさも重なり、生活リズムが乱れがちになる時期でもあります。

そんな中で、意外と見落とされやすいのが 「血糖値」と「お口の健康」の関係 です。
歯科と血糖値のつながりは一見遠いように見えますが、実は密接に関わっています。特に、糖尿病や高血糖は歯周病を悪化させる大きな要因であり、逆に歯周病が血糖値コントロールを乱すことも分かっています。

今回は、管理栄養士の視点から 2月に気をつけたい血糖値とお口の健康 について、季節ならではのポイントを含めてお伝えします。


■ 血糖値と歯周病の関係 ― “双方向”に影響し合うことがポイント

まずはじめに知っていただきたいのは、

血糖値が高いと歯周病が悪化し、
歯周病があると血糖値も上がりやすくなる

という“悪循環”が存在することです。

◆ 1. 高血糖は歯周組織を弱くする

血糖値が高い状態が続くと血管がもろくなり、炎症が起こりやすくなります。
その結果、歯ぐきの免疫力が落ち、歯周病菌に対して抵抗力が低下します。

  • 歯ぐきが腫れやすい

  • 出血しやすい

  • 歯周病が進行しやすい

という症状が出やすくなり、治療に時間がかかるケースも増えます。

◆ 2. 歯周病が血糖値を上げる

歯周病菌が出す炎症物質は、血液を通じて全身に影響します。
これがインスリンの働きを妨げ、血糖値を上げてしまいます。

つまり、

  • 糖尿病がある → 歯周病が悪化

  • 歯周病がある → 糖尿病の悪化リスク

というサイクルが起こりやすくなります。

2月は風邪やインフルエンザ、などで免疫が下がる季節です。
その分、歯ぐきの炎症も起こりやすいため、血糖値管理がいつも以上に大切になってきます。


■ 2月に血糖値が乱れやすい3つの理由

寒さやイベントが重なる2月は、意外な落とし穴が多い時期です。

① 寒さで代謝が不安定に

冬は体温を維持するため血糖の利用量が増えることもありますが、
同時に運動量が減ってしまいがちで、結果として血糖値が乱れやすくなります。

② 甘いお菓子を食べる機会が増える(バレンタイン)

チョコレートの摂取量が増える時期。
チョコレートは糖質・脂質が多く、血糖値の急上昇を引き起こしやすい食べ物です。

もちろんチョコを食べてはいけないわけではありませんが、**“食べるタイミング”と“量”**がとても重要です。

③ 温かい飲み物の甘さに油断しやすい

冬はホットドリンクを飲む機会が増えます。

  • カフェオレ

  • ココア

  • はちみつ入り紅茶

  • 甘酒

などは“飲むお菓子”と言われるほど糖質量が多く、血糖値を上げやすい飲み物です。


■ 管理栄養士おすすめ!2月の血糖値ケアとお口にやさしい食習慣

ここからは、歯科の管理栄養士として特におすすめしたい食生活のポイントを紹介します。


① “食べる順番”で血糖値の急上昇を防ぐ

食べる順番はとても重要です。

野菜 → たんぱく質 → 炭水化物(糖質)

この順番を意識するだけで、血糖値の上昇はゆるやかになります。

特におすすめの冬野菜は以下の通り:

  • ほうれん草

  • 白菜

  • 大根

  • ブロッコリー

  • 根菜

食物繊維が多く、満腹感も得られやすいため、食べすぎ防止にも役立ちます。


② 間食は“低GI食品”を活用

バレンタインシーズンで甘いものを楽しみたい方には、次の選択肢がおすすめです。

  • カカオ70%以上のチョコレート(GIが低め)

  • ナッツ類

  • ヨーグルト(無糖)

  • りんご・いちごなど冬の果物(食べすぎは注意)

特にカカオ濃度の高いチョコレートはGIが低く、血糖値の上昇が緩やかです。


③ 温かい飲み物は“無糖に調整”が基本

冬のホットドリンクは次のように工夫してみましょう。

  • ココアは無糖のものを使用

  • 甘酒は薄めて飲む

  • はちみつは小さじ1以下に

  • カフェオレは無糖+牛乳の量を増やす

  • 紅茶や緑茶は基本的に無糖

“飲み物の砂糖”は気づきにくいので注意が必要です。


④ 食後のブラッシングは特に大事

血糖値が高い状態は、歯周病菌が増えやすい環境です。
そのため、食後30分〜1時間以内の歯磨きが非常に効果的です。

  • 歯ブラシ

  • 歯間ブラシ

  • フロス

  • マウスウォッシュ

なども適宜活用して、お口の中の細菌を減らしましょう。


■ 歯科でできる血糖値管理支援

歯科では、「お口の清掃」「歯周病治療」に加えて、管理栄養士による栄養相談を通して血糖値ケアも行えます。

● 食事の回数・タイミング
● 血糖値が上がりにくい食べ方
● 甘いものとの上手な付き合い方
● 歯周病予防につながる栄養素(ビタミンC・D・オメガ3など)

これらを組み合わせて、個々の患者さんに合ったアドバイスが可能です。

“歯科で血糖値?”と思われる方もいますが、
歯周病治療と血糖値改善が同時に進むことは珍しくありません。


■ まとめ:2月は血糖値とお口の健康を見直す絶好のタイミング

寒さ・イベント・生活リズムの乱れが重なる2月は、血糖値が不安定になりやすい季節です。
そして血糖値の乱れは、歯周病の悪化や免疫力低下につながり、お口の環境にも大きく影響します。

血糖値ケア × 歯周病予防 × 正しい食習慣
これを組み合わせることで、体もお口も健康に春を迎える準備ができます。

当院では、管理栄養士による食事相談も行っています。
気になる症状がある方、食生活を見直したい方はお気軽にご相談ください。

ホリデーシーズン前に!歯科でできる年越し準備【山陽小野田市公園通り歯科】

2025年12月10日 09:05

ホリデーシーズン前に!歯科でできる年越し準備

12月に入り、街中もいよいよ年末の雰囲気が漂ってきました。仕事や学校の予定も慌ただしくなり、忘年会やクリスマス、年越し準備などイベントごとが増える時期です。そんな中でつい後回しになりがちなのが「お口の健康管理」。しかし、年末は歯科にとって非常に大切なタイミングでもあります。

今回は、「12月に歯科受診をおすすめする理由」や「冬に多いお口のトラブル」、「年末年始に向けて気を付けたいポイント」などをまとめ、皆様のお口の大掃除のお手伝いができればと思います。


■ 12月は“お口の大掃除”に最適な理由

1. 一年間の汚れをリセットできる

お口の中は、毎日の食事や生活習慣の影響でどうしても汚れが溜まりがちです。特に歯石はご自身のブラッシングだけでは取り除くことができず、放置することで歯周病の原因となります。

2. 年始は歯科が休診になることが多い

年末年始は多くの歯科医院が休診になります。「急に歯が痛くなった」「詰め物が取れた」といったトラブルが起きても、すぐに受診できない可能性があります。

12月中に一度チェックを受けておくことで、年始の不安をグッと減らすことができます。


◆ 1. 冷たい空気で“知覚過敏”が悪化しやすい季節です

冬になると、外に出た瞬間の冷たい空気を吸い込んだだけで「キーン」と歯がしみることはありませんか?
これはまさに知覚過敏の代表的な症状です。

知覚過敏は、歯の表面を守っているエナメル質がすり減り、内側の象牙質が露出することで起こります。特に、

  • 歯ぎしり・食いしばりによる負荷

  • 強すぎるブラッシングによる磨耗

  • 酸性飲料の摂りすぎによるエナメル質の溶出
    などが原因となり、冬の冷たい空気や飲み物で症状が一気に強まることがあります。

「最近なんだかしみる」「寒い日は特に痛い」という方は、早めのケアが大切です。市販の知覚過敏用歯磨き粉で改善する場合もありますが、症状が続く場合は歯科医院でのコーティングや咬合のチェックが効果的なこともあります。

「冬だけしみるから大丈夫」と放置せず、気になる方はお気軽にご相談ください。

◆ 2. 乾燥による“口腔乾燥症”の悪化

気温と湿度が下がる冬は、口の中も乾燥しやすくなります。
口が乾くことで菌が繁殖しやすくなり、

  • 虫歯のリスク上昇

  • 口臭の悪化

  • 歯周病の進行

などにつながります。水分補給や加湿器の活用、口呼吸をしない習慣づけが大切です。

◆ 3. 年末の食生活の乱れで虫歯リスクがアップ

12月は忘年会やクリスマスなどで、お酒・甘いものを口にする機会が増えます。
特に注意したいのは以下の食べ物や飲み物です。

  • チョコレート・ケーキ

  • カラメル・飴などの粘着性の高い甘い食品

  • 酸性度の高いワインやチューハイ

  • 深夜の夜食

「頻度が多い」「ダラダラ食べる」ことが、虫歯の最大のリスクです。


■ 12月の歯科で受けたい“3つのケア”

① プロフェッショナルクリーニング(PMTC)

家庭のブラッシングでは取りきれないバイオフィルム(細菌の膜)を専用の器械で除去します。
歯の表面がツルツルになり、虫歯・歯周病予防に効果的です。

② 歯石除去と歯周病チェック

歯周病は痛みがなく進行し、気づいた時には重症化していることも。
定期検診で歯ぐきの状態を確認し、歯石をしっかり取り除きましょう。

③ ホワイトニングや詰め物のメンテナンス

年末年始は人と会う機会やイベントが増えるため、歯を白くしたいと希望される方が増えます。
また、古い詰め物や被せ物が劣化していないか確認することも大切です。


■ 年末年始に気をつけたいお口の習慣

● 「食べたら磨く」を徹底

帰宅が遅くなる日でも、寝る前の歯磨きだけは忘れずに。

● お酒を飲んだ後は水を一杯

アルコールは口の中を乾燥させ、細菌が増えやすくなります。

● 歯ぎしり対策

寒さやストレスで食いしばりが増えやすい季節。

当院では、必要に応じて咬筋の状態を測定する機器を用いて、噛む力の強さや筋肉の緊張具合をチェックしています。
過度な食いしばりがある場合は、就寝時のマウスピースで歯や顎を守ることができます。

さらに症状によっては、咬筋の緊張を和らげるボツリヌス療法についてご相談いただくことも可能です。
「朝起きるとあごが疲れる」「歯が欠けやすい」「家族に歯ぎしりを指摘された」など、気になる症状があればお気軽にご相談ください。


■ まとめ:12月はお口の健康を整える絶好のチャンス!

忙しい12月こそ、お口のケアを丁寧にすることで、新しい年を気持ちよく迎えることができます。
「しばらく歯科に行っていない」
「気になるところがあるけれど後回しにしている」
そんな方は、ぜひこの機会に受診をご検討ください。

当院では、年末にかけて予約が混み合う傾向があります。
定期検診やクリーニングをご希望の方は、どうぞお早めにご連絡ください。

皆様のお口の健康を守るお手伝いができれば幸いです。

60%以上の人が隠れ貧血!あなたは本当に大丈夫?【山陽小野田市公園通り歯科】

2025年11月10日 10:00

こんにちは、公園通り歯科です!

本日は食事のカウウンセリングの際にもよく症状がみられる「貧血」についてご紹介させていただきます。

貧血といえば、目まいや立ち眩みを思い浮かべますよね。貧血の症状はそれだけではなく、疲れやすくなったり、肌荒れ、動機、爪の変形(薄く割れやすくなる)など皆さんの生活に支障をきたす症状が多くあるんです!

また、妊婦さんが貧血だと、低体重児出産や死産のリスクが増えるという報告もあります。将来子供を産みたい女性にとっても貧血対策は重要です。

そして歯医者でよくみられるのが、嘔吐反射が激しい方です。実はそのような症状が強い方は鉄が不足している場合もあります。

もし貧血と嘔吐反射が頻繁に関連していると感じる場合は、医療機関で診断を受けることを強くおすすめします。

 


鉄の働き

  1. 身体のすみずみまで酸素を運ぶ!

    鉄分の最も重要な働きの一つ、酸素の運搬。鉄分が不足すると、酸素が十分に体に行きわたらないため、細胞レベルで元気がなくなり、不調が出やすくなってしまいます。

  2. 脳の働きをコントロールして、やる気アップ!

    鉄分は、脳の正常な働きをコントロールするために必要です。やる気を高めたり、楽しい気分にさせたりするのは、脳細胞の間で神経伝達物質が信号を送ることで起きています。その神経伝達物質をつくるときに、鉄分が必要となります。

  3. コラーゲンを増やして肌・爪・髪を美しく

    鉄分はコラーゲンの生成に関係します。コラーゲンを作るには、鉄・タンパク質・ビタミンCが必要なのです。

  4. 骨の健康に欠かせない栄養素

    骨の健康にはカルシウムと思いがちですが、鉄分も欠かせません。カルシウムに加えてタンパク質、鉄分がそろうことで丈夫な骨が作られます。

  5. 免疫力を高めます!

    鉄分は免疫に関わる白血球の働きに関係しています。鉄分が不足すると免疫力が落ちるので、風邪を引きやすかったり長引きやすかったりします。


鉄不足が引き起こすお口のトラブル

鉄不足によって以下のような口腔内の症状が現れることがあります。

  • 口内炎や口角炎

    鉄不足により粘膜が弱くなり、口内炎や口角炎が発生しやすくなります。これらは痛みを伴うことが多く、食事や会話に支障を来すことも。

  • 舌のトラブル(萎縮性舌炎)

    鉄が不足すると舌の粘膜が薄くなり、「ツルツルした舌」や「舌の痛み」が現れることがあります。これを萎縮性舌炎と呼びます。

  • 免疫力の低下

    鉄が不足すると全身の免疫機能が低下しやすくなります。その結果、歯周病や虫歯などの細菌感染のリスクが高まる可能性があります。

 


鉄分が不足しやすい理由

日本人女性の鉄の1日の推奨量は10.5㎎です。

鉄分を10㎎摂るためには・・・

・納豆(1パック50g):約7パック

・ほうれん草:約550g

・牛レバー:約250g

・かつお:約500g

・ひじき:約20g

また鉄分は「吸収しにくい栄養素」で、平均10%程度しか体内に吸収されません。

鉄分を上手にとるには・・・

  • ビタミンCを含む食品と一緒に

    ビタミンCと一緒に摂取することで吸収促進できます。

  • 動物性たんぱく質と一緒に

    動物性たんぱく質にはヘム鉄を有効に利用されるように働きかけ、非ヘム鉄の吸収率を高める効果があります。

  • 良く噛んでゆっくり食べる

    胃酸も鉄の吸収には不可欠。ゆっくり噛むことで胃酸が十分に分泌されて鉄の吸収がよくなります。

  • 栄養補助食品(サプリメント)の活用

    毎日の食事でこのようなことを意識することで鉄分の摂取量は増えていきます。これでも難しい場合はサプリメントを活用していきましょう。当院でも鉄のサプリメントを2種類販売しております。気になった方はお気軽にスタッフまでお問い合わせください。

 

過剰も危険

体内の鉄分が多ければいいというわけではありません。過剰摂取によって引き起こされる症状には、吐き気・下痢・嘔吐などがあります。私たちの体には体内の鉄分を一定に保とうとするメカニズムが備わっています。しかし、頻繁な静脈注射や輸血などの直接血管内に鉄分を入れると過剰症の危険が懸念されます。

当院で取り扱いのある鉄のサプリメントには過剰症の心配はありませんので、安心して活用されてください。

 


 

貧血

では貧血とはどのような状態を言うのでしょうか?

一般的には、ヘモグロビン値が男性で13g/dl、女性で12g/dl、高齢者で11g/dlで貧血と診断されます。しかし、ヘモグロビン値が正常であっても、体内の鉄分(貯蔵鉄)が欠乏している潜在性鉄欠乏=隠れ貧血が問題とされています。なんと約60%の人が隠れ貧血と言われているのです。

ヘモグロビンとは、赤血球の中にあるたんぱく質の一種です。酸素と結合する力が強く、全身に酸素をいきわたらせる重要な役割を担っています。成人の体内にはおよそ3~5gの鉄分が存在し、そのうちの70%がヘモグロビンに取り込まれ、体内に酸素を運ぶサポートをしています。25%は肝臓や脾臓に蓄えられていて「貯蔵鉄」と呼ばれます。残りの5%は体内での鉄の受け渡しに血液中に存在する「血清鉄」です。

では貧血にはどのような種類があるのでしょうか?

鉄欠乏性貧血

鉄欠乏性貧血は、体内の鉄分が不足して血液中のヘモグロビンが十分に作れなくなる病気です。これにより、全身が酸素不足になり、疲れやすくなるだけでなく、口の中にもさまざまな影響を及ぼします。貧血と診断された方の約7割は、鉄分不足が原因でおきる鉄欠乏性貧血です。

巨赤芽球性貧血

これはビタミンB12または葉酸の欠乏によって、体内で正常に赤血球が成熟できなくなることで発生します。ビタミンB12と葉酸は赤血球を作る際にDNAを合成するために必要不可欠であり、これらが不足すると赤血球の生産が阻害され、異常に大きな未熟な赤血球(巨赤芽球)が骨髄や血液中に残ります。巨赤芽球は正常な赤血球よりも脆弱で、寿命も短いため、貧血が進行してしまいます。

 

溶血性貧血

赤血球が通常よりも早い速度で破壊されることで起こります。通常、赤血球は120日ほどの寿命がありますが、この状態では赤血球が過早に壊され、骨髄での新しい赤血球の生成が追いつかないため、貧血の状態となります。

 

再生不良性貧血

骨髄における造血能力が低下し、赤血球、白血球、血小板などの血液成分が十分に作られなくなることで発症する病気です。この疾患の主な特徴は、血液全体の細胞数が減少する汎血球減少です。

上記のように様々な貧血が存在します。

貧血が診断された方は、ヘモグロビン値が戻ってからも貯蔵鉄が充足するまで2~3か月しっかり鉄分補給しましょう。

 


貧血は全身の健康だけでなく、お口の健康にも影響を及ぼす重要な疾患です。貧血が原因で歯ぐきや粘膜の健康が損なわれることも少なくありません。定期的な歯科検診や日常的なセルフケアはもちろんのこと、貧血の症状が気になる場合は早めに医師や歯科医師に相談することをおすすめします。健康なお口と体のために、日々の生活習慣や食事にも気を配りましょう。

 

歯周病って何?虫歯とは違うの?【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年09月10日 12:40

こんにちは!公園通り歯科です。

9月に入り、少しずつ秋の涼しさが感じられる季節となりましたね。季節の変化は心身にさまざまな影響を与える時期でもありますが、体調管理はもちろん、お口の健康管理もお忘れなく!

本日は多くの患者さんが罹患・リスクがある「歯周病」について少しお話ししたいと思います。

歯周病は、症状が進むまで気づきにくい病気であり、そのままにしておくと歯を失う原因となることもあります。実は季節の変わり目は体調だけでなく、お口の中にも変化が起こりやすい時期。ストレスやホルモンバランスの変化が歯周病のリスクを高めることもあるのです。

 


歯周病とは?

歯周病って聞いたことあるけど、私には関係がない・・と考えてはいませんか?

なんと日本人が歯を失う原因の第1位となっています。高齢になったら入れ歯になる方が多いですが、多くの方は歯周病が原因です。そして35歳以上の方の8割以上の人がかかっている無視できない国民病です。

歯周病とは、歯を支えている歯ぐきや骨などの組織が炎症を起こし、徐々に破壊される病気のことです。

主に歯と歯ぐきの間に溜まったプラーク(歯垢)にいる細菌が原因で起こります。プラークは黄白色で粘着性があり、歯の表面に頑固にこびりつきます。ブラッシングを怠ると歯と歯肉の境にプラークがたまり、歯周組織に炎症を起こして破壊していきます。

初期段階では「歯肉炎(しにくえん)」と呼ばれ、歯ぐきが赤く腫れたり出血しやすくなりますが、痛みはあまりありません。この段階では、皆さん自覚症状はありません。

進行すると「歯周炎(ししゅうえん)」になり、歯ぐきだけでなく歯を支える骨も溶けてしまいます。実はこの段階でもほとんどの方が自覚症状はありません。

最終的には歯が抜けてしまうこともあります。歯周病は歯が抜けそうな時にやっと自覚症状が生まれます。しかしその時には、抜歯の選択肢しか残っていないケースが多いです。初期・中期の段階で発見し治療を行う事が重要になります。

また、歯周病は口内だけでなく、全身の健康にも影響を与えることがありると指摘されています。

歯周病が様々な疾患や全身状態に悪影響を及ぼすおそれが指摘されています。例えば、アルツハイマー病、脳血管疾患、心臓疾患、骨粗鬆症、糖尿病や妊婦さんの場合は早産や低体重児出産などに影響を及ぼすと言われています。

歯周病がおびやかすのは歯や歯肉の健康だけでなく、あなたの全身の健康なのです。

様々な生活習慣が歯周病を引き起こしたり、歯周病を悪化させたりすることがあるので注意が必要です。

 


虫歯と何が違うの?

 

歯周病

歯周病は、歯を支えている歯茎(歯肉)や歯槽骨に影響を与える病気です。主な原因は、歯垢(プラーク)に含まれる細菌が歯茎に炎症を引き起こし、進行すると歯を支える骨が溶けてしまうことです。以下が特徴です。

  • 症状:歯茎の腫れ、出血(ブラッシング時に血が出ること)、歯のぐらつき、口臭など。
  • 進行:歯肉炎から歯槽骨破壊まで段階的に悪化します。
  • 原因:歯垢や歯石、不十分な口腔ケアが主な原因。
  • 治療:歯石除去や歯周外科手術などが行われます。

虫歯

虫歯は、歯そのものに起こる病気で、歯のエナメル質や象牙質が酸によって溶かされることが原因です。以下が特徴です。

  • 症状:歯が痛む(特に熱いものや冷たいものを食べたとき)、穴が開く、噛むと違和感がある。
  • 進行:エナメル質が削れるから、神経に到達まで進行します。
  • 原因:糖分を含む食べ物や飲み物を摂取すると、口内細菌が酸を生成し歯を溶かします。
  • 治療:歯の詰め物や根っこの治療、場合によっては抜歯の場合もあります。

違いまとめ

  1. 影響範囲
    • 歯周病:歯を支える組織(歯茎・骨)。
    • 虫歯:歯そのもの。
  2. 原因
    • 歯周病:歯垢や歯石による炎症。
    • 虫歯:食べ物を食べた後に口腔内が酸性になることによる歯の腐食。
  3. 症状
    • 歯周病:歯茎の出血、腫れ、歯のぐらつき。
    • 虫歯:歯の痛み、穴。

 

どちらも適切な予防と早期治療が必要ですので、定期的な歯科検診と正しい歯磨きを心がけましょう。

 


歯周病の引き金になる生活習慣

 

1.喫煙

煙草に含まれる有害物質が歯周組織の破壊を促進します。

 

2.歯ぎしり食いしばり

歯ぎしりや食いしばりは歯や歯周組織に大きな力をかけ歯周病を進行させていしまいます。

 

3.食習慣

栄養のバランスの偏った食事は歯周組織にも悪影響を及ぼします。また、糖分が高い食物はプラークの栄養源になります。

 

4.口呼吸

口呼吸の癖があると、口の中が乾燥してプラークがたまりやすくなります。また、唾液による自浄作用がなくなり、細菌の活動が高まります。

 

5.肥満・メタボリックシンドローム

肥満やメタボリックシンドロームの人は、歯周病になりやすいというデータがあります。

 

6.ストレス

精神の緊張状態は体の抵抗性を弱め、歯周病を悪化させると考えられています。

 

歯を健康にするには、歯だけ治せばよいわけではありません。心身の健康も大切なのです。

 


歯周病セルフチェック

当院でも多くの患者さんが歯周病に罹患されています。もしかしたら皆さんも歯周病かもしれません。

簡易的なものになりますがセルフチャックを行ってみましょう。

 

□朝起きた時に口の中がネバネバする

□ブラッシング時に出血する

□歯肉がむずがゆい、痛い

□歯肉が腫れているような気がする

□歯が長くなったような気がする

□歯と歯の間にすき間があり、食べ物が挟まる

□歯がグラグラと動くようになった

 

当てはまるものはありましたか?


歯周病ケアの4項(しこう)

  1. まずは歯垢をためないように
    できる限り毎食後、特に就寝前には丁寧にブラッシングをして、プラークを口の中にためないようにしましょう。
  2. 健康志向を大切に
    良くない生活習慣があれば、見直して、歯周病の症状や発症や悪化を助長しないようにしましょう。
  3. 歯や体の事を思考しよう
    歯や体の変化のことを日頃から考えて、変化に気を配りましょう。問題にいち早く気づき、歯科医院を受診することが大切です。
  4. 油断せずに定期健診を試行
    例え自覚症状がなくても、定期的に歯科医院で検診を受けましょう。歯科医師による確実なチェックと適切なコントロールが歯周病を予防します。

当院では、歯周病の予防や治療にも力を入れておりますので、この秋、お口の健康を見直す良い機会としてぜひご相談ください。季節とともに皆様のお口が健やかであることを願っております。

酸っぱいものは歯に良くない?【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年08月10日 12:11

こんにちは!公園通り歯科です。

今日は、意外と知られていない「酸蝕症」についてお話ししたいと思います。

歯が溶ける疾患は、虫歯だけではありません。口腔内の細菌由来でない酸が直接歯を溶かす「酸蝕症」というものがあります。口腔由来出ない酸といっても想像できませんよね。例えば、飲食物、薬剤、胃液などに含まれる酸などがあります。酸蝕症は虫歯のように痛みを伴うことなく静かに進行するため、気づいたときにはすでに歯がダメージを受けていることがあります。

なんと酸蝕症の有病率は成人の30%と言われています。多くの患者さんは自覚症状がなく、「歯が欠けたので診て欲しい。」、「歯がしみる。」、「歯が削れた。」というご相談で来院されます。

 


酸蝕症とは?

 

酸蝕症(さんしょくしょう)は、飲み物や食べ物、または胃酸などの酸が原因で歯の表面(エナメル質)が溶けてしまう状態を指します。これにより、歯が薄くなったり、知覚過敏が起きることがあります。

初期の症状としては、歯がツルツルとし、光沢のある歯になります。歯の表面が酸で溶かされることで、エナメル質がなめらかになり、通常のザラザラ感が減ります。そのため、歯が本来の状態よりも「テカテカ」「輝いている」ように見える場合があります。

酸蝕症が進行すると、エナメル質が薄くなり、その下の象牙質(少し黄色みがある部分)が透けて見えることで、歯が黄ばんだり暗く見えるようになります。また、酸によって歯の先端や噛み合わせの部分が溶けてしまい、歯の長さが縮んだように見えることがあります。さらに、柔らかい象牙質が直接露出し、歯の表面が削られることで、違和感のある凹凸が発生します。

症状としては、知覚過敏が発症されることが多いです。溶かされたエナメル質の下にある象牙質が外部の刺激に敏感になり、熱いものや冷たいものがしみたり、食事中やブラッシング中に痛みを感じたりすることがあります。また、刺激が直接神経に伝わりやすくなるため、甘いものや酸っぱいものがしみる感覚が出ます。酸による強度が低下しているため、ちょっとした衝撃や硬い食べ物を噛むだけで、歯の先端や一部が欠けることがあります。加えて、歯の形が変わり、噛み合わせがズレることで不快感が生じる場合があります。

このように症状が進行すると、虫歯になりやすくなる、歯の修復が必要になるなど、歯科医による治療が不可欠な状態になる可能性があります。初期の段階で気付くことが予防・治療にはとても重要です。

 


酸蝕症の原因となる飲食物は?

 

口腔内は通pH7の中性となっており、歯の表面(エナメル質)が溶けるpHは5.5、その中の歯(象牙質)や幼若永久歯(生えて間もない永久歯)が溶けるpHは6とされています。しかし、私たちが口にする食べ物にはこれよりも低いpHが多くあります。

実際に目にしたことある食品のpHを見て見ましょう。

 

コーラ:pH2.7、お酢:pH2.8、味ぽん:pH3.9、ヨーグルト:pH3.9、ハイボール:pH3.0、炭酸水:pH4.2

コーヒー:pH6.0、牛乳:pH6.8 、お茶:pH6.9

*商品によって多少の誤差が生じます。

 

pHが低いほど酸性が強く、pHが1下がると酸性度は10倍強くなるのです。虫歯に関わる細菌が出す酸は強くてもpH4程度なので、コーラはその10倍以上強い酸だということが分かります。同じpHでもクエン酸が加わるとエナメル質では3倍、象牙質では5倍、歯が溶けやすくなると言われています。

 


酸蝕症を引きこさない食べ物・引き起こす食べ物

 

では酸蝕症を引き起こさないためには何を食べたらよいのか?と疑問に思いますよね。大半の飲食物はpHを参考に判断すればよいのですが、pHが低いのにもかかわらず酸蝕症を引き起こさないものもあります。例えばヨーグルトはpH3.9ですが、カルシウムやリン酸が豊富に含まれているために歯は溶けません。そのほか、牛乳やコーヒーや紅茶、味が付いていない炭酸水、ビールも問題ありません。一方、ローズヒップティーなどのハーブティーの一部や、レモンティー、野菜ジュース、レモン味のタブレットやのど飴などは酸蝕症のリスクがあるので注意が必要です。

 


歯磨きについて

 

・酸性のものを飲食する直前に歯磨きをしないようにしましょう。歯を保護するたんぱく質の膜がとれてしまいます。

・やわらかい毛の歯ブラシと高濃度のフッ化物歯磨剤を使いましょう。

・フッ化物を含まない酸性の歯磨剤や洗口液は避けましょう。

・歯科での定期的なフッ素塗布がおすすめです。

 


酸性のものを飲食した後に行うこと

 

・酸性を流す、水で口をゆすぎましょう。

・嘔吐を繰り返してしまう場合は、フッ化物はフッ化物配合洗口液で洗口しましょう。あるいは、チーズ、無糖ヨーグルト、牛乳などの乳製品をとることがおすすめ!

・酸の含まれていないノンシュガーのガムや飴で、酸を出すようにしましょう。ただし、歯の状態によっては、ガムを噛むと歯が削れることがあるので注意しましょう。

 


酸蝕症から歯を守るためには原因の改善が重要です。飲食の週間や胃酸の逆流やクエン酸のサプリメントなどと原因は一人ひとり異なります。

一度当院でご相談をされてみてはいかがですか?当院では管理栄養士が2人在籍しています。お気軽にご相談ください。

虫歯はうつるの?歯磨きって本当に必要?ー予防から治療まで【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年07月10日 10:00

こんにちは、公園通り歯科です!

虫歯は多くの人が経験する身近なトラブルですが、その影響は意外と軽視されがちです。初期の段階では痛みや違和感がなく、気付きにくいのが虫歯の怖いところです。

しかし、放置してしまうと悪化し、歯だけでなく全身の健康にも悪影響を及ぼす可能性があります。本日は、虫歯の仕組みや原因、予防法から治療の流れまでをわかりやすく解説し、虫歯トラブルを未然に防ぐためのヒントをご紹介します!大切な歯を守るために、正しい情報を手に入れて今すぐ行動を始めましょう。

 


Q,虫歯はうつる?

「子どもとの食器の共有は避けたほうが良い?虫歯ってうつるの?」というご質問が良くあります。

虫歯はインフルエンザのような感染症ではないため、他人にはうつりません。

確かにミュータンスレンサ菌(虫歯原因菌)などの細菌は親などの養育者から子供へ伝播することが報告されています。

しかし、虫歯は特定の細菌だけが引き起こすわけではなく、多くの口腔内の常在菌が関わります。頻繁な糖の摂取によって、細菌により構成されるプラーク(歯の表面にできる無色のネバネバした細菌の塊のこと)中の環境が変化し、細菌の生態が崩れることで起こる非感染性の疾患です。加えて子どもとの食器の共有と虫歯の関係について調査した研究結果より、有意な関連は認められませんでした。

虫歯予防の1つである歯磨きは、私たちの口腔内を清潔に保つため、そして健康を守るための基本的かつ非常に重要な習慣です。一見すると、ただ「歯をきれいにする」ための行為に思えるかもしれません。

しかし実際には口の中だけでなく、全身の健康にもつながる幅広い役割を果たしています。

それでは、なぜ歯磨きが必要なのか、詳しく説明していきます。

 


1.虫歯の予防

歯磨きの最も基本的な目的の一つが虫歯を予防することです。私たちが食事をすると、口の中に糖分やデンプンが残ります。この残った栄養分をエサにして、口内の細菌が活動を始めます。その結果として酸が作られ、歯の表面にある「エナメル質」を徐々に溶かしていきます。この状態が続くことで歯がどんどん弱くなり、深刻な虫歯につながります。

歯磨きはこの過程を防ぎます。歯ブラシを使って歯の表面や歯と歯の間にたまった食べ物の残りやプラーク(歯垢)を取り除くことで、細菌が繁殖しづらい環境を保つことができます。食後に歯と歯茎の間や歯の表面にあるもやもやと付着している薄い膜状の物質がプラークになります。なんとプラーク1㎎あたりに2~3億もの細菌が含まれているのです。いかに歯が汚れやすいか、歯磨きが大切か分かりますよね。

また、フッ素が含まれた歯磨き粉を使うことで、エナメル質を強化し、虫歯への耐性を向上させる効果も期待できます。

 


2.歯周病の予防

歯周病(歯肉炎や歯周炎)は、成人が歯を失う主な原因とされています。

歯周病は、歯と歯茎の間にプラークや歯石が溜まり、そこに細菌が繁殖して歯茎に炎症を引き起こすことで進行します。最初の段階では、歯茎が腫れたり出血したりする「歯肉炎」という状態になりますが、放置すると炎症は進み、歯を支える骨や組織まで破壊する「歯周炎」に発展します。これが進行することで歯が抜け落ちる可能性があります。

歯周病は、日本人が歯を失う原因の第1位になっています。(第2位の原因は虫歯)そして35歳以上で8割以上の人が罹患している無視できない国民病です。

また歯周病は歯の周りの病気といいながら全身に悪影響を及ぼす病なのです。歯周病は、アルツハイマー病や心臓疾患、骨粗鬆症、糖尿病や早産・低体重児出産など様々な影響を与える報告があります。

歯周病は歯磨きでプラークを効率よく除去することで、発症を抑えることができます。また、歯磨きだけでは取りきれない歯石は歯医者で定期的にクリーニングしてもらうことも大切です。

毎日の歯磨きが未来の健康への投資になっているのです!

 


3.口臭の予防

口臭はプラーク、食べ物の残り、そして細菌が原因で発生します。口の中に糖やタンパク質が溜まると、それを分解する過程で臭いを放つガスが作られます。特に舌の表面には多くの細菌が存在し、舌苔(ぜったい)と呼ばれるコーティングが形成されます。これが口臭の主な原因の一つです。

歯磨きで細菌のエサとなる物質を取り除き、さらに舌ブラシなどを使って舌をケアすることで、口臭を防ぐことができます。歯磨きは、単に「清潔感」を保つだけでなく、人とのコミュニケーションを円滑にするためにも重要な役割を果たしています。

 


4.全身の健康に与える影響

先程もお伝えしましたが、口腔内の健康状態は全身の健康に大きな影響を及ぼすことが知られています。

例えば、歯周病のある人は、そうでない人に比べて心臓病、糖尿病、認知症といった病気のリスクが高くなることがわかっています。なぜなら、歯周病菌が血流に乗って全身に広がり、炎症を引き起こすからです。

糖尿病患者の場合、血糖値が高いと歯周病が悪化し、歯周病がひどくなるとさらなる血糖値のコントロールが難しくなる、といった悪循環が発生します。このように、歯磨きを含む口腔ケアは病気予防の観点からも重要です。

 


5.お子様から高齢者まで、それぞれの歯磨きの重要性

子供の場合

乳歯は永久歯と比べてエナメル質が薄く、虫歯になりやすい傾向があります。また、子供の頃から適切な歯磨き習慣を身につけることで、大人になってからも健康な歯を保つ基盤を築くことができます。

子どもの時にどれだけ歯磨き上達できるかで、将来の病気に罹患するリスクも減少することができます。大人になってからも元気に過ごしてもらうためには、子どもの時期の歯磨き重要になってくるのです。

 

高齢者の場合

高齢者になると、唾液の分泌量が減少し、口が乾きやすくなります。これを「口腔乾燥症(ドライマウス)」と呼びます。唾液は口内の細菌を洗い流したり、酸を中和したりする役割があるため、分泌量が減ると口腔環境が悪化します。高齢者にとっても歯磨きによるケアは、虫歯や歯周病だけでなく、噛む力と栄養状態を維持するために欠かせません。この時期に適切な歯科での介入があるか無いかで口腔機能の維持が左右されます。

 


6.正しい歯磨きの方法

歯磨きは「ただ磨けば良い」というものではありません。間違った磨き方をすると、歯や歯茎を傷つけたり、汚れが十分に取れなかったりすることがあります。以下は効果的な歯磨きのポイントです

 

  • 歯ブラシを歯と歯茎の境目に当て、45度の角度で軽く小刻みに動かす。
  • 強く磨きすぎない。優しく力をかけることが重要。
  • 一回の歯磨きに最低でも2分程度かけて、全ての歯を漏れなく磨く。
  • 奥歯や歯の裏側、さらに舌の表面も忘れずに磨く。
  • 歯ブラシは1か月に一度を目安に交換する。

 

さらに、デンタルフロスや歯間ブラシを併用すると、歯ブラシでは届かない歯と歯の間の汚れもきれいに取り除けます。

正しい順番:フロス・歯間ブラシ→歯ブラシ

 


7.定期検診の重要性

歯磨きだけで口腔の健康を完全に保つことは難しいため、歯科医院での定期検診も欠かせません。専門医によるクリーニングとチェックを受けることで、虫歯や歯周病の早期発見・予防が可能になります。特に歯石の除去や、歯磨きでは取りきれない深部のケアはプロによる対応が必要です。

 


むし歯コントロールの方法

1.歯磨き 1日2回 最低2分間

2.フッ素入りの歯磨き粉 1450ppm 2㎝ ゆすぐ際は1度だけ軽く

3.飲食回数 1日4回まで

4.酸 お酒フルーツジュースは要注意

5.ドライマウス 食べたら歯磨き

➝メンテナンス 虫歯ゼロを目指しましょう


まとめ

歯磨きは健康を守るための日々の習慣です。虫歯や歯周病の予防、口臭対策といった口腔内の健康維持だけでなく、全身の健康にも深く関係しています。子供から高齢者まで、人生を通じて重要な役割を果たす歯磨きは、ただの作業ではなく、私たちの健康を左右する大切なステップなのです。正しい歯磨き方法を実践し、定期的に歯医者で検診を受けるなど、しっかりとしたケアを心がけましょう。

知らなかった口臭の原因とその解消法【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年05月01日 11:00

こんにちは、公園通り歯科です!

初夏の兆しが感じられるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。5月の風が爽やかに頬を撫で、心弾む季節が訪れました。

初夏は気温が上がり汗をかくことが増えるため、体の水分が不足しやすくなります。これにより、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなることで、口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなります。また、冷たい飲食物を摂る機会が増えると唾液の分泌が抑えられる場合もあります。

今回は、口臭の原因でもある口渇による歯への影響をお伝えしようと思います。

 


唾液の役割

まずは、唾液の役割についてご説明させていただきます。

唾液は口腔内で多くの重要な機能を担っています。第一に、唾液は食物の分解を助ける消化酵素を含んでおり、食べ物を飲み込みやすくします。また、唾液は歯や口腔粘膜を潤し、口腔内のpHを中性に保つことで、細菌の繁殖を抑えます。口腔内が酸性に傾くと、歯の表面(エナメル質)が溶けやすくなり、歯がもろくなります。さらに、酸性環境は歯ぐきにも影響を与え、炎症を起こしたり、歯周病が悪化したりします。口腔内がアルカリ性に傾くと、唾液がアルカリ性になることで、エナメル質の再石灰化を促進し、歯の強化に役立つ場合があります。しかし、歯石の付着の促進や口内の粘膜に違和感や刺激を与えることがあります。

したがって、唾液の分泌が低下すると、口腔内のpHが偏り、口腔環境が悪化しやすくなります。

唾液の管理は虫歯や歯周病などの病気の管理に繋がるのです!

 


口内の乾燥や口臭の原因

  • 気温の上昇による水分不足
    暑い季節になると汗をかきやすくなり、体内の水分が不足しがちになります。これが唾液の分泌量を減少させ、口内の乾燥や細菌の繁殖を引き起こします。

 

  • 唾液分泌の低下
    唾液には口内を清潔に保つ役割がありますが、乾燥によって唾液が不足すると、口臭の原因となる細菌が増えやすくなります。

 

  • 冷たい食べ物や飲み物の摂取
    初夏にはアイスや冷たい飲み物を摂る機会が増えますが、これが唾液の分泌を妨げることがあります。冷たいものを摂取すると唾液腺が活発に働く機会が減り、唾液分泌量が落ちることがあります。

 


口内乾燥や口臭を防ぐための対策

1. こまめな水分補給

  • 一日に1.5~2リットルの水分を目安に摂取しましょう。特に寝起きや食事後に水を飲むことで、口内を潤す効果があります。
  • 甘い飲み物ではなく、水やノンシュガーのお茶を選ぶと虫歯のリスクも減ります。
  • 冷たい飲み物ばかりではなく、常温や温かい飲み物を取り入れることで唾液腺の活動を正常化します。
  • こまめな水分補給は大切ですが、カフェインやアルコールの摂取は控えましょう。唾液の分泌量の低下や利尿作用があるため、体内の水分を減少させてより悪化した状態を招いてしまうかもしれません。

 

2. 噛む習慣をつける

  • ガムや硬い食べ物噛むことで唾液の分泌を促進できます。ガムの場合はシュガーレスタイプのガムがおすすめです。よく噛んで食べることで唾液の分泌が活発になり、口内の乾燥を防ぎます。

 

3. 口内ケア

  • デンタルフロスやマウスウォッシュを使用して、口内を清潔に保ちましょう。
  • 特に寝る前は、丁寧な歯磨きと合わせて舌の表面の汚れ(舌苔)を取り除くことで口臭を予防できます。
  • 当院で販売しているロイテリ菌のタブレットを取り入れる事で、口臭そのものの原因菌を抑制することができます。ロイテリ菌の口臭への効果は4.5倍です!

 

4. 加湿の工夫

  • エアコンの使用が増える時期なので、室内の湿度を保つことが乾燥予防に効果的です。加湿器を使うか、濡れタオルを部屋に干すと良いでしょう。

 

5. 規則正しい生活

  • ストレスや睡眠不足も唾液の分泌量に影響を及ぼします。規則正しい生活を心がけ、免疫力を高めることが重要です。

 


水分補給と歯の健康の関係

  • 唾液は歯を保護する役割があり、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える効果があります。水分補給を適切に行うことで、口内の乾燥を防ぎ、唾液の働きをサポートできます。
  • 水分不足が続くと口内環境が乱れ、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、特に注意が必要です。

 


口渇と歯周病の関係

①唾液の減少による口内環境悪化

  • 唾液は口内を潤し、細菌の増殖を抑える役割があります。また、唾液に含まれる酵素や抗菌成分が歯や歯茎を守る働きをします。
  • 口渇が進むと唾液が減少し、歯周病菌(プラーク)が増え、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。

 

②自浄作用の低下

  • 通常、唾液は食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」があります。口渇の状態ではこの機能が低下し、プラークが歯や歯周ポケットに溜まりやすくなり、歯周病のリスクが高まります。

 

③炎症の悪化

  • 乾燥した口内は炎症が起こりやすく、歯周組織(歯茎や歯周ポケット)が弱体化します。その結果、歯周病が進行しやすくなります。

 


 

初夏は暑さが増してくる一方で、体も口内も影響を受けやすい時期です。口内の乾燥や口臭を防ぐために日々のケアを心がけ、健康的な口内環境を維持しましょう!またご自身でケアが難しい所は、、定期的に歯科医を訪れることで、口渇感による悪影響を軽減し、健康的な口腔環境を維持することが可能です。

当院のスタッフにお気軽にご相談ください!

歯ぎしりの原因と影響―そのまま放置するとどうなる?【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年03月13日 12:19

こんにちは!公園通り歯科です!

近年、歯ぎしりに悩まされる方が増えています。

朝起きたときに顎が痛い、家族から夜中に歯ぎしりの音を指摘された、同じ場所の詰め物や被せ物が頻繁に壊れる・・これらは歯ぎしりが原因かもしれません。

知らず知らずのうちに歯に大きな負担をかけてしまう歯ぎしりですが、放置すると歯や顎関節に深刻なトラブルを引き起こす可能性があります。

今回は、歯ぎしりの原因やその対策、そして歯科医院でできる治療法についてわかりやすく解説していきます。

歯ぎしりにお悩みの方、ぜひご覧ください!

 


 

・影響

歯ぎしりは、長期的に見て歯や健康にさまざまな影響を及ぼす可能性があります。以下に主な影響を挙げます。

 

1. 歯へのダメージ

  • 歯の摩耗:歯ぎしりにより、歯がすり減ってしまうことがあります。これが進行すると、歯の表面が平らになったり、咬み合わせが変化する場合があります。

 

  • 歯のひび割れや破損:過度な力がかかることで、歯が亀裂や割れを生じることがあります。

 

  • 歯の感覚過敏:エナメル質が摩耗することで、冷たいものや熱いものに敏感になることがあります。

 

2. 顎関節への影響

  • 顎関節症:顎に負担がかかることで、関節の痛みや異音(クリック音)が生じることがあります。

 

  • 顎の筋肉の緊張:朝起きたときに顎が疲れている、または痛むことがあります。

 

3. 頭痛や肩こり

  • 歯ぎしりや食いしばりによって、顔や首、肩の筋肉に緊張が生じ、頭痛や肩こりが引き起こされることがあります。

 

4. 歯周組織への影響

  • 歯茎や歯槽骨に負担がかかることで、歯周病のリスクが高まる場合があります。

 

5. 歯の寿命の短縮

  • 長期間の歯ぎしりは歯そのものの寿命を縮める原因となり、最悪の場合、抜歯が必要になることもあります。

 


・原因と対策

①ストレス

歯ぎしり・くいしばりの主な原因は、「ストレス」といわれています。ストレスを感じたときに、歯ぎしりをすると、脳内からストレス発散ホルモンが分泌されます。このホルモンが麻薬様物質といわれており、歯ぎしりが治りにくくなる原因でもあります。

歯ぎしりがストレスに起因する場合、それを軽減するためにはストレスマネジメントが非常に重要です。以下は、歯ぎしりの原因となるストレスを解消し、症状を緩和するための方法をいくつか紹介します。

 

  • 十分な睡眠を取る
    睡眠不足はストレスを増加させ、歯ぎしりを悪化させる可能性があります。規則正しい睡眠リズムを作り、毎日同じ時間に就寝・起床する習慣を取り入れましょう。

 

  • カフェインやアルコールを控える
    特に就寝前のカフェインやアルコールの摂取は、自律神経を刺激して歯ぎしりを引き起こしやすくします。これらを控えることで睡眠の質が向上し、症状の軽減が期待できます。

 

  • リラックスする時間を確保する
    好きな音楽を聴いたり、温かいお風呂に入るなど、リラックスできる時間を意識して設けましょう。体と心を休めることでストレスが軽減されます。

 

②噛み合わせの不具合

歯ぎしりの原因として噛み合わせの問題もあります。上下の歯が適切にかみ合わない場合、顎の筋肉や関節にストレスがかかり、無意識に歯ぎしりを招くことがあります。さらに詰め物や被せ物の高さが合っていない場合にも歯ぎしりの原因になることがあります。噛み合わせの調節は当院で行う事が可能です。

また歯ぎしりの対策として、マウスピース(ナイトガード)は一般的に使用される効果的な方法の一つです。マウスピースを作成することで、歯や顎への負担を軽減し、歯の損傷や顎関節症などのリスクを減らせます。まず歯型を取って患者様の歯並びや噛み合わせに合ったマウスピースを製作します。(1週間前後で作製可能)店頭やオンラインで購入できる既成のものとは違い、オーダーメイドのものはフィット感が高く、より効果的です。もし歯ぎしりが気になる場合や、朝起きたときに顎の痛みや疲れを感じる場合は、お電話や来院時にお気軽にお申し付けください。

 

③夜間低血糖

これは糖質が少なくて血糖値が下がることや、糖尿病の薬が効きすぎて血糖値が下がるのとは異なります。たとえば、就寝前に糖質の多い食事(うどんやパスタ、甘いもの)を摂ると、食後に上がった血糖値が睡眠中に急激に低下します。それを回復させようとしてアドレナリンなどのホルモンが分泌され、また急激に血糖値が上昇し、血糖値の乱高下が起こるのです。これがストレスになり、歯ぎしり・くいしばりの原因になることがあります。

 

  • 就寝時間を見直す

夕食を済ませた後、就寝までの間に2~3時間程空ける。

 

  • 過度な糖質摂取は控える

食事内容だけではなく、飲みもの、糖質の摂取状況、就寝前にお菓子などは食べてなども注意が必要です。

 

  • 生活習慣の見直し

実は歯ぎしり・食いしばりの方に、摂取してほしい栄養素が存在します。

まず1つ目が、マグネシウムです。マグネシウムは、リラックス効果の期待できる栄養素です。ナッツ類やココア、大豆、あおさ、わかめなどに多く含まれています。2つ目は、ビタミンB1の多い食材を摂ることです。低血糖時は代謝が行えないため、糖質をエネルギーに変換するときに必要なビタミンB1を摂取する必要があります。ビタミンB1は、豚肉や魚、にんにく、玉ねぎ、豆類などに多く含まれています。3つ目はビタミンB6です。ビタミンB6は、幸せホルモンと呼ばれるセロトニンの産生や睡眠ホルモンのメラトニン産生に必要に必要になってきます。ビタミンB6の多い食材は、レバーや鶏肉、カツオバナナ、ニンニクなどです。

食事だけでなく、たばこや寝酒、就寝前のカフェインの摂取なども要因の一つなどで改善が必要です。

 


 

本日は、歯ぎしり改善メニューもご紹介させていただきます。

ブロッコリーとくるみの和え物

材料(2人分):

  • ブロッコリー:1/2株(茹でる)
  • くるみ:20g(細かく砕く)
  • ツナ缶(水煮):1缶
  • 醤油:小さじ1
  • ごま油:小さじ1

作り方:

  1. ブロッコリーを一口大に切り、茹でておきます。
  2. くるみを砕いて香ばしく炒ります。
  3. ボウルに茹でたブロッコリー、くるみ、ツナ缶(油を切る)、醤油、ごま油を入れてよく混ぜます。
  4. 器に盛り付けて完成!

 

  • マグネシウム:くるみとブロッコリー
  • ビタミンB6:ツナ缶とブロッコリー
  • ビタミンB1:ブロッコリーとくるみ

 

歯ぎしりの原因はストレスや咬み合わせの不調、生活習慣など多岐にわたるため、早めに原因を特定し、歯医者で適切な対策を取ることがおすすめです。また、マウスピースの使用や生活習慣の見直しで、症状を軽減できる場合もあります。当院では管理栄養士も在籍しております。お気軽にお問い合わせください。

 

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