2020年01月27日 11:27
自宅で行うホームホワイトニングは、ご自分のペースに合わせて歯を白くできることで人気を集めています。しかし歯科医院で行うオフィスホワイトニングと違い、ついマウスピースを装着したまま長時間過ごしてしまう恐れがあります。今回は、ホームホワイトニングにおける注意点についてお話いたします。
歯科衛生士が管理をするオフィスホワイトニングと、ご自身で管理するホームホワイトニング
歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、歯科衛生士が患者さんの歯に薬剤を塗り、光を照射して歯を白くします。薬剤を塗ったあと一定時間おいてから光を照射するため、薬剤を塗ったまま長時間放置ということは絶対にありません。つまり歯科衛生士が一連の管理を行います。
これに対し、ホームホワイトニングはご自身で時間の管理を行う必要があります。薬剤を塗ってマウスピースを装着した後、家事をしたり読書をしながら時間を過ごす方が多いと思います。中にはついうとうとと眠ってしまう方も・・・。
しかし、ホワイトニングジェルの濃度にもよりますが、最大装着時間は必ず守らなければいけません。もし決められた時間を大幅にオーバーすると、歯の神経が刺激を受けて痛みを感じてしまいます。中には夜に薬剤を付けてマウスピースを装着したまま眠ってしまったという、ついうっかり話を耳にしたことがありますが、2日ほど非常に激しい知覚過敏に襲われ、痛み止めが手放せなかったようです。
このように、指示された時間をはるかに上回ってホームホワイトニングを行うと、ひどい知覚過敏に襲われる恐れがあります。マウスピースをつけたまま、ちょっと昼寝を・・・と思っている方は注意が必要です。
このように、歯科衛生士が時間の管理を行うオフィスホワイトニングと違い、ホームホワイトニングは自己k南里が大切です。先にご紹介した失敗を招かないためにもホームホワイトニングを行うときは、タイマーをセットしたり、このテレビ番組が終わったら、など具体的に時間がわかるようにしておくことが、トラブルを回避することになります。
ホームホワイトニングはとても効果が高い
ホームホワイトニングは即効性はありませんが、持続性に優れています。毎日行うことが望ましいですが、忙しい方は、1週間に2、3日でも効果が現れますので、是非継続されることをお勧めします。
当院では、患者様の状態に合わせた濃度のホームジェルをお渡ししています。またホワイトニング効果を持続するために、普段の歯磨き剤として「ジーシー PTCペースト ルシェロホワイト」を使うことで、歯の白さを長持ちさせることができます。
ホームホワイトニングの装着時間を守って、白くきれいな歯で毎日を過ごしてみませんか?
2020年01月20日 12:33
歯科医院でホワイトニングをしてもらって真っ白な歯になると、気分もウキウキしますよね。つい笑みがこぼれてしまったり、鏡で何度も白くきれいな歯を確認したり・・・。でも数日経ってふと気が付くと、歯の色が戻っているように感じたことはありませんか?今回は、ホワイトニング後の色の戻りについて考えてみたいと思います。
ホワイトニングは必ず後戻りが起こる
ホワイトニングは、ご自身の歯よりも白く仕上がることで口元が明るく清潔に見えるため、審美志向が高まる今、ホワイトニングを行う方が増えています。特に歯科医院で行うオフィスホワイトニングは、いちどの施術でかなり白い歯に仕上がるため、初めてホワイトニングを行った方のほとんどは、感激して白い歯を保つことへのモチベーションが上がります。
しかし、オフィスホワイトニングにしてもホームホワイトニングにしても、白さは永久に続くわけではありません。ホワイトニング後は、必ず後戻りが起きるのです。
ホワイトニング直後に起こる色の戻りの感じ方
ホワイトニングで真っ白になった歯でも、日常の飲食により必ず着色は起こります。しかし、ホワイトニング後2、3日ですぐに色が元に戻るということはほとんど考えられません。後戻りが必ず起こるとはいえ、オフィスホワイトニングの後戻りはだいたい3か月程度、ホームホワイトニングについては約6か月程度で後戻りが起こると言われています。
ではホワイトニング直後にもかかわらず、色が戻ってるように見えるのはどういうことでしょうか。ひとつにはホワイトニング直後の歯の状態が考えられます、ホワイトニング直後は歯の表面のぺクリルという膜が失われているため、やや白みを帯びて見えます。時間の経過とともにぺクリル膜は再生されるため、ホワイトニング直後よりも少し色が濃くなって見えるものと考えられます。
もうひとつには「目の慣れ」があります。最初はその白さに驚きますが、少しずつ目が慣れてしまうことで、その色が当たり前に見えてしまうのです。例を挙げると、毎日鏡を見ているのに気が付けば髪の毛が伸びていた、といった感覚でしょうか。また照明も関係しているかもしれません。
いずれにしても、2、3日で後戻りすることはありません。ただし少しずつ着色や後戻りは起こるため、できるだけ着色を落とす成分が入っている歯磨き剤やホワイトニング効果のある歯磨き剤などを使うことをお勧めします。またホワイトニング直後のコーヒーやカレーなど色素の濃いものは、ぺクリル膜が再生されるときに色素を取り込みやすいので、ホワイトニング後30分~1時間は着色しやすい飲食物を控えるようにしましょう。
そして定期的にオフィスホワイトニングを受けることで、白さをキープしやすくなります。
当院では、ホワイトニング後に効果を発揮する歯磨き剤「ジーシー PTCペースト ルシェロホワイト」をお勧めしています
2020年01月11日 08:40
笑った時に見える歯ぐきの色を気にしたことがありますか?鏡を見てにっこり笑った際に、歯ぐきが黒ずんでいるとせっかくの笑顔が台無しになってしまいます。では歯ぐきの黒ずみはなぜ起きるのでしょうか。今回は、歯ぐきの黒ずみについてお話をいたします。
歯ぐきの黒ずみの原因とは?
①金属が使われている差し歯によるもの・・・差し歯や被せ物の中には、金属が使われているものがあります。経年劣化により金属が溶けだし、歯ぐきの黒ずみとなって表れることがあります。特に前歯の場合、金属の被せ物が使われていると歯ぐきの黒ずみが目立ってしまいます。
②メラニン色素の沈着によるもの・・・皮膚同様、歯ぐきにもメラニン色素が沈着してしまうことがあります。特に喫煙習慣のある方は歯ぐき全体が黒っぽく変色してしまうことがあります。ピーリングで改善することはありますが、元に戻りやすい傾向にあります。特に喫煙の場合、どれだけピーリングを行ってもタバコを止めなければ歯ぐきの黒ずみは改善されにくいでしょう。
③歯周病によるもの・・・歯周病は歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨとしていますが、歯周病でも歯ぐきが黒っぽく変色することがあります。歯周病が進行すると歯ぐきの深い部分にも炎症が起こります。この場合、血液が変色してプラークと混ざり、黒っぽい歯石となって歯ぐきの下(縁下)に付着するため歯ぐきが黒ずんで見えます。
④神経を取った歯の黒ずみ・・・歯の神経を取り除いたり、歯の神経が死んでしまうとその歯の根元部分が黒っぽく変色してしまうことはよく知られています。しかし歯の神経を取り除くと歯だけでなく、歯ぐきにも変色を引き起こします。
歯ぐきの黒ずみの改善法とは?
歯ぐきの黒ずみを改善し、キレイな歯ぐきにするためには、原因に応じた処置を行わなければいけません。メラニン色素の沈着による変色は、主にピーリングやレーザー治療が行われます。ピーリングとは、薬剤を塗布して表面の川を剥離させる方法で、少ししみるような痛みがあるかもしれません。レーザー治療とは、歯科用レーザーを患部に当てる治療法です。レーザーによる治療はメラニン色素の沈着だけでなく、金属の被せ物や土台の劣化による歯ぐきの変色の治療にも使われることがあります。また金属の素材を使った差し歯や被せ物を、セラミックのものに交換し、レーザー治療と併用することで歯ぐきの変色が改善されやすくなります。
歯周病が原因の場合、歯周病の治療をしっかりと行わなければいけません。しかし歯ぐきの下に付着した黒っぽい歯石は、歯の表面についた歯石除去と同じような方法では取り除くのが困難です。手動の器具を使った歯石除去など、しっかりとした歯周病治療が必要ですが、必ずしも歯ぐきの黒ずみが改善されるわけではありません。
原因に応じた治療法で、笑顔に自信を持ってみませんか?
歯ぐきの黒ずみは、意外と目立ってしまうものです。この黒ずみがイヤで笑顔に自信がないという方は、まず黒ずみの原因が何なのか、そして原因に応じた治療を行うことで改善することが可能です。歯ぐきの黒ずみや変色でお悩みの方は、まず歯科医院に相談してみましょう。
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