ホワイトニングとは
ホワイトニングとは、歯の表面に塗った薬剤の力で歯を漂白し、歯の黄ばみをとってゆく治療(医療行為)です。もともとは、消毒のため自分の歯に過酸化水素水を塗った歯科医師がそのまま、日光浴をしてしまったところ、歯が白くなったことを偶然発見したことから、歯の漂白(ホワイトニング)の研究が始まりました。
最近では操作性もよく良い結果を出せる薬剤がでてきて、ホワイトニングは、より安全で確実なものになってきました。
ホワイトニング材について
日本では、漂白効果がある薬剤は医療機関でしか処方・使用はできません。
セルフホワイトニングサロンの薬剤は、歯の表面の汚れを落としたり、分解したりするだけのものです。
医療機関でのホワイトニング薬剤には厚生労働省が承認した薬剤と未承認の薬剤があります。
認可薬剤の特徴
- 厚生労働省が、安全性と一定の効果を認めている。
未認可薬剤の特徴
- 厚生労働省が、安全性と効果を認めていないだけで、海外でよく流通し、実績があるものを、税関を通じ歯科医師が個人輸入で入手する。
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ただし、使用時には、患者さんに対して次のような詳しい説明が必要である。
- ①未承認医薬品等であること
- ②入手経路等
- ③国内の承認医薬品等の有無
- ④諸外国における安全性等に係る情報
- ⑤未承認医薬品等は医薬品副作用被害救済制度・生物由来製品感染等被害救済制度の救済の対象にはならないこと
こう書きますと、未承認薬剤によくないイメージを抱かせてしまったかもしれませんが、歯科医師が個人輸入で海外から材料や機材を調達することは、珍しいことではありません。海外には、国内にはない素晴らしい材料・機材がたくさんあるからです。
セルフホワイトニングサロンと歯科医院の違い
歯科医院では、
- ① ホワイトニングできる歯かどうか「診断」することができる。
- ② その歯の黄ばみ・変色の原因がホワイトニングで解決できるかどうかがわかりる。
- ③ 歯周病予防や治療済みの歯に関するお悩みなど、お口の状態に合わせてトータルに相談できる。
- ④ 「診断」ができるので、患者さんのお悩みにあった、解決方法を提案できる。
- ⑤ 「効果的で」「効率的な」ホワイトニングになるように、通院頻度や間隔などの適切なアドバイスを受けることができる。
- ⑥ 有資格者が行うので、危険は少なく、適切な結果が出る。
施術を受けるなら個室空間で
ホワイトニングは、口をあけて行う施術ですので、プライバシーが保たれた個室空間の方が落ち着いて施術を受けることができますね。
ホワイトニングのまとめ
- ホワイトニングは、歯の消毒をしようとして偶然発見された。
- 漂白効果がある薬剤は医療機関でしか原則、処方・使用はできない。
- ホワイトニングは、セルフホワイトニングサロンではなく、適切な「診断」ができる歯科医院で受けた方が、患者さんにメリットが大きい。
- ホワイトニングを受けるなら、個室空間のほうが心地よい。
例えばこんなお悩みは
ありませんか?
当院にご相談されてください
自分で行う歯みがきやホワイトニングには限界があります
※国内に一般的に流通している歯磨き剤の場合、効能の「美白」や「ホワイトニング」とは、ステイン汚れ(着色汚れ)を落として元の歯の色に近づけることを指します。一部通販サイトでは、元の歯の色より白くなる「漂白」効果をうたう歯磨き剤がありますが、厚労省未認可の海外製のものです。危険なものではありませんが、「未認可の海外製」であることを理解した上での購入が必要です。
歯の構造を知ろう
歯は、大きくわけると比較的白い表面部分のエナメル質と、その中にあり歯の神経を守るもともと黄色っぽい色をしている象牙質の二層構造です。「美白」「ホワイトニング」歯みがき粉は、エナメル質の表面についたヤニや着色汚れを落とすのに一定の効果が期待できますが、もともとの歯の色より白くすることはできません。
また年齢と共に、エナメル質が薄くなってきて象牙質の色が目立ってくると、きちんと歯を磨いていても歯が黄ばんできたように見えやすくなります。
ホワイトニングの仕組み
1) ホワイトニング材を塗り、光や熱を加えると薬剤が活性化し酸素が発生します。酸素は歯のエナメル質の色素と結びついて色素を無色透明にします。(活性化に光や熱を必要としない薬剤もあります。)
しかし、エナメル質が透明なままでは、下層にある象牙質の色が透けて見えるので、歯は白く見えません。
2)ホワイトニング材に含まれている過酸化水素水(オキシドールと同じ成分)は、エナメル質をマスキング(覆い隠す)する特性があり、この効果で歯を白く見せてくれます。
※この効果は永久的なものではなく、歯の再石灰化サイクルによって数ヶ月で徐々に元のエナメル質に戻ります。
医療機関のみ使用できるホワイトニング材
日本では、漂白効果がある薬剤は医療機関でしか処方・使用はできません。最近は、無資格者が運営するセルフホワイトニングサロンにおいて、オンライン診療を導入することで、医療機関用のホワイトニング材が使われる場合があると聞きますが、慎重な取り扱いが必要な医療機関用ホワイトニング材をセルフホワイトニングで行うのは、危険が伴う場合がありますし、オンライン診療では、むし歯等のお口のトラブルを事前に見つけることは難しいと思われますので、当院としては、お勧めはできません。安全と効果を考えますと、歯科医師による対面での診査・診断の上、歯科医師または、歯科医師の指示を受けた歯科衛生士による施術をおすすめします。
ホワイトニングは通常、複数回に分けて施術を受けご希望の白さを目指しています。というのも一度に白くしようとすると歯の表面や神経にダメージが残ってしまうからです。
歯の状態には個人差がありますから、事前の検査と施術計画が必要です。歯の健康を損なわない熱温度、薬剤の濃度で一定の期間をおきながら複数回かけて、体に負担をかけずに白い歯を手に入れましょう。
安心して治療を受けていただくために
事前の施術計画をしっかり立てましょう。
最近では、メールやお電話はもちろん、LINEで簡単なお問い合わせや予約ができる医院が増えてきました。方法や効果などに納得して施術を受けるためにまずは、診察・相談の予約をとりましょう。
ホワイトニングはこんな方にオススメです
- 歯を白くしたい
- より笑顔になりたい
- 口臭や歯周病が気になりだした
- むし歯ができるのが気になる
- 最近歯が黄ばんだ気がする
- ずっと白い歯で過ごしたい
- 入れ歯にならないように予防を心がけたい
- お口の健康からお顔、口元全体の若々しさを心がけたい
- 自信を持って笑いたい、人に歯や口元を見られるシーンがある
ホワイトニングの
メリット/デメリット/リスク・副作用
メリット
- 見た目が美しく健康的な白い歯になります。
- 薬剤の効果(酸素の力)で、お口の中のむし歯・歯周病菌が減ります。(むし歯菌、歯周病菌は酸素に弱いです。)
- ホワイトニングされた歯の表面はフッ素の取り込み能力が増えるので、むし歯に対して強くなります。
デメリット
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詰め物、被せ物の部分は白くなりません。
(むし歯や歯周病菌を減らすことはできますが)むし歯や歯周病を治す効果はありません。 -
歯の質によっては効果がでづらい場合や縞(しま)模様が表れるようになる場合があります。
(その場合は、ホワイトニングの回数を重ねると、効果が実感できるようになったり、縞(しま)模様が薄くなったりします。) - 時間が経つと徐々に後戻りします。白さを維持するには、定期的なメンテナンスが必要になります。
リスク・副作用
施術中や施術後に歯がしみる、痛む等不快な症状をだすことがあります。1日程度の時間が経つと症状はなくなることがほとんどです。
公園通り歯科では、デンタルエステクリニック独自のおもてなしから施術にいたるまで、 厳しいトレーニングを受け、資格を取得したスタッフが患者さんの接客、施術を担当します。
WHITENING -歯のホワイトニング
患者さんのお悩みやご希望に合わせて丁寧な診察をします。最小限の費用と回数で最大のl効果ができるように、歯科医師の診査・診断のもと歯科衛生士が、最も良い方法をご提案します。
CLEANING -歯のクリーニング
いつもの歯みがきでは落ちない歯の汚れや着色、口臭、歯周病予防に。クリーニング中は、優しい施術でリラックスしながら、心地のよいひとときを過ごしていただけます。
ORAL BEAUTY -口元~お顔の美白・美容
ホワイトニングやクリーニングのほかに、点滴・針を使わないプラセンタ導入などのエステプランもご用意。お顔の肌トラブル(毛穴、ニキビ跡、シミ・シワ・タルミ等)ケア、ピンク色の歯ぐきケア(歯ぐきの色素沈着の除去)もお試しください。医療機関ならではの、外側からのケアと内側からのケアをご提案いたします。
当院は、株式会社UTP(プラセンタ製品) 株式会社スピック(リポC+D) 株式会社MSS(医療用サプリ)株式会社ヘルシーパス(医療用サプリ)正規取扱医療機関です。
DENTAL -治療歯を白く
治療した歯はホワイトニングでは白くなりません。歯のホワイトニングやクリーニングで白い歯を手に入れたら「詰め物や被せ物の色が気になってきた…」「銀歯を入れたところの歯ぐきが黒ずんでる」そんなお悩みもおまかせください。セラミックをはじめ複数の素材から、被せ物や歯の土台にいたるまでメタルフリーの治療が行えます。当院の提携技工士が天然の歯のような審美治療をご用意しています(セラミック:保証期間 5 年間)。
ご予約からホワイトニングまでの流れ
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1ご予約ご来院
お電話かご来院、WEB 予約フォーム、LINEからご相談、でご予約いただけます。相談のみでもかまいません。お気軽にご来院ください。
※相談のみでも予約制です。 -
2初診カウンセリング
初めに、気になっている事、施術にあたり気にして欲しいところ、今まで行った歯医者さんで、どういうことをされて嫌だと感じられたのか。などをうかがいます。
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3各種検査と口腔内チェック
ホワイトニング前にお口の状態を歯科医師が診察します。公園通り歯科では、ホワイトニングを安全に行うために事前のレントゲン検査をおすすめしています。(レントゲン検査は希望制です。ご希望されるかどうかは、初診カウンセリングでお伺いします。)
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4検査結果のご報告と施術計画のご提示
検査の結果、歯ぐきの炎症や重度の歯周病、虫歯などがある場合は、安全確保のため治療を優先してご提案します。
ご要望に沿った結果を出すためのホワイトニングの方法・手順について、ご提示します。
公園通り歯科のホワイトニングは、すべて都度払いです。いわゆるコースをお勧めすることは、ありません。1回1回の施術にご納得されて次に進まれてください。 -
5汚れ・ステイン落とし&ホワイトニング材塗布
ホワイトニングの薬剤の効果を高めるために、最初に歯の汚れを歯科医院専用の器具をつかってキレイに落としてから歯の表面にホワイトニング材を塗ることをおすすめしています。当院ホワイトニング材は、すべて厚生労働省認可の薬剤です。オフィスホワイトニングでは、平均して2-4段階程度白くなり、施術後の不快なシミも抑えられた優れた薬剤です。
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6照射
薬剤に熱を当てて活性化させるため、ホワイトニング専用ライトを規定時間照射します。(場合により、照射の過程はないこともあります。)
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7お色の確認と今後のアドバイス
ホワイトニング前と後の歯の色の変化をご自身でご確認いただきます。
ホワイトニングの結果を長持ちさせるためのアドバイスやセルフケアの方法をお伝えします。
定期予防処置(メンテナンス)
現在の歯科医療は、今までの治療中心型(歯の形態の回復を目指すことが中心となる医療)から治療・管理・連携型(お口の働きの維持・回復を目指すことが中心となる医療)へ変わっていっています。
今までのように、悪くなったことを自覚してからの歯医者さんにゆくのでは、むし歯や歯周病の繰り返し→歯を失う→ブリッジ・入れ歯→歯の数が減ると、残った歯の負担が大きくなる→さらに歯を失う→さらに大きな入れ歯・・・の流れになってしまい、結局、歯を守ることができません。(ブリッジ・・失った歯の両隣を削り、固定した橋をかける治療法、固定式のため、噛む力は遜色ないが、支える歯に負担がかかりやすい。)
また、むし歯や歯周病菌の放置は、お口の環境の悪化だけでなく、糖尿病、高血圧、アルツハイマー型認知症、胃がん(ピロリ菌)、大腸がんとの関連が、様々な論文で指摘され始めています。
決められた間隔で、歯科医院で健診とクリーニング(定期予防処置:メンテナンス)を受けて、病気になる前に、病気の原因となる細菌を除き、病気を防いでゆくことが、健康維持には、欠かせないのです。歯科医院での「定期的な」クリーニングが、歯を守る効果があることは、1970年代の研究でわかっています。自宅での歯磨きだけでは、歯を守り切れないこともわかっています。
メンテナンスのまとめ
- 歯科治療は、治療中心から治療・管理・連携に変化していっている。
- 悪くなってからの歯医者さんでは、結局歯を失う。
- むし歯菌、歯周病菌は、糖尿病、高血圧、アルツハイマー型認知症、胃がん(ピロリ菌)、大腸がん・・・全身と関係がある
- 定期的に歯科医院で、健診とクリーニング(定期予防処置:メンテナンス)を受け、病気を「病気になりそう」な段階で見つけ、むし歯・歯周病菌の数を減らしておくことが、健康維持には欠かせない。
- 自宅での歯磨きだけでは、限界があり、歯科医院でのクリーニングがあるかないかが、一生自分の歯を守るためには、必要だと研究結果にも明らかになっている。
公園通り歯科の定期予防処置(メンテナンス)
当院でも近年は、定期的にメンテナンスに通われる方がとても増えてきています。1日の来院患者さんのうち約60%の方がメンテナンス目的です。残りは矯正の方がほとんどで、歯の治療は、本当に減ってきています。
当院では、より短時間で、すっきりしたい、効果のあるメンテナンスを受けたい、しかし、乱暴だったり、痛かったりする治療(施術)は、できれば避けたいという、患者さんのご要望に応えるべく、スタッフ一同、日々努力を繰り返しております。通常の保険のメンテナンスでは、難しいとされるバイオフィルムの除去にもこだわり、治療効果と心地よさの両立を目指しています。あの嫌な歯石とりでできるだけ痛みを出さないために、少ない刺激(パワー)で、歯石を落とせるように、超音波チップと呼ばれる、器具の先端につけ直接、歯に触れる部品について、常に性能(切れ具合)を確認しております。切れないチップで、歯石を落とそうとすると、どうしても、パワーを上げるしかなくなり、痛みがでてしまいます。逆に痛みを抑えるために、しっかりと落とすことを諦め、刺激(パワー)を落とせば、効果は期待できません。
もちろん、器具ばかりに力を注ぐのではなく、器具を操作する施術者の技術レベルも大切です。当院は、スタッフの合同・相互練習を定期的に行い、能力向上に努めております。練習はスタッフの正規の勤務時間内に行いますので、その時間は、ご予約の一部を制限しております。
また、公園通り歯科では、管理栄養士が在籍しており、食生活の面からも、むし歯・歯周病の原因を探り、クリーニングにとどまらず、根本的な予防を患者さんと一緒にめざしています。
公園通り歯科のメンテナンスの特徴のまとめ
- 当院の来院患者さんの60%は、メンテナンス目的。
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当院は、短時間で、心地よく、効果の高いメンテナンスを目指しています。
① バイオフィルムの徹底除去に目指しています。
② よく切れる器具を使うことで、より少ない刺激(パワー)で、きれいに歯石を落とします。
③ 定期的にスタッフの合同・相互練習を診療時間内に行い、施術能力の向上に努めています。 - 管理栄養士が在籍、内側からの予防ケアもご提案。
公園通り歯科annexのご案内
ホワイトニング・メンテナンス専用サロンとして「公園通り歯科annex」がオープンしました。