気になる受け口は早めに治療を

2022年07月14日 09:24

受け口は、横顔のEラインを大きく乱してしまいます。全体的な歯並びに問題がなくとも、受け口は横顔の見た目と機能に大きな影響を与えてしまいます。受け口はそのままにしておくと悪化の一途をたどってしまう恐れがあります。今回は、受け口の悪影響と早期治療の重要性についてお話をいたします。

受け口になる原因とは?

受け口は、本来なら上の前歯が下の前歯を数ミリ覆うはずが、何らかの原因で下の前歯が上の前歯を覆ってしまっている不正咬合です。反対咬合とも呼ばれており、幼少期から受け口になってしまっているお子さんもおられます。では受け口になってしまうのにはどんな原因があるのでしょうか。

1.骨格の遺伝

受け口の原因で最も多いのが、骨格の遺伝です。ご両親や親族の中で受け口の方がいらっしゃる場合、高い確率でお子さんに受け口が遺伝します。

2.歯の生え方の問題

上の歯が内側に向けて生え、下の歯が外側に向けて生えてしまった場合、噛み合わせが上下反対になってしまうため受け口に見えてしまいます。

3.舌で下の歯を押す、顎を突き出す癖が長期に続く場合

歯は力を加えると動く性質を持っています。出っ歯の原因が指しゃぶりに関連するのはよく知られていますが、舌で下の歯の裏を押す癖が長く続いたり、顎を突き出すといった癖も受け口の原因になってしまいます。

受け口の悪影響とは?

受け口というと、まず思い浮かぶのがしゃくれた顎で横顔の見た目が悪い、ということでしょう。確かに受け口が横顔のコンプレックスになってしまい、笑顔に自信を持てないのではないでしょうか。しかし受け口の悪いところは見た目だけではなく、歯や顎の機能にも悪影響を与えてしまいます。

・噛み合わせが悪く、顎に負担をかける

受け口は奥歯も前歯も噛み合わせが合っていません。噛み合わせが合っていないと顎の関節に負担をかけ、将来的に顎関節症を引き起こす可能性があります。

受け口は早期治療が重要

受け口は、そのままにしておくとますます症状が悪化する傾向にあります。自然に治ることはまずありません。受け口の治療法としては、マルチブラケットによる矯正装置がいちばん一般的です。上顎を前に出し、下顎を後方へ下げることで正しい噛み合わせに導きます。抜歯を伴うケースも少なくありません。

ごく軽度の場合、インビザラインなどのマウスピースで治療も可能ですが、骨格のズレが大きい場合は外科治療が必要と診断されることもあります。

受け口はそのままにしておくメリットは何ひとつありません。特に子どものころから受け口の傾向がみられる場合は、早期に治療を開始することでその後の治療が変わってくることがあります。

受け口が気になる方は、できるだけ早期にかかりつけ医か専門医に相談しましょう。

 

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