2020年05月21日 23:23
コロナウィルスや花粉症などでマスクが手放せなくなっています。これまであまりマスクをしていなかった方でも、コロナの影響でマスクが手放せなくなったことでしょう。そこで気付くのが、マスクの中の自分の息の臭いではありませんか?マスクの中がなんだか臭いのは、口臭だけが原因でしょうか。
口臭の原因
普段は自分の息のニオイをあまり感じることはありません。ところがマスクの中の息の臭いに「自分ってこんなに息が臭かった??」とショックを受けた方もいらっしゃると思います。口臭はエチケット対策として常に気を付けておかなければいけませんが、マスクをしていて初めて気が付くこともあります。では口臭の原因は何が考えられるのでしょうか。
・生理的なもの・・・寝起きや緊張したときなど、唾液の分泌が少ない時
・飲食物や嗜好品によるもの・・・にんにく、コーヒー、タバコなど匂いのきついものを摂取したとき
・体の健康に問題がある場合・・・蓄膿症など鼻の疾患や消化器など内臓疾患によるもの
・ストレス・・・ストレスを感じることで唾液の分泌量が減少したとき
・口腔内の疾患・・・虫歯や歯周病、加齢などによるもの
・心理的要因・・・特に口臭の原因はないにもかかわらず、自分で口臭が強いと思い込んでいる場合
このように、ひとことで口臭と言ってもその原因は様々です。
口臭の大きな原因となる口腔内の疾患
様々な要因で起こる口臭ですが、中でも口腔内のトラブルは、口臭の原因のおよそ90%を占めていると言われています。その代表が、虫歯と歯周病です。
虫歯も歯周病も、口腔内のプラークが原因で引き起こされます。プラークはお口の中に残った食べかすに、口腔内の細菌が寄り付いて作り出した細菌の塊です。このプラークに虫歯菌や歯周病菌が棲みつき、トラブルを引き起こします。虫歯が小さい場合、それほど悪臭はしません。しかし虫歯が進行すると穴が開き、そこに食べかすが詰まることで臭いがし始めます。神経まで達した場合、強烈な臭いがします。
歯周病による口臭は、何とも言えない悪臭がします。症状が進行し、膿が溜まるとひどい口臭に悩まされるようになります。
これ以外でも、合っていない金属の被せ物や舌苔、入れ歯などの人工歯の衛生状態が悪いなど、お口の中のトラブルが口臭に繋がります。
口腔内を清潔にしておくことが口臭対策になります
お口の中のトラブルが原因の場合、症状に応じた治療を行うことである程度臭いは緩和されます。これに加え、トラブルのもととなるプラークを溜めないよう、定期的なクリーニングを受けることが、お口の中の環境を整えることになり、口臭対策にもなります。
まだまだマスク生活が続きますが、お口の健康を保つよう心がけましょう。
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