歯ぐきの黒ずみの原因は?

2020年01月11日 08:40

笑った時に見える歯ぐきの色を気にしたことがありますか?鏡を見てにっこり笑った際に、歯ぐきが黒ずんでいるとせっかくの笑顔が台無しになってしまいます。では歯ぐきの黒ずみはなぜ起きるのでしょうか。今回は、歯ぐきの黒ずみについてお話をいたします。

歯ぐきの黒ずみの原因とは?

①金属が使われている差し歯によるもの・・・差し歯や被せ物の中には、金属が使われているものがあります。経年劣化により金属が溶けだし、歯ぐきの黒ずみとなって表れることがあります。特に前歯の場合、金属の被せ物が使われていると歯ぐきの黒ずみが目立ってしまいます。

②メラニン色素の沈着によるもの・・・皮膚同様、歯ぐきにもメラニン色素が沈着してしまうことがあります。特に喫煙習慣のある方は歯ぐき全体が黒っぽく変色してしまうことがあります。ピーリングで改善することはありますが、元に戻りやすい傾向にあります。特に喫煙の場合、どれだけピーリングを行ってもタバコを止めなければ歯ぐきの黒ずみは改善されにくいでしょう。

③歯周病によるもの・・・歯周病は歯ぐきが赤く腫れてブヨブヨとしていますが、歯周病でも歯ぐきが黒っぽく変色することがあります。歯周病が進行すると歯ぐきの深い部分にも炎症が起こります。この場合、血液が変色してプラークと混ざり、黒っぽい歯石となって歯ぐきの下(縁下)に付着するため歯ぐきが黒ずんで見えます。

④神経を取った歯の黒ずみ・・・歯の神経を取り除いたり、歯の神経が死んでしまうとその歯の根元部分が黒っぽく変色してしまうことはよく知られています。しかし歯の神経を取り除くと歯だけでなく、歯ぐきにも変色を引き起こします。

歯ぐきの黒ずみの改善法とは?

歯ぐきの黒ずみを改善し、キレイな歯ぐきにするためには、原因に応じた処置を行わなければいけません。メラニン色素の沈着による変色は、主にピーリングやレーザー治療が行われます。ピーリングとは、薬剤を塗布して表面の川を剥離させる方法で、少ししみるような痛みがあるかもしれません。レーザー治療とは、歯科用レーザーを患部に当てる治療法です。レーザーによる治療はメラニン色素の沈着だけでなく、金属の被せ物や土台の劣化による歯ぐきの変色の治療にも使われることがあります。また金属の素材を使った差し歯や被せ物を、セラミックのものに交換し、レーザー治療と併用することで歯ぐきの変色が改善されやすくなります。

歯周病が原因の場合、歯周病の治療をしっかりと行わなければいけません。しかし歯ぐきの下に付着した黒っぽい歯石は、歯の表面についた歯石除去と同じような方法では取り除くのが困難です。手動の器具を使った歯石除去など、しっかりとした歯周病治療が必要ですが、必ずしも歯ぐきの黒ずみが改善されるわけではありません。

原因に応じた治療法で、笑顔に自信を持ってみませんか?

歯ぐきの黒ずみは、意外と目立ってしまうものです。この黒ずみがイヤで笑顔に自信がないという方は、まず黒ずみの原因が何なのか、そして原因に応じた治療を行うことで改善することが可能です。歯ぐきの黒ずみや変色でお悩みの方は、まず歯科医院に相談してみましょう。

 

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