歯並びが悪いとどんな影響が出る?

2018年07月16日 07:44


 

歯列の整った美しい歯は、自信に満ち溢れた笑顔を作り出してくれます。口元は顔全体のイメージを作り出す非常に重要なパーツであり、相手に与える第一印象は口元で決まるとも言われています。そのため歯並びにコンプレックスをお持ちの方は、つい手で口元を隠したくなるかもしれません。

しかし歯並びの悪さは見た目の問題だけではりません。歯列の乱れは、お口の中のトラブルにも繋がってしまうのです。今回は歯並びの悪さとお口のトラブルについてお話しましょう。

歯並びが悪いことで起こる問題点

ガタガタの歯、出っ歯、オープンバイト、八重歯など、歯並びや噛み合わせの乱れに悩む方は非常に多くいらっしゃいます。そしてその悩みのほとんどが、「見た目が気になるから」だと思われます。

ところが歯並びの悪さが与える影響は見た目だけでななく、虫歯や歯周病といったお口のトラブルを招くことがあるのです。

・虫歯や歯周病リスクが高まる

歯並びが悪いと、歯ブラシがきちんと歯と歯の境目に当たりません。また重なって生えている部分は歯ブラシを縦に持って磨いても、どうしても汚れが残ってしまいます。汚れが残ると食べかすがプラーク化してしまいます。プラークは細菌の塊で主に歯と歯ぐきの境目に付着します。プラークをそのままにしておくと石灰化して歯石となり、新たにプラークが溜まって虫歯菌や歯周病菌が棲みつき、虫歯や歯周病を引き起こしてしまいます。

・発音が悪くなる

歯並びが悪いと、発音にも影響してしまいます。特に受け口や歯と歯の間に隙間がある場合、空気が漏れたような発音になり、聞き取りにくくなります。

・体の不調を引き起こし、顎関節症のリスクが高くなる

不正咬合や歯並びの乱れは噛み合わせが悪くなってしまいます。悪い噛み合わせは肩凝りや頭痛など体の不調を引き起こす原因になります。また噛み合わせがズレることで顎の関節に負担がかかり、顎関節症のリスクとなりかねません。顎関節症の原因は色々ありますが、噛み合わせの悪さもひとつの要因と考えられています。

歯列矯正を行うことで、見た目だけでなくお口と体の健康も改善される

亜並びの悪さは見た目が気になりがちですが、虫歯や歯周病などお口のトラブルの原因にもなります。歯並びの乱れはどうしてもブラッシングが行いにくいため、様々なリスクの要因となってしまうのです。歯並びが整うとブラッシングしやすくなり、磨き残しによるプラークの形成を抑制することが可能となります。

また噛み合わせの乱れを改善することで、全身の健康を良い状態に導くことができます。特に原因がないのになんとなく体の調子が優れない場合、噛み合わせの乱れが原因かもしれません。歯列矯正は歯並びを治すことだけではなく、噛み合わせを正しく整えることを目的としています。

歯並びにコンプレックスがある方、噛み合わせが気になる方はいちど歯科医院で相談することをおすすめします。

 

当院の矯正治療について

 

 

銀歯が及ぼす影響とセラミック治療について

2018年07月12日 08:13


虫歯治療の詰め物や被せ物に使われる銀歯は保険適用治療のため、安価で治療することができます。しかし銀歯の良さは、治療費を抑えることしかメリットがありません。銀歯はお口を開けたときに目立つだけでなく、金属アレルギーなど体にも色々な悪影響を与えてしまいます。今回は銀歯が与える影響と、セラミック治療による改善についてお話をいたします。

銀歯が与えるリスクについて

銀歯は虫歯治療の詰め物や、神経を取った歯の被せ物に使われます。素材は金銀パラジウム合金で保険適用のため、治療費を抑えることができます。また金属のため強度が高く、硬いものもしっかりと噛むことができます。

しかし銀歯はお口やお口以外に様々な悪影響を与えます。まずは銀歯が与えるデメリットやリスクをご紹介します。

 

・二次カリエスになりやすい

・金属アレルギーを引き起こす可能性がある

・歯ぐきの黒ずみを引き起こす

 

二次カリエスとは、治療した銀歯の下で再び虫歯が広がることで、再治療を繰り返します。金属素材は歯との密着性に問題があり、どれだけ技工物が精巧に作られても、歯と金属の間にわずかな段差が生じます。そこへ虫歯菌を含んだ唾液が流れ込み、虫歯菌が増殖して内部に虫歯が広がってしまうのです。

また銀歯は金属アレルギーを引き起こす可能性があります。金属アレルギーはイオン化した金属が溶け出し、体内へ取り込まれます。その結果口内炎や発疹などお口の中に影響が出るほか、アトピー性皮膚炎や脱毛症、頭痛や肩凝りなど、体の健康にも深刻な影響を与えてしまうことがあります。

そして銀歯は審美面においても問題が生じます。お口を開けた時に銀歯が目立つだけでなく、溶けだした金属イオンにより歯ぐきの黒ずみを引き起こしてしまいます。

 

金属を使わないメタルフリー治療で体に優しい治療を

銀歯が与えるお口の中や体への影響を防ぐためには、金属を使わない「メタルフリー治療」を行うことで改善できます。メタルフリー治療とは、その名のとおり金属を一切使わない治療です。では金属を一切使わない詰め物や被せ物はどんなものがあるのでしょうか。

・オールセラミック

・ジルコニアセラミック

・ハイブリッドセラミック

上に挙げた被せ物は金属を一切含んでいません。メタルフリー治療の場合、詰め物や被せ物をオールセラミックやハイブリッドセラミックなどにすることで、金属素材が持つ様々なリスクを回避することができます。また土台にメタルコアという金属が使われていた場合、メタルコアを取り除いてファイバーコアという土台に変え、金属を全く使わない治療を行います。

セラミック素材は審美的にとても優れており、特にオールセラミックは自然な美しさを誇り、周りの歯と自然に馴染んで美しい口元に仕上げます。しかしセラミックの優れたところは美しさだけではありません。被せ物をセラミックに変えることで、二次カリエスのリスクを低くすることができます。というのも、セラミックは歯との段差がほとんどなく、ぴったりと密着することで唾液の侵入を防ぐことができるからです。二次カリエスは再治療を繰り返し、最終的に歯を失うことに繋がります。二次カリエスを防ぐためには、セラミック治療を行うことが予防の一つとなります。

そしてセラミックは歯ぐきの黒ずみを引き起こしません。メタルタトゥーと呼ばれる歯の黒ずみは、イオン化した金属が流れ出て歯ぐきに色素沈着します。これに対しセラミック治療は金属を全く使わないため、メタルタトゥーの心配がありません。

ただしセラミック素材の中でもメタルボンドは内側に金属を使っているため、金属による影響が多少なりとも出てしまう可能性があります。

セラミック治療で美しい口元と健康な体を手に入れましょう

銀歯による影響とセラミック治療についてご説明しました。セラミック治療は金属のもつデメリットを解消し、美しい口元と健康をいれることができる治療法です。お口の中の銀歯が気になる方や、なんとなく体の不調を感じる方は、いちど歯科医院で相談してみてはいかがでしょうか。

 

当院の審美治療について

 

ココさえきれいに並んでいれば・・・!そんなお悩みには部分矯正

2018年07月06日 07:23

 


すごく歯並びが悪いわけではなけれど、前歯がちょっと歪んでいる、出っ歯を治したい・・・など、ちょっとした歯並びの乱れにお悩みの方はとても多いのではないでしょうか。特に前歯は非常に目立つ部位です。このように、前歯だけを治したい方におすすめな矯正治療「部分矯正」についてお話します。

 

部分矯正とは

部分矯正とは、動かす歯を1本から数本に限定して行う矯正治療で、主に前歯の歯並びの乱れに対して行われます。

通常の歯列矯正は歯全体に矯正装置を取り付けて多くの歯を動かします。そのため治療期間が2年~3年程度必要となりますが、部分矯正は動かす歯の範囲が狭いため、短い期間で気になる歯並びを改善する事が可能です。また費用面においても全体的な矯正と比べると負担が軽くなります。症状が比較的軽い症例に対し、部分矯正を行うことで気になるコンプレックスを解消することが可能となります。

 

部分矯正のメリットとは

部分矯正の主なメリットをご紹介します。

・治療期間が短い

前歯など気になる部分だけを治療するため、全体矯正に比べて治療期間が短く済みます。特に奥歯を動かす場合、全体矯正では2~3年かかりますが、部分矯正では6か月程度と全体矯正に比べてかなり短い期間で改善が可能です。

・費用が安い

部分的に歯並びを整えるため装着する装置が少ないため、費用を抑えることができます。どの装置で治療するかにもよりますが、全体矯正と比べると経済的な負担が軽く済みます。

・痛みや違和感が少ない

歯全体を動かす通常の矯正に比べ、歯を動かす範囲が少ない部分矯正では痛みや違和感がそれほど強く現れずに済みます。

 

部分矯正の治療について

・ブラケット矯正

歯の表面にブラケットという小さな器具を取り付けて歯を動かします。装置が目立つのが気になる方は、セラミックブラケットという透明なブラケットを洗濯することも可能です。

 

・リンガルブラケット

歯の裏側にブラケットを取り付けて歯を動かします。表側に比べて費用が高くなります。

 

・マウスピース矯正

透明のマウスピースを使って歯並びを整える方法です。ブラケット矯正と比べ、症例が限られています。

奥歯の部分矯正について

奥歯の噛み合わせを整える場合、インプラント矯正という矯正治療を行うことがあります。部分矯正では動かしたい歯にブラケットと呼ばれる装置を歯の表面に取り付けてワイヤーを通し、歯を動かします。この場合、支点となる歯にも装置を取り付けるため、状況によっては支えとなる歯も一緒に動いてしまうことがあります。このような場合、矯正用インプラントという小さな器具を歯ぐきに埋め込んで固定して歯を動かす「インプラントアンカー」という治療を行います。インプラントというと人工歯根を歯ぐきに埋め込んでその上に人工歯を装着する治療を思い浮かべるかもしれませんが、矯正用のインプラントとは、小さな器具を埋め込んで歯を動かす矯正治療法のひとつです。

 

部分矯正では対応できないケースも

前歯など気になる部分だけを改善する部分矯正ですが、歯の状態や噛み合わせによっては部分矯正では対応できない場合があり、全体矯正が必要となります。

歯並びのお悩みは人それぞれです。まずは当院にお気軽にご相談ください。きれいな歯並びを手に入れていただくためにご自身にいちばん適した治療方法をご提案いたします。

 

当院の部分矯正について

 

 

歯を失うリスクが低減!セラミック治療のメリットとは

2018年06月29日 09:21

銀歯は保険適用のため治療費を安く抑えることが可能です。確かに歯医者に通うとお金がかかるため、費用を抑えることができるのはありがたいことだと思います。しかし銀歯は再治療になりやすく、最終的に歯を失うリスクが高い治療法です。再治療のリスクを抑え、ご自身の歯を長持ちさせるにはセラミックを使った治療が効果的です。今回は銀歯とセラミック治療を比較しながらセラミックのメリットについてお話しいたします。

 

銀歯は治療費が安いことがメリットですが・・・

虫歯が神経まで達してしまうと神経を取り除き、根の中をきれいにする根管治療が必要になります。神経を取った歯は脆く、そのままでは噛むことができないため土台を立てて型取りを行い、被せ物を装着して機能を修復します。保険適用の被せ物の場合、素材は金属でいわゆる「銀歯」となります。前歯は見える部分は白いレジンで内側と裏側が金属、奥歯はすべてが金属の被せ物になります。

保険適用のため銀歯は安価で治療することが可能で、治療費を安く抑えることができることは経済的にもありがたいことと思います。

しかし銀歯には大きなデメリットがあります。それは被せ物の下で再び虫歯になる「二次カリエス」のリスクが高いことです。二次カリエスになると銀歯を外し、もういちど根の治療を行います。その際少なからず歯を削ることになるため、歯質が薄くなってしまいます。そこへまた銀歯を被せると、数年後にはまた二次カリエスになり再治療・・・と再治療を繰り返すうちに、最終的にその歯を失う可能性が高くなってしまいます。

では銀歯はなぜ二次カリエスになりやすいのでしょうか。それは金属の素材上、歯と金属がぴったりと密着しないためです。どんなに精巧に作られても、歯と金属の間にわずかな段差が生じ、そこから虫歯菌を含んだ唾液が流れ込んで内部で増殖してしまうのです。銀歯の場合、「接着」ではなく「合着」のため、ぴったりと密着しません。安く治療できるところが魅力に感じますが、再治療を繰り返すたびに治療費が必要になってしまいます。最悪歯を失ってしまったら入れ歯やインプラントなどの治療となり、結局は治療費がかさんでしまいます。

 

二次カリエスのリスクを抑えるならセラミック治療

二次カリエスのリスクを抑える最も効果的な治療法は、オールセラミッククラウンによるセラミック治療です。セラミックは白く透明感のある美しい素材で汚れにくく、審美的にとても美しい被せ物で、特に目立つ前歯オールセラミッククラウンの場合、天然歯と変わらない美しい歯を取り戻すことが可能です。同じ前歯でも、保険適用のレジンの場合、作製当初は白くても年数が経つにつれ、だんだん黄ばんで見栄えが悪くなってきます。オールセラミックは汚れにくい素材のため、白くて美しい歯を長期間キープすることが可能です。

このように審美面でとても優れているセラミック治療ですが、もうひとつ注目すべき点は、二次カリエスのリスクが低いことです。オールセラミックは歯との密着性に優れており、歯と被せ物がぴったりと密着するため唾液が流れ込む心配が銀歯よりも格段に低いという特徴を持っています。また汚れだけでなく細菌も付きにくい素材であることも二次カリエスリスクを抑えることができる要因のひとつです。

その他にも金属を使わないメタルフリーのため金属アレルギーの心配がない、歯ぐきの黒ずみの心配がないなど、審美面と機能面、そして体への安全面を考慮した治療法です。

ただしセラミック治療は保険適用外のため、高額な費用が必要となることがデメリットです。

 

セラミック治療で歯を長持ちさせましょう

セラミック治療が二次カリエスのリスクを軽減することについてお話をしました。銀歯は安価であることが魅力的ですが、歯を失うリスクが高いことがネックとなってしまいます。セラミック治療はこのようなリスクをカバーする利点を持ち合わせており、歯の寿命を長持ちさせる優れた治療だと言えます。

 

当院のセラミック治療について

 

見た目だけじゃない!健やかな歯のための小児矯正について

2018年06月27日 22:23


大切なお子さまの歯並びが気になることはありませんか?ガタガタした歯並びや出っ歯、すき間がたくさん開いている歯・・・。お子さまの歯並びが心配な親御さんは非常に多いと思います。歯並びが悪いと、成長したときに口元にコンプレックスを感じ、笑顔にも自信がなくなってネガティブな気持ちになってしまうかもしれません。しかし歯並びの悪さは見た目だけの問題ではありません。虫歯や歯周病を引き起こしやすいため歯の健康にも影響してしまうことがあります。今回は大切なお子さまの歯並びの問題と小児矯正についてお話をいたします。

子どもの歯並びが乱れる主な原因について

お子さまの歯並びで特に気になるのはデコボコとした歯並びではないでしょうか。このまま成長すると、きっとガタガタの乱杭歯になってしまうかも・・・と、さぞかし心配になることでしょう。

お子さまの歯並びが乱れる最も大きな原因は顎が小さく、永久歯の大きさとのバランスが悪いことです。顎が小さいと後から生えてくる永久歯が正しいスペースに並び辛く、押し出される形で生えてくることからガタガタの歯並びになってしまいます。

その他にも遺伝的要素、指しゃぶり、乳歯がなかなか抜けないなどが原因として考えられます。

 

歯並びが悪いまま成長すると、歯のトラブルを引き起こしやすくなる

乱れた歯並びは見た目の問題だけでなく、虫歯や歯肉炎、歯周炎など歯のトラブルを引き越しやすくなります。というのも、歯並びが乱れていると歯磨きを行いにくく、フロスを使っても歯と歯の間の汚れが落としにくいためプラークが作られやすくなるからです。プラークが形成されるとそこは細菌の温床となり、虫歯菌や歯周病菌といった歯のトラブルの引き金になってしまいます。

このように、歯並びの乱れは見た目だけでなくお口の中の病気の原因になりやすいのです。成人すると特に気を付けなければいけないことは、歯周病です。学童期は歯肉炎で済むことがほとんどですが、歯並びが乱れたまま大人になると、歯周病リスクはグンと高くなってしまいます。

 

歯並びを整えることは、歯の健康を守ることにもなります

歯列矯正と聞くと、歯並びを整えることばかりが注目されがちですが、実は歯列矯正は歯の健康を守るためのとても重要な治療です。大人になってからでも矯正は遅くはありません。しかし子どもの間に歯列矯正を行うほうがお子さまへの負担も少なく、正しく噛む習慣を得ることができるなど、メリットが多いと言えます。

お子さまの歯列矯正ではできる限り永久歯を抜かず、歯が正しく並ぶスペースを確保することを目的とした「床矯正」という治療を中心に行います。取り外し式の矯正装置を装着して少しずつ顎の骨を広げ、永久歯を正しい位置へと導くようにします。

床矯正の装置は取り外し式のためお食事や給食のときなどは外して召し上がっていただけます。また歯磨きも行いやすく、虫歯や歯肉炎のリスクも抑えることが可能で、お子さまにやさしい矯正治療法であると言えるでしょう。床矯正を終えた時点でまだ微妙な調整が必要な場合は、引き続きワイヤー矯正などを行って歯並びをきれいに整えます。

大人になってから後悔しないよう、小さいうちからお子さまに負担の少ない方法でキレイな歯並びをプレゼントしてあげてはどうでしょうか。

 

当院で行っている小児矯正について

 

目立たず歯並びを治したい!そんな方におすすめのマウスピース矯正について

2018年06月26日 06:29


歯並びが悪く、矯正治療を行いたいけれど誰にもわからずに行いたい、あのギラギラとした矯正装置に抵抗があってどうしても治療に踏み出せない・・・このようにお思いの方も多いのではないでしょうか。歯列矯正といえば、歯にボタンのようなものを装着してワイヤーを通し、歯を動かして歯並びを整える「ワイヤー矯正」が一般的ですが、その他の矯正方法として取り外し式の「マウスピース矯正」があります。マウスピース矯正はワイヤー矯正とどのように違うのか、その特徴についてご紹介いたします。

マウスピース矯正の特徴とは

マウスピース矯正とは、患者様一人一人の歯の形に合わせて作製したマウスピース型の矯正装置によって歯並びを整える治療法です。矯正装置を歯に固定しながら歯を動かすワイヤー矯正と異なり、マウスピース矯正はマウスピースを取り換えながら少しずつ歯を動かしながら歯並びを整えていきます。

 

・取り外し式のため目立たない

マウスピース矯正の最大の特徴は、取り外し可能な矯正治療であることです。よく見ないとマウスピースを装着しているのがわからないほど目立たないため、矯正治療中であることを知られたくない方や接客業など、矯正装置が目立つことに抵抗を感じる方にとても適した治療法です。

・お口の中の衛生環境を整えやすい

ワイヤー矯正は小さな装置の隙間に汚れが溜まりやすいうえ、ワイヤーが通っていることで歯と歯の間にフロスが通しにくく、虫歯リスクが高くなることがデメリットのひとつです。これに対しマウスピース矯正は取り外し式のためお口の中を清掃しやすく、衛生環境が保ちやすいため虫歯リスクが抑えられます。

・金属を使わないため、金属アレルギーや口の中を傷つけにくい

ワイヤー矯正の装置は一般的に金属素材が使われていますが、マウスピース矯正は金属を一切使いません。そのため金属アレルギーをお持ちの方でも安心して矯正治療を受けることができます。また金具で粘膜を傷つける心配もありません。

・ほとんどの症例に対して対応可能

マウスピース矯正では難症例は対応できないと思われがちですが、マウスピース矯正はあらゆる症例に対応することが可能です。歯並びの乱れだけでなく、出っ歯や開咬などといった噛み合わせの乱れを改善し、正しい噛み合わせを導くための治療を行うことができます。

 

マウスピース矯正による治療期間は?

ではマウスピース矯正の治療期間はどのくらいでしょうか。マウスピース矯正は一般的にワイヤー矯正よりも治療期間が長いと言われているようですが、それほど大きな差はないように思います。症例にもよりますが、難症例と言われているような歯並びや噛み合わせは、治療期間が長くなる傾向があります。

 

・マウスピース矯正の注意点

メリットの多いマウスピース矯正ですが。1日に決められた装着時間があり、装着時間をしっかりと守ることが大切です。取り外せるから、と何時間もマウスピースを外していると、なかなか成果が出ません。マウスピース矯正はつかの種類がありますが、指示を守りながら歯並びを整えることが大切です。

 

目立たない矯正治療で歯並びを整え、笑顔で毎日を過ごしましょう

マウスピース矯正についてお話しいたしました。歯並びが悪いと見た目だけでなく、虫歯や歯周病の原因になってしまいます。マウスピース矯正は目立たず矯正治療を行うことができるため、矯正装置が見えないマウスピース矯正で歯並びを整え、生き生きとした毎日を過ごすことができるでしょう。

歯並びにお悩みの方は、まず当院にご相談ください。

 

当院で行っている矯正治療について

 

 

 

白い歯で素敵な笑顔を!ところでクリーニングとホワイトニングはどう違うの?

2018年06月20日 10:13


くすんだ歯や黄ばんだ歯、ヤニで茶色くなった歯では、つい手で口元を隠してしまうことはありませんか?歯の色を白くする方法には歯のクリーニングとホワイトニングがありますが、この二つはどのように違うのでしょうか。

 

・歯本来の色を取り戻すクリーニング

歯のクリーニングは、日常の飲食などによって歯の表面に付着した着色(ステイン)を、専用の器械やブラシ、ペーストなどを使って取り除き、歯本来の色を取り戻す施術を言います。歯のクリーニングは保険適用のものと保険外のものがあり、保険適用のものはあくまで「病気を治す」ということが前提になることから、歯周病の検査と歯石除去が必要となります。また使用できる薬剤やペーストに限りがあり、保険適用内で使えるものしか使用できません。

いっぽう自費のクリーニングは審美性を重視するため、歯周病検査を必要としません。歯石が付いている場合ははじめに歯石除去を行いますが、必ずしも歯石除去が必要というわけではありません。自費のクリーニングの特徴は、保険では使えないような薬剤やペーストを使うことができることです。歯の汚れを落とすだけでなく歯にツヤを出したい、虫歯を予防したいなど、患者さんの要望に応じた施術を行うことができます。

なお自費のクリーニングの費用は歯科医院により異なるため、事前に確認しておくとよいでしょう。

 

・本来の歯をもっと白くしたいためのホワイトニング

ではホワイトニングはどうでしょうか。ホワイトニングは、ホワイトニング薬剤を使って自分の歯よりも白くする施術のことを言います。「クリーニングで歯のは汚れは落ちたけど、もっと歯を白くしたい」と思われる方は、ホワイトニングを受けることで真っ白な歯を手に入れることが可能です。

ホワイトニングには歯科医院で受けるオフィスホワイトニングと、歯科医院で作製したマウスピースにホワイトニングジェルを流し込んで自宅で歯を白くするホームホワイトニング、この二つを合わせたデュアルホワイトニングがあります。

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯に専用の薬剤を塗布し、光を当てて歯を白くします。オフィスホワイトニングは即効性があり、一度の施術でかなり白くすることができます。しかし後戻りが早いため、真っ白になった歯をキープするためには定期的にオフィスホワイトニングを行う必要があります。

ホームホワイトニングは、歯科医院で作製したマウスピースにホワイトニングの薬剤を流し込んで1日30分~2時間を限度に、毎日装着してじっくりと歯を白くしていきます。ホームホワイトニングはオフィスホワイトニングのように即効性はありませんが、毎日続けることで白さが長持ちし、後戻りも起こりにくいことが特徴です。

このようにホワイトニングは、ご自身の歯本来の色をより白く仕上げ、とてもきれいな口元を作り出してくれます。しかしホワイトニングを行えば、全ての歯が真っ白になるわけではありません。セラミックなどの人工歯は当然白くなりません。また抗生物質の副作用により変色した歯も、残念ながらホワイトニングでは白くすることは不可能です。その他神経を取った歯の根元の黒ずみも、ホワイトニングで白くすることは難しいでしょう。このような歯を白くするためには別の治療を必要としますので、いちど歯科医師に相談してみて下さい。

 

・白く美しい歯で、生き生きとした毎日を送りましょう

歯を白くするための方法として、クリーニングとホワイトニングについてお話ししました。どちらも歯をきれいにするための施術ですが、双方は施術法も仕上がりも全く異なります。どの程度歯を白くしたいのかにより、施術法を選択するとよいでしょう。不明な点やご希望などは、遠慮せずに歯科医師へお尋ねください。

ホワイトニング

虫歯も削らない時代に?歯を削らない虫歯治療とは

2018年06月14日 06:11

 

虫歯治療は、ドリルを使って歯を削り、虫歯部分を取り除いてプラスチックや詰め物を詰める治療法が一般的です。この方法は最もオーソドックスとはいえ、少なからず健康な歯質も削ることになってしまいます。

そこで今注目を集めているのが、歯を削らず薬で虫歯部分を溶かして治す「カリソルブ」という治療法です。今回は、カリソルブによる治療内容や費用などについてお話を進めていきます。

 

・カリソルブが適用となる虫歯とは

虫歯は、進行具合により治療内容も異なります。まず虫歯の進行具合について簡単に説明します。

C1・・・歯の表面のエナメル質が溶けて穴が開いていたり、黒っぽくなっている状態。痛みは感じない。

C2・・・虫歯がエナメル質内部の象牙質まで進行した状態。冷たいものや甘いものが滲みるようになる。

C3・・・虫歯が歯髄(神経)まで到達し、激しい痛みを伴う状態。根の治療を行うことで歯を残すことが可能。

C4・・・虫歯によって神経が死に、歯がほとんど溶けて根だけになった状態。歯を残すことはできず、残念ながら抜歯となる。

カリソルブは、C1とC2の虫歯に対して治療が可能です。ただ虫歯が歯髄近くまで達した虫歯の場合、虫歯を掻き出すときに痛みを感じることがあるため麻酔を使って痛みを感じないようにすることがあります。

 

・カリソルブの治療の流れ

ではカリソルブによる治療ではどのようなことが行われるのでしょうか。次にカリソルブ治療の流れについてご説明します。

①虫歯を溶かす薬液「カリソルブ」を虫歯部分に塗布し、約30秒待つ。

②カリソルブによって柔らかくなった虫歯を、手動の器具を使って掻き出す。カリエスディレクターと呼ばれる染め出し液を使い、虫歯の取り残しがないか確認しながらていねいに掻き出します。

③虫歯部分を完全に除去したあとは白いプラスチック、または虫歯が大きかった場合、型取りを行って詰め物を詰める。

 

カリソルブの費用について

歯を削らず虫歯を治すことができるカリソルブは、自由診療になります。保険が使えないため費用が高くなり、白いプラスチックや型取りを行って作製した詰め物も、自費になります。歯科医院により費用は異なりますが、相場は5,000円~10,000円といったところでしょう。

 

・カリソルブのメリットとデメリットとは

歯はいちど削ると二度と元に戻りません。通常の虫歯治療は虫歯部分やその周囲も削る必要があることを比較すると、カリソルブはほとんど歯を削りません。歯の寿命を考えると、これは非常に大きなメリットと言えます。また麻酔を使わずに治療するため、高血圧などの持病をお持ちの患者さんにも適しています。ただし歯髄に近い部分まで虫歯が進行している場合は麻酔を使うことがあります。

カリソルブのデメリットは、保険適用外となるため治療費が高くなることです。また比較的新しい治療法のため、取り扱っている歯科医院がまだ少なく、費用の比較がしにいくいところもデメリットと言えるでしょう。加えて虫歯を取り残さないように掻き出す高い技術力を必要とし、その分通常の虫歯治療よりも時間がかかります。

・歯の寿命を考えた治療法

大切な歯を残すための削らない虫歯治療「カリソルブ」についてお話しました。不用意に歯を削らず、神経を温存することができる可能性が高いカリソルブですが、虫歯の進行具合により適用できない場合があります。不明な点は、当院に気軽にお尋ねください。

審美歯科

再治療リスクが軽減、見た目も美しいセラミック素材

2018年05月28日 09:01

 

保険診療では、使用できる素材や質感に制限があります

 

 

本来「失った歯を補う」「食べ物が噛める」といったあくまでも最低限の歯の機能を満たすことが目的ですから、限られた色の中から「自分の歯の色に近い」もの選ぶことになります。

また保険の歯は、金属かもしくは磨り減りやすいプラスチック製なので、使用していくうちに汚れがつきやすく、落ちにくい、また噛み合わせが変わってしまうケースも少なくありません。

歯みがきもきちんとしているのに、すぐ虫歯になる原因のひとつは、被せ物や詰め物にあるかもしれません。

 

 

セラミック素材を使うと再治療リスクが軽減する理由

 

 

一方、自費治療のセラミック素材は、生体親和性の高い(身体に優しい)素材で、耐久性も高く、汚れがつきにくいです。

自分の歯の色にあわせるだけでなく、透明感や色のグラデーションまで細かい再現ができるので、仕上がりの満足が長く続きます。

耐久性が高く、汚れがつきにくい素材は、破損リスクが低く、毎日のお手入れで虫歯や歯周病の予防もしやすいので、再治療リスクを低くすることができます。

 

 

再治療には限界があります

 

被せ物が取れてしまったら、また新しく作り直せば解決します。
しかし土台となる歯は、再装着する際に、多少なりとも削る必要があります。

とくに虫歯が原因で被せ物がとれたり、詰め物が取れたまましばらく放っておいて虫歯ができてから来院されると、さらに治療のために深く広く削る必要がでてきます。

歯の大きさには限りがあります。

何度もやり直して削っていくことで、天然歯の強度は落ち、治療事態は無事に終わっても、日常生活の負荷に耐え切れず割れてしまう可能性もあります。

もちろん技術も重要ですが、素材の寿命も大きく影響を与えることがご理解いただき、治療方法を検討していただきたいと思います。

 

 

健康に配慮した素材で歯科治療をご希望される方へ

 

セラミック治療は、保険診療に比べると決して安いものとはいえません。

ただし最新技術を用いることで以前に比べると費用を抑えて、高品質なセラミック素材を選ぶことができるようになりました。

またアレルギーなど金属の被せ物や詰め物の健康被害を心配される方は、ご自分の治療やお子様の虫歯治療に最初からセラミックをご希望されるケースもあります。

当院では保険診療、自費診療ともに患者様のご希望にあわせ「健康に配慮した治療」をご提案いたします。

 

当院で行っているセラミック治療のご紹介

下がりだしたら止まらない!?歯ぐきケアで若々しい口元へ

2018年05月26日 08:47

 

 

歯ぐきが下がってしまう原因は?

 

顔を洗ったり、歯を磨いたあとに、歯と歯ぐきをチェックしてみてください。

なんだか、歯が伸びてきた気がする?
歯ぐきの根元にすき間ができてる?

それは歯ぐき下がりが原因かも。

歯ぐきが下がる原因は大きくわけると4つあります。

1.歯肉炎や歯周病
2.強すぎる歯みがき
3.噛み合わせ
4.老化

 

年齢と共に、どうしても歯ぐきは下がってきてしまいます。

しかし予防や習慣の改善を行うことで進行を抑えることは可能です。

 

 

 

歯周炎や歯周病

 

その名のとおり、歯ぐきや歯槽骨(歯茎の中にある歯とあごをつなぐ骨)などの歯の周りの炎症や疾患を指します。

たまに腫れたり出血したりする初期状態から、進行していくと痛み、腫れ、口臭がひどくなり、最後には骨が溶けて、歯を支えられずに抜けてしまいます。

歯周病は歯科で治療ができる感染症です。歯の痛みなどがなくても、定期検診など歯科に通うことで、早期発見、治療が行えます。

 

 

強すぎる歯みがき

「しっかり歯みがきをしないと、すっきりできない」「歯は毎食後きちんと磨いている」という方の中には、ゴシゴシと力強く歯と歯ぐきの間を磨く方もいらっしゃいます。

歯みがき習慣は素晴らしいのですが、その習慣が歯ぐきを傷つけてしまい、歯茎下がりが進行してしまうことがあります。是非、適度な力加減で歯を磨くようにしましょう。

自分ではなかなか「ちょうどよい強さ」がわかりません。是非、来院の際に、お声がけください。歯の状態に合わせた磨き方指導をいたします。

 

予防治療をご利用ください
一般歯科

 

 

 

噛み合わせ

 

いつも歯の一部にだけ強い力がかかってしまうかみ合わせだと、その圧力が歯ぐき下がりの原因になることもあります。

もし「被せ物や詰め物がよくとれる」という方は、噛み合わせの治療を行うことで、歯ぐき下がりや再治療リスクの軽減が期待できるかもしれません。

 

矯正歯科

 

 

老化

 

肌や身体の変化と同じく、歯ぐきも年齢によって衰えていきます。明確な対処法はありませんが、肌と同じく歯ぐきも「乾燥させない」ことが大切です。

例えば、口をあけたまま寝てしまう習慣のある人は、歯科による歯並びの矯正や、耳鼻科で口呼吸になってしまう原因を治療するのも、予防につながります。

歯茎は下がってしまうと、基本的には元には戻りません。老化を防ぐことは難しいですが、疾患や歯みがき、噛み合わせは、治療や改善が期待できます。

まずは、自分の歯ぐきの状態を知って、気になる場合は、歯科に相談しましょう。

歯みがき方法や噛み合わせ、予防治療で、お口の中の健康を一緒に守っていくお手伝いをさせてください。

 

 


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