ミニインプラント矯正とは?

2018年10月09日 15:14


インプラントとは、一般的に「失った歯の部分に埋め込む人工歯根」と認識されていますが、矯正治療でもインプラントを使用するケースがあることをご存知でしょうか。今回は矯正用インプラントを使った「ミニインプラント矯正」についてお話をいたします。

 

ミニインプラント矯正とは?

ミニインプラント矯正とは、歯列矯正治療用に作られたインプラントを歯ぐきに埋めて歯を動かす矯正治療法です。従来の矯正治療に比べ、様々なメリットを持ち合わせています。まずはミニインプラント矯正のメリットをご紹介しましょう。

・抜歯を回避できるケースが多くなる

インプラント矯正は、ブラケット矯正に比べて歯に強い力がかかるため、歯の移動距離が大きくなるという特徴があります。そのため抜歯を回避できるケースが多くなります。ただし全てのインプラント矯正で抜歯が回避できるわけではありません。

・歯を動かすことが難しい歯を動かすことができる

ミニインプラント矯正では、動かしたい歯だけを動かすことが可能です。そのためブラケット矯正では動きにくい歯でも歯が動かしやすくなり、矯正治療が進みやすくなります。

・動かしたい歯だけに矯正装置を装着することができる

前歯だけ整える部分矯正とは異なり、奥歯の噛み合わせの治療が必要な場合、全ての歯にブラケットを装着する必要があります。ミニインプラント矯正では動かしたい歯だけに矯正装置を装着するため、日常生活のわずらわしさがありません。そのため、全ての歯にブラケットを装着している状態に比べると歯磨きが行いやすく、虫歯や歯肉炎になるリスクが低くなることもメリットです。

 

ミニインプラント矯正のデメリットや注意点とは

メリットの多いミニインプラント矯正ですが、ミニインプラント矯正にもデメリットは存在します。ではミニインプラント矯正のデメリットや注意点はどんなことでしょうか。

・外科処置が必要

人工歯根を埋め込むインプラントほど大掛かりではありませんが、ミニインプラント矯正は歯ぐきに矯正用インプラントのネジやプレートを埋め込む外科処置が必要になります。麻酔を使って処置を行うため痛みは伴いませんが、ブラケット矯正では行わない外科処置が必要となります。

・脱落することがある

矯正用インプラントは長期間使うことを目的としていないため、矯正治療中に脱離してしまうことがあります。必要に応じて再度インプラントを歯ぐきに埋め込む処置を行います。

・腫れや痛みを伴うことがある

矯正用インプラントを埋め込むことにより、歯ぐきが腫れたり痛んだりすることがあります。一時的なものですぐに症状が治まるケースがほとんどですが、歯ぐきに矯正装置を埋め込むことでこのような症状が起きる場合があります。

 

ご自身にいちばん合った矯正治療を行いましょう

ミニインプラント矯正についてご紹介しました。歯の移動距離が大きいため、抜歯の必要性がほとんどなく、治療期間が短くなるなどメリットの多いミニインプラント矯正ですが、全ての方に適しているとは限りません。どうしても抜歯が必要となるケースや、ブラケット矯正やマウスピースのほうが適している場合もあるため、担当医とよく相談してご自身に最も合った矯正治療法を選択するようにして下さい。

 

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