歯に優しい素材、ゴールド

2018年12月07日 23:00

補綴物には色々な素材があり、オールセラミックやジルコニアセラミックなどのセラミックを使った素材は、審美的に美しく、歯に優しいと言われています。これに対し、金属素材はお口の中に金属が目立ち、審美的に劣ります。そして金属素材は、金属アレルギーや歯ぐきの色素沈着であるメタルタトゥーを引き起こしやすいと言われており、できれば避けたほうがよい素材であもあります。

しかし、実は歯にいちばん優しい素材は「ゴールド(金)」なのです。

 

ゴールドの良さとは?

ゴールドが最も優れた素材と聞いて、大多数の方は「え?ゴールドって金属じゃないの?」と思われるかもしれません。金属は金属でも、避けたほうがよい金属は「金銀パラジウム合金」です。金銀パラジウム合金は腐食しやすく、年数が経つにつれてイオン化したものが流れ出ることで体内に取り込まれ、金属アレルギーやメタルタトゥーを引き起こしやすくなります。

これに対し、同じ金属でもゴールドは腐食しにくく耐久性に非常に優れているという特徴があります。また伸びがよく、歯にフィットしやすいことから歯に優しく、対合の歯を痛めません。

オールセラミックやジルコニアセラミック、メタルボンドはそれぞれにデメリットも存在します。オールセラミックは強度に若干の不安があり、奥歯にはあまり適していません。ジルコニアセラミックは強度が非常に強いため、対合の歯を痛めやすいというリスクがあります。メタルボンドは内側に使用した金属が、メタルタトゥーを引き起こす可能性があります。

ゴールドは自費治療となります。審美面では金属色が目立ってしまいますが、上に挙げたセラミック系の補綴物は、機能や対合の歯にデメリットがありますが、ゴールドは審美面以外ではデメリットがまず見当たりません。歯に優しく、機能にも優れているという面で、ゴールドは最も優れた補綴物と言えるでしょう。

 

非常に長持ちする素材

ゴールドはセラミックに比べて歴史が長く、安定した補綴物です。非常に寿命が長いうえ、プラークが付着しにくい素材のため二次カリエスになりにくく、再治療のリスクが低いことも特徴です。腐食しにくいため、長い人では60年経っても再治療を行っていないという実績もあるようです。

審美面では前歯に使うことはまずありませんが、上顎の奥歯はほとんど目立ちません。また対合の歯のことを考えても、臼歯部にゴールドを使うことは非常にメリットが多いと言えるでしょう。

価格が高いことはネックになるかもしれません。しかし長い目で考え、歯に優しいゴールドを選択肢に考えてみてはいかがでしょうか。

 

 

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インレーにはどんな種類があるの?保険のインレーのデメリットは?

2018年11月28日 14:51

 

虫歯治療で神経に近い部分まで虫歯が進行していた場合、インレーと呼ばれる詰め物を詰めて削った部分を修復します。インレーには保険適用のものと自費のものがありますが、それぞれどんな種類があるのでしょうか。また保険のインレーのデメリットについてもご紹介いたします。

 

インレーとは?

インレーとは、虫歯治療などで歯を削ったときに詰める人工の詰め物です。虫歯の範囲が浅い場合、レジンというプラスチックを詰めて削った部分を補います。しかし神経の近くまで虫歯が進行しており、レジンで修復が難しい場合は型取りを行って詰め物を詰めます。この詰め物をインレーと言い、治療回数は一度では終わらない治療となります。

 

インレーの種類

インレーには保険適用のものと保険適用外のものがあります。保険適用の場合、俗に言われている「銀歯」で金銀パラジウム合金を使った金属の詰め物です。

 

<保険適用>

・メタルインレー

保険適用のインレーの大部分を占めるインレーです。強度に優れていますが、経年劣化により歯とインレーの隙間から虫歯菌が入り込んで内部で再び虫歯になる「二次カリエス」のリスクが非常に高い治療法です。再治療を繰り返しやすいことが最大のデメリットです。

 

・CRインレー

型取りを行ったあとレジンを使って作製されるインレーです。比較的歯の色に近い色調で作られるため、ぱっと見た感じでは詰め物が入れてあるようには見えません。しかしレジンは金属よりも強度が劣るため、歯によってはインレーが割れる可能性があります。また保険点数が低く、導入している歯科医院はあまりないと言われています。

 

<保険適用外>

保険適用外のインレーは白く強度の高いものが多いため、審美面、機能面において保険のものよりも優れていると考えられます。

・ハイブリッドセラミックインレー

セラミックとレジンを混ぜたもので、自然な色調と強度に優れていることが特徴です。

・e-maxインレー

次世代セラミックと言われているe-maxによるインレーです。

・ゴールドインレー

金属の中でもゴールドは伸びがよく腐食しにくいため、対合の歯を痛めず、インレーの中では最も優れていると言われています。ただし金の価格が沸騰しているため、費用が高くなることがデメリットです。

 

二次カリエスのリスクを抑えるためには金銀パラジウム合金は避けたほうが無難

インレーの種類についてご紹介しました。保険治療を行った際、そのほとんどが金銀パラジウム合金による銀歯です。安価で治療できますが、歯とインレーの境目に段差が生じてしまうため、接着ではなく「合着」という接着方法となってしまいます。合着の場合、どうしても素材の特徴上ぴったりと密着しません。そのため年数が経つとともにセメントが流れ出し、インレーが浮き上がってしまって隙間から虫歯菌が入り込みやすくなります。再治療を繰り返してしまう保険のインレーのリスクを考えると、少々価格が高くなっても、密着性に優れている自費の素材を選ぶほうがベターでしょう。

なお保険外のインレーの種類は歯科医院によって取り扱っていないものもあります。歯科医師とよく相談し、歯を長持ちできる素材を選ぶとよいでしょう。

 

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セラミック治療でも根元が黒く見えるのはなぜ?

2018年11月25日 18:46

 

せっかくセラミック治療を行ったのに、年数が経つにつれて歯ぐきの根元が黒ずんで見えてしまうことがあります。高い費用を出してセラミッククラウンを装着したのになぜ?と思うかもしれません。セラミックを使った被せ物にはいくつか種類があり、その中には金属が使われているものもあるため、年齢とともに歯ぐきが下がると金属の部分が見えてしまうことがあるのです。

 

セラミックの被せ物なのに、なぜ根元が黒っぽく見えてしまうのか

歯科で使用されるセラミックは、透明感のある白さで、口元を美しく見せてくれる審美性に優れた素材です。プラークが付きにくく、二次カリエスになりにくいため、歯の健康を維持できることも特徴のひとつです。

セラミックの被せ物にはいくつか種類があり、主なものとしてオールセラミッククラウン、ジルコニアセラミッククラウン、e-max、ハイブリッドセラミッククラウンそしてメタルボンドがあります。

では白く美しい口元を作り出すセラミッククラウンの中で、経年とともに審美性に問題が生じやすくなるのはいったいどれなのでしょうか。それは「メタルボンド」です。メタルボンドは内側に金属が使われており、表面にセラミックを焼き付けたクラウンで、強度と審美性に優れた素材です。

しかし年齢を重ねるにつれ、歯ぐきは徐々に下がってしまうと、内側の金属が見えてしまいます。そのため歯の根元が黒く見えるのです。

メタルボンドはセラミッククラウンの中でも歴史が長く、ジルコニアセラミックやe-maxといった比較的新しいセラミッククラウンと比較しても見劣りしません。

ところが長い目で見ると、歯ぐきが下がった際にどうしても内側の金属が見えてしまう可能性が非常に高くなることが予想されるため、「こんなはずではなかった」と後悔するケースも考えられます。

 

将来のことを考えると、メタルボンド以外のセラミッククラウンがおすすめ

セラミックは耐久性に優れており、長く白い歯をキープできる大きなメリットがあります。しかし上でも述べたとおり、歯ぐきが下がってしまった場合、メタルボンドは内側の金属が見えてしまい、審美性を損ねてしまいます。

いっぽう歯ぐきの根元の黒ずみが心配な方は、メタルボンド以外のセラミッククラウンを選択することで、根元の黒ずみは起こりません。特にオールセラミッククラウンやジルコニアセラミッククラウンは審美性が考慮された素材で、土台となる芯も金属ではなく、ファイバーコアという樹脂を使った白いものが使われるため、歯ぐきが下がっても根元が黒ずむ心配はありません。将来のことを見据えてメタルボンドは避け、オールセラミッククラウンなど金属が一切使われていない素材を選ぶことで、いつまでも美しい口元で毎日を過ごすことができるのです。

 

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あなたのお子さん、前歯を使ってしっかり噛んでいますか?

2018年11月19日 13:04

お子さんの歯並びや噛み合わせは、遺伝要素だけでなく普段の生活習慣も少なからず影響します。例えば指しゃぶりや舌グセ、頬杖などの悪癖も歯並びの乱れや不正咬合を招いてしまいます。

お子さんの歯並びの乱れを改善するためには矯正治療が最も効果的です。しかし矯正治療を行う前にできること、すべきことがあります。それは「前歯を使ってしっかり噛むこと」なのです。

 

顎の骨の成長を促すためには

子どもの歯並びの心配事といえば、主にガタガタの歯並びや出っ歯などが挙げられます。これらの原因は骨格による遺伝的要素と後天的な要素がありますが、骨格が原因でない場合、顎の骨の成長を促すことで噛み合わせや歯並びの改善へと導くことが可能となります。

「歯並びが悪い、出っ歯=すぐに歯医者へ行って矯正の相談をしなければ」とお思いになることでしょう。確かに矯正治療を行うことが、歯並びに関する問題点の解決に最も効果的です。

しかし、矯正治療を始める前にご家庭でできることがあります。それは、前歯を使って噛み応えのあるものをしっかりと噛むことです。しっかり噛むことで顎の骨が少しずつ成長します。顎の骨が成長して広がると、永久歯が正しい位置に導かれ、噛み合わせも改善されるケースが考えられます。

また前歯でしっかり噛むことで、顔つきも変わってきます。

前歯を使ってしっかり噛むために適した食材として、大きめに切ったにんじんやトウモロコシなどが挙げられます。その他スティック状に切ったきゅうりやアスパラガスなど噛み応えのある食材を取り入れてみましょう。前歯でしっかり噛まないといけないような食材が献立の中にあれば、自然と噛まざるをえなくなります。

現代の食生活ではやわらかいものが主体で、あまり噛まなくても飲み込めるものが多く、しっかり噛むことが少ないように思えます。ファストフードをはじめとした柔らかいものばかり与えず、栄養面も考慮して前歯で噛める食材を考えてあげましょう。ただし奥歯で噛んだときに前歯に隙間ができる「開咬」は前歯で噛み切ることができません。開咬の場合は早めに歯科医師に相談することをおすすめします。

 

歯列矯正も視野に入れながら、家庭でもできることをしてあげましょう

歯並びや不正咬合を改善する物理的手段として歯列矯正は非常に効果のある治療法です。しかし歯列矯正だけに頼らず、ご家庭でできることをまず考えてみてください。ご紹介した前歯を使ってしっかり噛むことのほかにも、口呼吸を行っていないか、うつぶせになって顎に手をあてて本を読んでいないか、頬杖をつきながら勉強していないかなど、お子さんの生活習慣に問題がないかどうかを観察し、もし不正咬合に繋がる悪癖があれば、声かけをして改善させてあげることがまずすべきことと言えます。

 

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ホワイトニング後に使う歯磨き剤はどんなものがいい?

2018年11月12日 21:04

せっかくホワイトニングで歯を白くしたのだから、白さをキープしたい!と思う方もいらっしゃることでしょう。毎日の歯磨きは、虫歯予防だけでなく、日常の飲食によって付着する着色を落とし、歯に汚れが付くことを防ぐ役割も持っています。しかし毎日の飲食により、どうしても汚れは付着してしまいます。そこで重要なのが、歯磨き剤です。ホワイトニング後の白さをなるべく長持ちさせるためには、どんな歯磨き剤を使うとよいのでしょうか。

 

・研磨剤が入っていないものを選ぶ

歯磨き剤には非常に多くの種類があり、ドラッグストアなどをはじめとした市販のものや、通販のものなどを含めると、いったいどれを選べばよいのかわからなくなってしまうかもしれません。そこでホワイトニング後の歯磨き剤選びで気をつけるべきことは、研磨剤が含まれていないことです。研磨剤が入った歯磨き剤で歯を磨くと、細かな研磨剤により歯の表面がツルツルになったことを感じることができます。しかし研磨剤が含まれた歯磨き剤で歯を磨くと、歯の表面に細かな傷がつき、そこに汚れが入り込みやすくなってしまいます。まず研磨剤が入っていないかどうかを確認しましょう。

 

・ポリリン酸の成分が含まれたものを選ぶ

ポリリン酸は、歯の汚れを浮かせて着色を落としやすくするだけでなく、歯の表面をコーティングし、歯に汚れが付きにくい作用があります。またカルシウムを引き付けやすい作用があり、歯質を強化して強い歯を作り出す効果も持っています。

 

・ハイドロキシアパタイトが含まれたものを選ぶ

ハイドロキシアパタイトは、エナメル質に近い成分で、歯の表面についてしまった細かな傷を埋めて、ステインを付きにくくする効果があります。そのためホワイトニング後の白くなった歯を保つ効果が期待できます。

 

・フッ素が配合されているものを選ぶ

フッ素は歯質を強化し、虫歯になりにくい作用があります。フッ素入りの歯磨き剤は非常に多く、逆に配合されていないほうが少ないでしょう。ステインが付着しにくい成分が配合されているとともに、フッ素も同時に配合されているものを選ぶとベストです。

 

定期的なホワイトニングとともに、毎日の歯磨きで白さをキープしましょう

ホワイトニングで白くなった歯をキープするための歯磨き剤についてお話をしました。毎日の飲食でステインは少しずつ付着してしまいます。オフィスホワイトニングで白くした歯は後戻りもしやすいため、毎日の歯磨きがとても重要です。ご紹介した成分が含まれている歯磨き剤を使って、できるだけ長く白い状態をキープできるようにしましょう。またせっかく歯を白くしても虫歯や歯周病になってしまっては魅力が半減してしまいます。歯の白さだけでなく、歯の健康にも十分考慮して日常の歯磨きを行ってください。

 

ガタガタの歯並びを放っておくとこんな悪影響が!

2018年11月06日 11:19

 

ガタガタの歯並びは、見た目の問題だけでなく、歯の健康にも悪影響をを与えてしまいます。また歯に問題が生じると、体の健康にも繋がってしまいます。乱れた歯並びは歯列矯正を行うことで改善することができますが、そのまま放っておくと、どんな悪影響が考えられるのでしょうか。

 

お口の中に起きる悪影響

歯並びが悪い場合、歯や歯ぐきに起こる問題は以下のことが考えられます。

・虫歯になりやすくなる

・歯周病になりやすくなる

 

虫歯も歯周病も、歯を失う大きなトラブルとしてよく知られています。どちらも細菌による感染症で、虫歯はミュータンス菌などの虫歯菌、歯周病はアクチノバチルスをはじめとした歯周病原菌などの感染によって起こります。

虫歯や歯周病は、プラークに棲みついた細菌が酸や毒素を出すことで、症状が引き起こされます。プラークは細菌の塊で、お口の中には非常に多くの細菌が棲みついており、食べかすの中に残る糖分を栄養素にしてプラークを作り出します。

食べかすそのものがプラークではありません。しかしプラークは食べかすの中の糖分をエサとするため、歯みがきが不十分であると、プラークが作られてしまいます。

特に歯並びが悪く、デコボコした歯並びの場合、ブラッシングが非常にし辛いものです。特に歯と歯が重なった部分や、八重歯の隣の歯は歯ブラシの毛先が届きにくく、汚れを完全に落とすことはまず不可能です。

フロスを使うことである程度、歯と歯の間に残る食べかすは取り除けますが、やはり歯列の整った歯並びと比較すると、歯並びの悪い人はプラークコントロールが難しく、ブラッシング面で既に虫歯や歯周病リスクが高いと言えるでしょう。

 

全身への影響

歯並びが悪いことで虫歯や歯周病になってしまうと、お口の中だけでなく、全身の健康にも影響が出る場合があります。ひどい虫歯や歯周病で歯を失った場合、しっかりと噛むことができません。よく噛めないと唾液の分泌が悪くなり、消化不良になってしまうことがあります。

またしっかり噛めないことは、脳の活性化を抑制してしまいます。噛むことで脳が刺激されますが、歯を失って噛めないと、脳の活性化が妨げられてしまうため、認知症になってしまうこともあると言われています。

そして噛み合わせにも影響が出てしまいます。噛み合わせが悪いと咀嚼がうまくできず、飲み込みにくくなるといった嚥下障害のリスクも抱えてしまいます。

このように、歯並びが悪いことでお口の中だけでなく、全身の健康にも深く関わってしまうのです。

 

歯列矯正を行うと、プラークコントロールしやすくなります

歯並びが悪いことで起こる問題は、見た目だけではありません。汚れが落としにくいことでプラークが作られやすくなり、虫歯や歯周病になりやすく、奥地と体の健康に影響が出てしまいます。歯列矯正を行うと歯並びが改善し、ブラッシングしやすくなってプラークコントロールが行いやすくなります。

ガタガタの歯並びでお悩みの方は、いちど当院までお気軽にご相談ください。

 

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保険と自費の素材について

2018年10月24日 05:15

 

「自費治療は高い・・・」。保険適用で治療を受けていると、自費の詰め物や被せ物の提案を受けたときにまず思うことは、費用が高くなることです。

確かにオールセラミックなどの補綴物は、保険適用の素材と比較すると高額になります。しかし長い目で見ると、案外そうでもないのです。今回は自費と保険の補綴物の寿命と費用についてお話いたします。

 

保険と自費の素材の特徴について

まず保険適用の素材と自費素材の違いの特徴について、前歯を例にしてお話をしましょう。保険適用の前歯の素材は表側が白いプラスチック、裏側と内側が金属で作られています。見た目は白く、隣の歯と馴染んで一見すると差し歯とはわかりにくいほど自然です。

しかしプラスチックは使用するうちに表面に傷が付き、そこへ汚れが付着しやすくなります。そのため作製当初と比べると黄ばみが目立ち、歯ぐきが下がるにつれて金属部分が見えるなど、審美的に問題が生じやすくなります。またプラスチックは欠けやすく、一部が欠けてしまうと内部の金属が見えてしまいます。

また細菌が付きやすく、プラークが作られやすいため二次カリエスのリスクが高いことも特徴です。

いっぽうセラミックを使った補綴物は、白く透明感のある仕上がりで、審美的にもとても優れています。これは作製当初の保険適用の差し歯でも同じですが、保険と自費の素材の大きな違いは、経年劣化です。歯科治療で使われるセラミックはなめらかで傷がつきにくく、年数が経っても美しさが持続します。また細菌も付着しにくいため二次カリエスになりにくいことも大きな特徴です。

 

保険と自費では寿命が違う

保険適用の補綴物と自費の補綴物では寿命が異なることも注目すべき点です。保険の補綴物は銀歯も含め、寿命がやや短いと言われています。部位にもよりますが4~5年が平均的な寿命で、作り変えが必要となることが多いでしょう。

特に二次カリエスが原因で再治療が必要となった場合、何年か毎に再治療が繰り返されることになり、そのたび治療と補綴物の作製が行われます。

セラミッククラウンなど自費の補綴物は寿命が長く、耐久性にも優れています。また二次カリエスになりにくいため再治療の必要性が低く、長く歯と補綴物の寿命を保つことができるでしょう。

確かに自費の補綴物は一時的な出費が大きいため、どうしても高く感じられることは否めません。しかし何度も再治療を繰り返すことを考えると、最終的には費用が高くつき、セラミッククラウン一歯分と変わらなくなることも考えられます。

そして何よりも、再治療を繰り返すことで大切な歯を失ってしまうリスクが高まります。

保険治療が一概に良くないわけではありません。保険の補綴物でも良好な状態を保っている患者さんもたくさんいらっしゃいます。しかし長い目で見ると、審美的、耐久性の面から自費治療の選択肢も考慮に入れてみられることをお勧め致します。

 

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歯ぐきが腫れる原因は、金属の被せ物かも?

2018年10月19日 06:03

金属の被せ物の周囲の歯ぐきが腫れて痛む経験をしたことはありませんか。これは被せ物の間に食べ物が挟まることで起きていると考えられます。

どんなに歯間ケアをしても出血する・・・

歯磨きはもちろん、毎日フロスや歯間ブラシを使っていても、被せ物の歯の歯ぐきが腫れて、歯磨きのたびに出血するケースがあります。歯そのものは神経を取り除いてあるため痛みはありませんが、指で押すと何となく鈍い痛みがあったり、上顎の場合なら頬の辺りに違和感がある場合も見受け慣れます。

これは歯と被せ物の隙間に食べかすが入りこむことで起こります。また銀歯の場合、歯と銀歯の間にわずかな段差が生じ、そこにプラークが付いてしまうことで歯ぐきが腫れてしまうのです。銀歯はプラークがつきやすく、二次カリエスや歯肉炎を引き起こ引き起こすリスクが高い補綴物です。

また銀歯ではありませんが、CAD/CAM冠という保険適用の白いプラスチックの被せ物もプラークがつきやすいと言われています。見た目は歯の色と馴染むような色調ですが、やはりプラスチックもプラークがつきやすい素材のため、歯の隙間によっては食べ物が挟まって歯ぐきが腫れてしまうことも考えられます。

 

まずは被せ物を取り除いて様子をみる

被せ物が原因と考えられる場合、まずは被せ物を除去して土台だけにしてみるケースが多いようです。土台だけになると中途半端な隙間ではなくなり、歯の間に食べ物が挟まりにくくなります。この状態で日常の歯磨きをしっかりと行い、様子を見てみます。

歯ぐきの腫れが治まり、問題ないと判断されたら新しい被せ物を被せる準備を考えても良いと思います。なお被せ物を取り除くと食事がしにくいため、反対の歯で噛むようにして下さい。

 

新たな被せ物はプラークが付きにくいセラミック素材がおすすめ

銀歯やCAD/CAM冠はプラークが付きやすく、歯ぐきの腫れを引き起こしやすいため新たな被せ物は、セラミック系のものがおすすめです。

オールセラミックやジルコニアセラミックなどは保険適用素材のものと比較するとプラークが付きにくいという特徴があります。プラークが付きにくくなると二次カリエスや歯肉炎などのトラブルが起こりにくくなり、歯ぐきの炎症も改善される傾向にあります。

ただしセラミックの補綴物を入れたからといって安心はできません。歯間ケアを中心とした毎日のセルフケアに加え、歯科医院でのメンテナンスをきちんと受けることが大切です。

 

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金属素材の中でも特に要注意のアマルガムについて

2018年10月15日 22:43


お口の中の銀歯は審美性を損ねるだけでなく、金属アレルギーや全身の不快症状を引き起こす可能性が高い治療です。保険適用のため、安い治療費で治療を受けることができるのは魅力かもしれません。しかし金属素材は金属アレルギーや肩凝り、頭痛などの不定愁訴の原因物質と言われています。今の歯科治療で使われる代表的な金属は、金銀パラジウム合金ですが、それ以外に「アマルガム」という金属の詰め物があります。このアマルガムは金属素材の中でも毒性が強い素材と言われています。今回はアマルガムの危険性についてお話をしたいと思います。

ひと昔前までは歯科治療の主流であったアマルガム充填

保険適用の詰め物といえば金銀パラジウム合金ですが、ひと昔前の虫歯治療では、アマルガムによる充填が主流でした。そのため主に40代以降の年齢層の方のお口の中にアマルガムが詰めてあるケースが今でも見受けられます。今はほとんど使用されないアマルガムは毒性が強い歯科素材のため、国によっては使用が規制されているところもあります。

あなたのお口の中に鈍い鉛色をした詰め物はありませんか?アマルガムは金銀パラジウム合金と比べて濃いグレーのような鈍い色をしているため、見分けがつきやすいと思います。ではアマルガムはいったいどんな性質を持っていて、なぜ危険なのかについてお話を進めていきましょう。

 

高濃度の水銀が含まれているアマルガムとその影響

アマルガムには銀、スズ、亜鉛などのほかに、有毒物質として知られている水銀が含まれている合金です。アマルガムは劣化しやすい素材で、腐食しやすい性質があり、咀嚼時の摩擦により溶けだした水銀を含んだ蒸気が発生し、その蒸気を吸い込むことで体内に有毒物質の水銀を取り込んでしまいます。アマルガムの影響としては金銀パラジウム合金と同じように金属アレルギーのほか、全身の健康へ現れます。

しかしアマルガムのリスクはこれだけではありません。アマルガムに含まれる水銀は神経系に作用しやすいため、体内に蓄積されることから不眠、イライラ、めまい等の不快症状が現れると言われています。

妊娠中の女性の場合、お腹の赤ちゃんや母乳への悪影響も懸念されるだけでなく、不妊の原因のひとつとも考えられているようです。

アマルガムは溶けやすいという特性があることから、虫歯治療でアマルガムを詰めたところから二次カリエスを引き起こしやすくなってしまいます。二次カリエスは再治療を繰り返すため、歯を失うリスクも否めません。

審美面においてもアマルガムはデメリットが目立ちます。濃い鉛色をしたアマルガムが溶けだすことにより、歯ぐきに黒ずみを生じさせてしまいます。

このように、アマルガムは歯の健康と審美面などにおいて、様々な悪影響を与えてしまう金属ということがおわかりいただけることと思います。

 

金属を使わないメタルフリーで、体に優しい治療を

歯科治療で使われる金属素材の中でも、アマルガムは特に毒性の強い金属で、お口の中や全身の健康に悪影響を与える恐れがあることをお話しました。お口の中にアマルガムが認められた場合、まずは速やかにアマルガムを除去し、金属を全く使わない素材を使って治療を行うことが最善策と言えます。なおアマルガムを除去する際に気を付けなければいけないことは、アマルガムを含んだ蒸気を吸い込まないようにすることです。口腔外バキュームなどを使ってできるだけ安全にアマルガムを除去することが大切です。その上でセラミックなど二次カリエスのリスクが低い素材を使ったメタルフリー治療を行うことをお勧めします。

 

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ミニインプラント矯正とは?

2018年10月09日 15:14


インプラントとは、一般的に「失った歯の部分に埋め込む人工歯根」と認識されていますが、矯正治療でもインプラントを使用するケースがあることをご存知でしょうか。今回は矯正用インプラントを使った「ミニインプラント矯正」についてお話をいたします。

 

ミニインプラント矯正とは?

ミニインプラント矯正とは、歯列矯正治療用に作られたインプラントを歯ぐきに埋めて歯を動かす矯正治療法です。従来の矯正治療に比べ、様々なメリットを持ち合わせています。まずはミニインプラント矯正のメリットをご紹介しましょう。

・抜歯を回避できるケースが多くなる

インプラント矯正は、ブラケット矯正に比べて歯に強い力がかかるため、歯の移動距離が大きくなるという特徴があります。そのため抜歯を回避できるケースが多くなります。ただし全てのインプラント矯正で抜歯が回避できるわけではありません。

・歯を動かすことが難しい歯を動かすことができる

ミニインプラント矯正では、動かしたい歯だけを動かすことが可能です。そのためブラケット矯正では動きにくい歯でも歯が動かしやすくなり、矯正治療が進みやすくなります。

・動かしたい歯だけに矯正装置を装着することができる

前歯だけ整える部分矯正とは異なり、奥歯の噛み合わせの治療が必要な場合、全ての歯にブラケットを装着する必要があります。ミニインプラント矯正では動かしたい歯だけに矯正装置を装着するため、日常生活のわずらわしさがありません。そのため、全ての歯にブラケットを装着している状態に比べると歯磨きが行いやすく、虫歯や歯肉炎になるリスクが低くなることもメリットです。

 

ミニインプラント矯正のデメリットや注意点とは

メリットの多いミニインプラント矯正ですが、ミニインプラント矯正にもデメリットは存在します。ではミニインプラント矯正のデメリットや注意点はどんなことでしょうか。

・外科処置が必要

人工歯根を埋め込むインプラントほど大掛かりではありませんが、ミニインプラント矯正は歯ぐきに矯正用インプラントのネジやプレートを埋め込む外科処置が必要になります。麻酔を使って処置を行うため痛みは伴いませんが、ブラケット矯正では行わない外科処置が必要となります。

・脱落することがある

矯正用インプラントは長期間使うことを目的としていないため、矯正治療中に脱離してしまうことがあります。必要に応じて再度インプラントを歯ぐきに埋め込む処置を行います。

・腫れや痛みを伴うことがある

矯正用インプラントを埋め込むことにより、歯ぐきが腫れたり痛んだりすることがあります。一時的なものですぐに症状が治まるケースがほとんどですが、歯ぐきに矯正装置を埋め込むことでこのような症状が起きる場合があります。

 

ご自身にいちばん合った矯正治療を行いましょう

ミニインプラント矯正についてご紹介しました。歯の移動距離が大きいため、抜歯の必要性がほとんどなく、治療期間が短くなるなどメリットの多いミニインプラント矯正ですが、全ての方に適しているとは限りません。どうしても抜歯が必要となるケースや、ブラケット矯正やマウスピースのほうが適している場合もあるため、担当医とよく相談してご自身に最も合った矯正治療法を選択するようにして下さい。

 

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