ホワイトニング直後は、なぜ飲食を控えたほうがよいのでしょうか

2023年12月27日 10:21

オフィスホワイトニング後やホームホワイトニング後の真っ白になった歯を見ると、とても気分がウキウキするのではないかと思います。ただホワイトニングの白さをできるだけ維持するためには、ホワイトニング直後の飲食を控えたほうが良いことをご存じでしょうか。今回は、ホワイトニング後の飲食の注意点についてお話をいたします。

ホワイトニング直後は特に着色しやすい状態

ホワイトニング後の歯は、着色しやすい状態になっています。そのためホワイトニング直後に飲んだり食べたりすると、せっかく白くなった歯に着色してしまう可能性が高まります。それはなぜでしょうか。

歯の表面には、「ぺクリル膜」という、非常に薄いたんぱく質でできた膜があります。ぺクリル膜は、歯が酸によって溶けるのを防いだり、歯を強くする作用を促進するといった、歯を守る働きを持っています。その一方で、細菌が付着するのを助けてしまう、といった役割を持っています。

ホワイトニングでは、ホワイトニング薬剤によってそのぺクリル膜を剥がし、白く仕上げます。ぺクリル膜を剥がした状態は歯を保護する膜が一時的になくなっているため、色素を取り込みやすい状態になっています。

この状態で色素が付きやすい飲食物を召し上がると、せっかくホワイトニングで白くなった歯の効果が半減してしまうのです。

ホワイトニング後1時間くらいは、色が付きやすい飲食物は口にしないように注意する必要があります。

ホワイトニング直後に控えるべき飲食物とは?

ぺクリル膜がはがれた状態であるホワイトニング後に控えたほうがよい飲食物には、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、ミートソース、ケチャップなど色の濃いものが挙げられます。

その他、タバコのヤニもホワイトニング直後は着色しやすいので要注意です。

つまりホワイトニングをしていなくても着色しやすい飲食物や嗜好品は、ホワイトニング後はより色素を取り込みやすいということになります。

ホワイトニングによる飲食制限でストレスにならないようにしましょう

色素を取り込みたくないといっても、水だけで過ごすことは不可能です。きちんと食事を楽しみながら、白い歯をできるだけキープしたいですよね。あまり神経質になると、ホワイトニング自体がストレスに感じてしまうかもしれません。ホワイトニング直後の飲食を控えることは重要ですが、好きなものを召し上がることは豊かな毎日を送るためにも大事なことです。

色素が付きにくい白っぽい食べ物、つまりヨーグルトやチーズ、牛乳、ホワイトソースを使ったお料理などは比較的色素を取り込みにくいです。

とは言うものの、毎日コーヒーや紅茶を飲みたい方もいらっしゃることでしょう。ぺクリル膜はいちどはがれても、1時間ほど経てばすぐにまた膜が形成され、歯を覆ってくれます。ホワイトニング直後の1時間は水以外の飲食を控え、それ以降は色の濃いものを口にされたあとは水を飲む、お口をゆすぐ、ステイン除去効果のある歯磨き剤で歯磨きをするなどの工夫をしていただくなど、ストレスを感じないように過ごすことが大事です。

 

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