2023年12月15日 13:06
インビザラインをはじめとするマウスピース矯正は、目立たず歯並びを治すことができるということ以外にも、食事や歯磨きのしやすさが大きなメリットとして選ぶ方も多いでしょう。しかしワイヤー矯正と異なり、マウスピース矯正は取り外し式のため、自己管理が悪いと紛失や破損に繋がります。今回は、マウスピース矯正の自己管理の重要性についてお話をいたします。
インビザラインのマウスピースは、ウレタンという柔らかめの素材で作られています。インビザライン以外のメーカーでは、やや固めのハードタイプのものもあり、メーカーによって若干素材や作りに違いがあります。マウスピース矯正はワイヤー矯正と比べると破損のイメージは少ないかもしれませんが、使い方や状況によってはマウスピースが壊れてしまうこともあります。そしてマウスピースの場合、取り外し式のため外した後、紛失する恐れがあります。ではインビザラインなどで紛失や破損にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
最も多いのが、外食先でマウスピースを取り外した際にテーブルの上に置いたまま忘れてきた、というケースです。マウスピースを外してティッシュなどで包み、テーブルの上に置いたまま店を後にした、というパターンです。
旅行先や外出先でマウスピースを外し、そのまま置き忘れてきた、というケースもよくあります。特に食後に歯磨きをしようとして洗面台に置いたまま忘れてしまう、というパターンです。
マウスピースを外して、カバンやポケットに入れておいて失くしてしまった、というケースもあるようです。
マウスピースを外さずに固いものを食べて、マウスピースが破損するケースです。
マウスピースをケースから出すときなどに乱暴に取り扱うと、マウスピース破損に繋がります。特にハードタイプのマウスピースは要注意です。また誤って床に落とし、踏んで破損した、というケースもあります。
マウスピースは樹脂のため、熱湯などの高温で溶けてしまうことがあります。消毒の際は絶対に熱湯を使わず、専用の洗浄剤を使わなければいけません。
マウスピースの紛失や破損の原因についてお話いたしました。特に紛失はマウスピース矯正を行ううえで起こりやすいトラブルのひとつです。必ず専用ケースを持ち歩き、マウスピースを外した際は専用ケースに入れるよう、徹底するようにしましょう。
また取り扱いが乱雑であったり、不適切な消毒はマウスピースの破損に繋がります。マウスピース矯正は、自己管理が難しい方には不向きです。ここまでお読みになって、マウスピースの取り扱いに自信がない・・・と思われる方は、ワイヤー矯正のほうが無難かもしれません。
自己管理の下で治療を進めていきますが、もしマウスピースを紛失した、破損してしまったということが起きた場合、速やかに医院に連絡をし,指示を仰ぎましょう。
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