インビザラインって、本当に目立たないの?

2024年02月14日 15:12

歯並びと噛み合わせをきれいに整えるための矯正治療は、装置によっては目立つという理由で敬遠する方も少なくはないでしょう。このような中、取り外し式のマウスピース矯正「インビザライン」は目立たず矯正ができるという謳い文句で注目を集めていますが、インビザラインは本当に目立たないのでしょうか。

透明で目立たないマウスピース矯正「インビザライン」とは?

歯並びや噛み合わせを整える矯正装置といえば、歯の表側にブラケットやワイヤーを付けて歯を動かす「マルチブラケットワイヤー矯正」でしょう。しっかりと歯を動かすことができ、ほとんどの症例に対応ができるマルチブラケットワイヤー矯正ですが、「装置が非常に目立つ」というのが難点です。

最近では目立たない半透明のブラケットを使用する医院が増えてきましたが、それでも多くは金属のブラケットが使用されます。この金属のブラケットが、お口を開けたときにとても目立つため、矯正をためらう原因の一つになっていると言えるでしょう。

マウスピース矯正は、このようなワイヤー矯正の「目立つ」という審美面を最大限考慮した矯正装置です。マウスピース矯正は様々なメーカーから提供されていますが、最も症例が多く、取り扱い医院も多いのが「インビザライン」です。ここでは、インビザラインに限定してお話を進めてまいります。

インビザラインは、透明のマウスピース矯正です。素材はウレタンで弾力があります。

装着してみると、ほとんど目立ちません。表側ブラケット矯正と比べると、圧倒的に目立ちにくい装置であることは間違いありません。

間近で見ても、インビザラインを装着していることがほぼ分からないため、周りの目を気にすることなく矯正治療を進めていけるのは、インビザラインの最大の特徴といえるでしょう。装置から目立つから、と矯正治療を躊躇している方にとって、インビザラインはまさに「目立たず歯並びを治せる」という理想の治療法なのです。

治療計画によっては、インビザラインでも目立つことはある?

基本的に、インビザラインは目立つことはありません。しかし、治療計画の段階で少し目立つことはあります。それは何かというと、「アタッチメント」というものを付けた場合です。

アタッチメントとは、レジンで作られた小さな突起物です。アタッチメントを付けることでマウスピースをしっかりとフィットさせ、歯をしっかりと動かしていくという重要な役割を持つ補助的なものです。

しかし、アタッチメントを歯に付けて間近で見た場合、少し目立つことはあるようです。アタッチメントは歯科医院で除去するため、アタッチメントが付いたまま飲食することで、アタッチメントが着色することがあります。

またマウスピース自体も、明るい光が直接口元を照らした場合、マウスピースの光沢が目立ってしまうこともあります。

このように、インビザラインであっても100%目立たない、ということはないということは理解しておきましょう。

とはいえ、インビザラインは目立たずに歯並びを整えることができる装置です。歯並びを治したい方、目立たずに矯正治療を行いたい方は、是非インビザラインを選択肢として考えてみてはいかがでしょうか。

 

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