2022年06月13日 18:14
乱れた歯並びを正しい歯列に改善するための矯正治療の中でも、マウスピース矯正はホワイトニングが同時にできるということもあり、人気を集めています。しかしマウスピース矯正中に行うホワイトニングの中でも、注意すべき点があります。それはいったいどういうことなのでしょうか。
ワイヤー矯正にもメリットはありますが、インビザラインに代表されるマウスピース矯正には、ワイヤー矯正にはないメリットがあり、そのメリットを生かして矯正治療を進めていくことで治療中のモチベーションを保ちやすくなります。マウスピース矯正のメリットには
・取り外し式で歯磨きや食事がしやすい
・透明で目立ちにくい
・矯正中でもホワイトニングができる
などがあげられます。その中でも矯正中にホワイトニングができることは、審美性を向上させることでさらに矯正治療のモチベーションを保つ上で有効な手段ではないかと思います。
ホワイトニングには歯科医院で行うオフィスホワイトニングと、自宅で行うホームホワイトニングがあり、マウスピース矯正中は手持ちのマウスピースを使ってホームホワイトニングを行うことができます。矯正中に歯が白くなっていくのを実感すると、きっとワクワクして「矯正も頑張ろう!」という気分になることと思います。
しかしマウスピース矯正中のホワイトニングで気を付けなければいけない点があります。それはいったい何でしょうか。
インビザラインでの治療中に、歯の表面に米粒のような小さな突起物を付けることがあります。この突起物を「アタッチメント」といい、マウスピースが歯にしっかりと固定され、歯に力を加えるためのものです。歯とほぼ同じ色のレジンでできており、目立つことはほぼありません。
アタッチメントは治療計画上どの歯に付けるか、何個必要なのかなどを判断し、歯に取り付けられます。基本的に取れることはありませんが、強い力がかかると取れてしまうことがあります。
アタッチメントは歯科医院で外すため、それまではアタッチメントを付けたまま過ごすことになります。
このアタッチメントを付けた状態でホワイトニングを行うと、アタッチメントが付いている部分だけ白くならず、アタッチメントを外した時に目立ってしまいます。せっかく白くした歯なのに、アタッチメントの跡がついていると、とても恥ずかしくて人前で歯を見せて笑えなくなるかもしれません。
こういったことを防ぐためにも、アタッチメントが付いている間はホワイトニングを控えておきましょう。アタッチメントをいつ外すかはだいたいの治療計画に練り込まれていますので、担当医にいつ頃アタッチメントが外れるのか尋ねてみると失敗しないでしょう。
インビザラインやマウスピース矯正の治療の流れをよく理解しながらホワイトニングの計画を立てていくようにしましょう。
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