より歯周病を発症させやすい要因とは?

2022年03月14日 09:50

歯を失うリスクが高いと言われている歯周病は、磨き残しによる細菌感染が主な原因です。しかし歯周病になる原因は、磨き残しだけではありません。お口の環境は様々ですが、その中でも特に歯周病を誘発しやすい要因についてお話をいたします。

歯周病の直接の原因は細菌

歯周病は、歯周病菌が直接の原因です。歯周病菌は磨き残しにより作られたプラークや、石灰化した歯石に歯周病菌が入り込み、歯ぐきや歯を支える歯槽骨などに炎症を引き起こします。

歯磨きが適当であったり、丁寧に磨いているつもりでも磨き残しがあるといった、お口の中の衛生状態が悪いとプラークが作られ、歯周病菌が活動しやすい環境となってしまいます。

このように、歯周病の直接の原因は、お口の中に入り込んだ歯周病菌という細菌です。

より歯周病を引き起こしやすい要因とは?

歯周病菌によって歯ぐきや歯槽骨に炎症が起きることで歯周病が発症し、静かに症状が進行してしまいますが、歯周病が発症しやすい「要因」というものがあることをご存じでしょうか。もちろんどのような方にも歯周病リスクは伴いますが、より歯周病リスクが高まってしまう要因についてご紹介します。

噛み合わせの乱れや歯ぎしりなど

悪い噛み合わせは一部の歯に大きな負担がかかり、骨吸収が起きやすくなります。また歯ぎしりや食いしばりといった悪癖も、歯に過度な力が断続的に加わり、骨吸収が起きてしまいます。歯周病はプラークが付いている歯に起こりますが、噛み合わせの乱れや歯ぎしりといった環境は骨吸収を起こす「咬合性外傷」という病気に分類され、歯周病が合併されやすくなる要因となります。

ガタガタの歯並び

こちらは歯周病の発症や悪化に直接影響を受けると言っても過言ではありません。歯並びに大きな問題がない方でも,

歯磨きがきちんとできていなければ歯周病リスクが高まりますが、歯並びが悪く、歯と歯が重なっている、八重歯によって2番目の歯が大きく後方に下がってしまっているといった場合、さらに歯周病リスクが高まります。磨き残しやどうしても磨けない部分にプラークが溜まり、歯周病菌が活動するには絶好の要因となってしまいます。

少しでもおかしいな、と思ったら早めに相談を

歯周病はいちど発症すると、完治が難しい病気です。また歯がグラグラになったり抜けてしまうだけでなく、体の健康にも関係すると言われいる怖い病気です。たかが歯周病、と思うかもしれませんが、歯周病によって受ける影響は計り知れないのです。

歯周病は予防をすることで悪化を防ぐことができます。また歯周病を引き起こしやすい要因を知っておくことで、より歯周病に対する意識が高まるのではないでしょうか。噛み合わせの悪さや歯ぎしりは、お口の中の環境だけでなく全身の健康にも関わります。また歯並びの悪さも見た目だけでなく、歯周病を引き起こしやすい大きな要因となります。

歯周病のサインは歯ぐきの腫れと出血ですが、これ以外にも顎がだるい、寝起きに奥歯が痛いなどといった自覚症状がある場合、歯周病を併発するリスクが高くなることから早めに歯科医院に相談しましょう。

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