3か月に一度のクリーニングが推奨される理由について

2021年11月12日 13:42

皆さんは定期的なクリーニングに通っていらっしゃいますか?お口の健康を維持するためには定期的なクリーニングが欠かせません。その頻度は一般的に3か月に一度と言われています。

ではなぜ3か月に一度のクリーニングが推奨されるのでしょうか。今回は定期的なクリーニングの重要性とその頻度についてお話をいたします。

治療だけを行うと歯を失うことがあるのは本当?

皆さんは、歯医者にかかるときはどんな時でしょうか。歯が痛い、歯ぐきが腫れてきた、歯が抜けてしまった・・・このような症状が出たときは、必ず歯医者を受診されるでしょう。

このことから分かるのは、歯医者を受診するときは「歯や歯ぐきに何かトラブルが起きたとき」です。痛みがあるなど、何か症状が出たときに悪くなった部分を治すために歯医者を受診するのは当然のことです。

しかし、悪くなったときだけ治療を受けても、いずれは同じことが起きてしまい、最終的に歯を失ってしまう可能性があります。虫歯の場合は治療をした部分から再度虫歯が再発し、歯を削ることを繰り返します。歯周病の場合は、歯周病菌によって歯を支える歯槽骨の吸収が進み、歯を支えることができずに歯が抜けてしまいます。

このように、治療の繰り返しや、症状が悪化したときだけ受診することは、歯を失うことに繋がってしまうかもしれないのです。「治すために治療に通ったのに、歯を失ってしまった」ということになると、ショックは計り知れないのではないでしょうか。

クリーニングの目的は、お口の健康維持

せっかく治療に通っても、虫歯の再発や歯周病が進行してしまうと、毎日の食事にも影響が出てしまいます。では治療を繰り返すことで歯を失うかもしれないリスクを少しでも回避できる方法はないのでしょうか。

それは、定期的にクリーニングに通うことです。定期的なクリーニングとは、歯石除去や歯の表面をきれいに磨き、お口の中を清潔な状態に戻すことです。

虫歯や歯周病は、お口の中に棲んでいる虫歯菌や歯周病菌などが原因で、お口の中が不潔だと、これらの細菌が活動しやすい環境になってしまいます。プラークや歯石は、その代表と言えるものです。

クリーニングは、プラークや歯石といったトラブルの元凶を取り除き、お口の中を清潔な状態に維持するためにとても重要なのです。痛くなくても定期的にクリーニングに通うことで、虫歯や歯周病のリスクを下げ、お口の健康を維持することが可能となります。これは、年齢を重ねてもご自身の歯で美味しく食事を楽しむことに大きく繋がるのです。

理想的な頻度は3か月に1度

ではクリーニングはどの頻度で通えばよいのでしょうか。一般的な推奨頻度は、3か月に一度です。クリーニングでは自分で落としきれない汚れやプラークを取り除きますが、そのままにしておくと、3か月くらいでまた元の状態に戻ってしまいます。そのため、3か月に1度の割合でクリーニングを受けて頂くのがいちばん理想的でしょう。

ただお口の中の状態は個人差があります。歯周病のリスクが高い方は1か月に1度など、個人の状態に合わせて受けて頂くことも大切です。

このように、クリーニングを受けて頂くことで状態を維持し、お口の健康を守ることができますので、3か月に1度のクリーニングを受けるようにしましょう。

 

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