2021年11月12日 13:42
金属アレルギーをお持ちの方は、歯科治療においてもその影響を受けてしまうことがあります。歯科治療において、金属を使った素地を使用することがありますが、金属アレルギーがあると、選択肢が制限されてしまうことがあります。
矯正治療においても金属アレルギーの影響を受けてしまうことがあるため、矯正治療をためらってしまうかもしれません。金属アレルギーをお持ちの方でも矯正治療は可能なのでしょうか。
金属アレルギーとは、貴金属を身に着けた際に痒みなどの症状が起きることを言います。主にネックレスやピアス、指輪といった金属が皮膚に触れることにより、症状が発症してしまいます。
歯科治療でも金属を使った素材を使うことがあり、金属素材によって不快な症状が現れることがあります。主なものとして、金銀パラジウム合金を使った銀歯、入れ歯の金属部分などが挙げられます。歯科素材による金属アレルギーは、舌や粘膜などが赤くなったり口内炎ができるといった口腔内でのトラブルの他、皮膚にかゆみや湿疹といった口腔外へ起きることがあります。
またこの金属アレルギーは、矯正治療においても起きてしまうことがあります。
ワイヤー矯正の場合、金属のブラケットとワイヤーを用いてお口の中に装着して歯を動かしますが、金属アレルギーをお持ちの方は金属の装置によって症状が起きてしまうことが考えられます。
ワイヤーの種類の中にホワイトワイヤーというものがありますが、これはワイヤーに白い塗装をしたもので、いずれは塗装が落ちてきます。そのため金属のワイヤーが口腔内の粘膜に触れて症状が起きてしまうことになるでしょう。
では金属アレルギーの方は矯正治療を諦めなければいけないのでしょうか。歯並びを治す方法は、ワイヤーだけではありません。取り外し式のマウスピースを取り換えるマウスピース矯正なら金属を使用していないため、金属アレルギーをお持ちの方でも安心して歯並びを治すことができます。
マウスピース矯正、特に世界的シェアが最も多いインビザラインは、ウレタンで作られている質の良いマウスピースを使っているため金属アレルギーのような症状が出ることはありません。
インビザラインは金属アレルギーの方でも安心して対応ができる、唯一の矯正治療法なのです。
金属アレルギーでも安心して矯正治療ができるインビザラインについてお話をいたしました。
金属アレルギーの方でも安心なインビザラインですが、取り外し式のためついうっかり付け忘れていた、ということが起きてしまうかもしれません。インビザラインはマウスピースを長時間はめておくことで歯を少しずつ動かしますので、マウスピースを付けている時間が短いとしっかり歯が動かず、治療計画どおりに歯が動きません。ワイヤー矯正に比べて安心、安全な反面、自己管理をしっかりと行う必要があります。
金属アレルギーがあり、矯正治療ができないかもとお悩みの方は、是非インビザラインを検討してみてください。
〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983