舌に付いた汚れはニオイのもと

2020年07月27日 21:44

 

鏡で舌を出したとき、舌が白くなっていませんか?この舌の白くなっている原因は「舌苔(ぜったい)」と呼ばれるもので、生理的な口臭の一因とも言われています。今回は、舌苔を中心にお話をいたします。

舌苔について

口臭の原因となる舌苔は、お口の中の粘膜から剥がれ落ちた細胞と、お口の中に棲む細菌からできています。お口の中には非常に多くの細菌が棲みついていることはよくご存じだと思いますが、舌苔に付着している細胞一個あたり、およそ100個の細菌がいると言われています。そしてこれらの細菌は細胞を分解しますが、分解の際に「揮発性硫黄化合物」という物質を作り出します。この物質が、ニオイの原因となり、生理的な口臭の元となっています。

舌は健康のバロメーターとも言いますが、舌苔ができている場合、よく胃腸の調子が優れないことが多いとも言われています。特に腸の中の悪玉菌が増えると舌苔も増える傾向にあるため、ストレスを溜めない、暴飲暴食を控えて健康的な生活を送るように心がけたいものです。

また唾液分泌量が少ないと、舌苔が増える原因になります。唾液は細菌を洗い流す作用がありますが、唾液の量が少ないと細菌が口内に留まり、活動を活発にしてしまいます。

特に唾液分泌量が減少する高齢の方は、舌苔が多い傾向があります。

舌もキレイに!方法は?

舌に付着した舌苔は取り除くことが可能です。しかし、しっかりと取りたいと思って歯ブラシでゴシゴシと乱暴にこすり落とそうとするのは厳禁です。というのも、舌には味を感じる「味蕾」という組織があり、味蕾を傷つけてしまう恐れがあるからです。

舌をキレイにするには、専用の「舌ブラシ」を使いましょう。ドラッグストアなどでも手に入れることができるため、一本用意しておくと便利です。

また舌用用クリーニングジェルも売られていますので、上手に使うことで舌を清潔に保つことができるため、ぜひ利用してみましょう。

口臭の原因は舌苔だけではありません

舌に付いた舌苔はそのままにしておくと、ニオイの原因になります。しかし、舌苔からの口臭よりも強く不快な口臭があります。それは、「歯周病」による強い口臭です。歯周病菌はプラークに棲みついて毒素を出し、口臭となって症状を強めます。そして歯周病が進行すると歯ぐきに膿が溜まり、大変不快な口臭を放ちます。この悪臭を「下水、汚水のような悪臭」と表現されることが多く、舌苔による口臭とは比べ物になりません。

また舌苔はそのままにしておいても大きな問題にはなりませんが、歯周病は放っておくと歯を失ってしまいます。

ニオイの原因に応じたケアがとても大切です。

 

ホワイトエッセンスのクリーニングでは、最後に舌のおそうじを行います。専用ジェルを付けて優しく拭きとることで、舌がサッパリとして清々しい気分になります。そしてクリーニングでは歯周病ケアとして歯石除去およびPMTCを行います。お口の健康のためにも、是非クリーニングを受けましょう。

 

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