インレーにはどんな種類があるの?保険のインレーのデメリットは?

2018年11月28日 14:51

 

虫歯治療で神経に近い部分まで虫歯が進行していた場合、インレーと呼ばれる詰め物を詰めて削った部分を修復します。インレーには保険適用のものと自費のものがありますが、それぞれどんな種類があるのでしょうか。また保険のインレーのデメリットについてもご紹介いたします。

 

インレーとは?

インレーとは、虫歯治療などで歯を削ったときに詰める人工の詰め物です。虫歯の範囲が浅い場合、レジンというプラスチックを詰めて削った部分を補います。しかし神経の近くまで虫歯が進行しており、レジンで修復が難しい場合は型取りを行って詰め物を詰めます。この詰め物をインレーと言い、治療回数は一度では終わらない治療となります。

 

インレーの種類

インレーには保険適用のものと保険適用外のものがあります。保険適用の場合、俗に言われている「銀歯」で金銀パラジウム合金を使った金属の詰め物です。

 

<保険適用>

・メタルインレー

保険適用のインレーの大部分を占めるインレーです。強度に優れていますが、経年劣化により歯とインレーの隙間から虫歯菌が入り込んで内部で再び虫歯になる「二次カリエス」のリスクが非常に高い治療法です。再治療を繰り返しやすいことが最大のデメリットです。

 

・CRインレー

型取りを行ったあとレジンを使って作製されるインレーです。比較的歯の色に近い色調で作られるため、ぱっと見た感じでは詰め物が入れてあるようには見えません。しかしレジンは金属よりも強度が劣るため、歯によってはインレーが割れる可能性があります。また保険点数が低く、導入している歯科医院はあまりないと言われています。

 

<保険適用外>

保険適用外のインレーは白く強度の高いものが多いため、審美面、機能面において保険のものよりも優れていると考えられます。

・ハイブリッドセラミックインレー

セラミックとレジンを混ぜたもので、自然な色調と強度に優れていることが特徴です。

・e-maxインレー

次世代セラミックと言われているe-maxによるインレーです。

・ゴールドインレー

金属の中でもゴールドは伸びがよく腐食しにくいため、対合の歯を痛めず、インレーの中では最も優れていると言われています。ただし金の価格が沸騰しているため、費用が高くなることがデメリットです。

 

二次カリエスのリスクを抑えるためには金銀パラジウム合金は避けたほうが無難

インレーの種類についてご紹介しました。保険治療を行った際、そのほとんどが金銀パラジウム合金による銀歯です。安価で治療できますが、歯とインレーの境目に段差が生じてしまうため、接着ではなく「合着」という接着方法となってしまいます。合着の場合、どうしても素材の特徴上ぴったりと密着しません。そのため年数が経つとともにセメントが流れ出し、インレーが浮き上がってしまって隙間から虫歯菌が入り込みやすくなります。再治療を繰り返してしまう保険のインレーのリスクを考えると、少々価格が高くなっても、密着性に優れている自費の素材を選ぶほうがベターでしょう。

なお保険外のインレーの種類は歯科医院によって取り扱っていないものもあります。歯科医師とよく相談し、歯を長持ちできる素材を選ぶとよいでしょう。

 

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