2018年07月06日 07:23
すごく歯並びが悪いわけではなけれど、前歯がちょっと歪んでいる、出っ歯を治したい・・・など、ちょっとした歯並びの乱れにお悩みの方はとても多いのではないでしょうか。特に前歯は非常に目立つ部位です。このように、前歯だけを治したい方におすすめな矯正治療「部分矯正」についてお話します。
部分矯正とは
部分矯正とは、動かす歯を1本から数本に限定して行う矯正治療で、主に前歯の歯並びの乱れに対して行われます。
通常の歯列矯正は歯全体に矯正装置を取り付けて多くの歯を動かします。そのため治療期間が2年~3年程度必要となりますが、部分矯正は動かす歯の範囲が狭いため、短い期間で気になる歯並びを改善する事が可能です。また費用面においても全体的な矯正と比べると負担が軽くなります。症状が比較的軽い症例に対し、部分矯正を行うことで気になるコンプレックスを解消することが可能となります。
部分矯正のメリットとは
部分矯正の主なメリットをご紹介します。
・治療期間が短い
前歯など気になる部分だけを治療するため、全体矯正に比べて治療期間が短く済みます。特に奥歯を動かす場合、全体矯正では2~3年かかりますが、部分矯正では6か月程度と全体矯正に比べてかなり短い期間で改善が可能です。
・費用が安い
部分的に歯並びを整えるため装着する装置が少ないため、費用を抑えることができます。どの装置で治療するかにもよりますが、全体矯正と比べると経済的な負担が軽く済みます。
・痛みや違和感が少ない
歯全体を動かす通常の矯正に比べ、歯を動かす範囲が少ない部分矯正では痛みや違和感がそれほど強く現れずに済みます。
部分矯正の治療について
・ブラケット矯正
歯の表面にブラケットという小さな器具を取り付けて歯を動かします。装置が目立つのが気になる方は、セラミックブラケットという透明なブラケットを洗濯することも可能です。
・リンガルブラケット
歯の裏側にブラケットを取り付けて歯を動かします。表側に比べて費用が高くなります。
・マウスピース矯正
透明のマウスピースを使って歯並びを整える方法です。ブラケット矯正と比べ、症例が限られています。
奥歯の部分矯正について
奥歯の噛み合わせを整える場合、インプラント矯正という矯正治療を行うことがあります。部分矯正では動かしたい歯にブラケットと呼ばれる装置を歯の表面に取り付けてワイヤーを通し、歯を動かします。この場合、支点となる歯にも装置を取り付けるため、状況によっては支えとなる歯も一緒に動いてしまうことがあります。このような場合、矯正用インプラントという小さな器具を歯ぐきに埋め込んで固定して歯を動かす「インプラントアンカー」という治療を行います。インプラントというと人工歯根を歯ぐきに埋め込んでその上に人工歯を装着する治療を思い浮かべるかもしれませんが、矯正用のインプラントとは、小さな器具を埋め込んで歯を動かす矯正治療法のひとつです。
部分矯正では対応できないケースも
前歯など気になる部分だけを改善する部分矯正ですが、歯の状態や噛み合わせによっては部分矯正では対応できない場合があり、全体矯正が必要となります。
歯並びのお悩みは人それぞれです。まずは当院にお気軽にご相談ください。きれいな歯並びを手に入れていただくためにご自身にいちばん適した治療方法をご提案いたします。
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