歯のすき間、絶対矯正しなくては治らない?

2020年10月19日 11:57

 

前歯は目立つ部分のため、お悩みを抱えている方は非常に多いと思います。その中でも、前歯のすき間はかなりコンプレックスを感じるのではないでしょうか。前歯のすき間を埋めると、印象はガラリと変わります。しかし前歯のすき間を埋める治療法は矯正治療しかないのでは?と思う方もいることでしょう。今回は、前歯のすき間の治療法についてお話をいたします。

 

前歯にすき間ができる原因とは?

 

前歯にすき間ができてしまうのは、いくつかの原因が考えられます。

・歯が小さい・・・元々の歯の大きさが小さい矮小歯によりスペースが余り、歯と歯の間にすき間ができてしまうことがあります。また前歯だけでなく、歯列全体にすき間が生じることもあります。

・過剰歯の存在・・・過剰歯と呼ばれる、本来の歯以外に歯が存在することがあります。この歯の存在が永久歯の生え方や向きを妨害し、キレイに生えずにすき間を生じさせることがあります。特に上顎の前歯によく見られます。

・上唇小帯の位置の異常・・・前歯の真ん中から唇に伸びるスジを「上唇小帯」と言います。この上唇小帯が以上に発達し、前歯の歯ぐきの裏側まで伸びてしまうと、前歯の間にすき間ができてしまいます。

・歯周病の悪化・・・歯周病の悪化も、歯のすき間の原因となります。歯周病が悪化すると歯槽骨が吸収され、歯がグラ付いてきます。その結果、歯が動いてすき間が生じます。

・悪癖・・・指しゃぶりや舌を押すなどの悪癖も原因のひとつです。歯を内側から押すと、歯がハの字に広がってすき間となって現れてしまいます。

 

すきっ歯をそのままにしておくと・・・?

見た目は気になるものの、「特に支障は感じてないから」とそのまま放置しておくとどうなるのでしょうか。

まず考えられるのが、歯と歯の間に食べ物が詰まりやすく、虫歯や歯周病リスクが高まることです。歯のすき間に詰まった食べ物がプラーク化し、細菌の溜まり場になってしまいます。また歯に食べ物が詰まっていると見た目にもあまり宜しくありません。

発音にも影響が出てしまいます。すき間から空気が漏れ、相手にとって聞き取りにくい発音になってしまうことがあるようです。受付やコールセンターなど人と話す機会が多い方にとって、不明瞭な発音は仕事にも支障をきたすことになりかねません。

また咀嚼にも影響が出てしまいます。しっかりとすり潰せないまま飲み込んでしまうと、消化不良を起こしてしまうこともあります。

このように、歯と歯の間にすき間があることで見た目だけでなく、お口の機能や日常生活に色々な問題点が出てきてしまうのです。

 

歯のすき間を埋める治療法は?

 

では歯の間のすき間を埋めるには、矯正治療しか方法がないのでしょうか。矯正治療は確実に歯並びをきれいにする代表的な治療法ですが、費用が高いこと、期間が長いことで懸念される人も多いのではないでしょうか。

全体的に歯と歯の間にすき間が多い方は矯正治療のほうが適しています。噛み合わせの改善も併せて矯正治療を視野に入れられるとよいでしょう。

しかし前歯だけにすき間がある方は、矯正治療よりも「ダイレクトボンディング」という方法のほうが適しています。これは虫歯治療などで使われるレジンを使ってすき間を埋める方法です。

ダイレクトボンディングはより審美面を考慮したレジンを使うため、保険適用のものよりも高くなってしまうことがありますが、歯の色とほとんど差がない色を使うため、自然な仕上がりが期待できます。

またラミネートべニアを付ける方法もあります。ラミネートべニアはセラミックの薄いシェルを歯の表面に貼り付ける方法で、より自然で美しい仕上がりになります。

 

前歯の治療法は、必ずしも矯正治療だけとは限りません。ご自身に合った方法で気になる前歯をキレイにし、生き生きとした笑顔を取り戻しましょう!

 

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