インプラント周囲炎にならないためには?

2020年02月24日 06:27

インプラント治療後に最も注意すべきことは、インプラント周囲炎です。インプラント周囲炎になってしまうと最悪、インプラントが抜け落ちてしまうことがあります。今回はインプラント周囲炎にならないために気を付けるべきことについてお話いたします。

インプラント周囲炎について

インプラント治療が終わり、しっかり噛んでお食事ができる喜びを取り戻すことで快適な毎日を送られることと思います。しかし、インプラントを入れたからと言ってそのままにしておくと、インプラント周囲炎のリスクが高まってしまいます。インプラント周囲炎とはインプラント治療後に起こる最も多いトラブルで、歯周病に似た症状が起こります。歯周病菌がインプラント周囲に付着して炎症を起こします。具体的には歯ぐきの腫れや出血、さらに症状が進行すると顎の骨が吸収し始めます。骨吸収が起きるとインプラントを支える周りの骨が溶け始め、インプラントを支えることが困難になり、やがてインプラントがグラつき始めます。さらに骨吸収が進むとインプラントを支えられなくなり、インプラントが脱落してしまいます。

では再治療を行えばいいのではないか?と思われるかもしれません。しかしいちど骨吸収が起きると再治療はとても大変で、費用も手間も時間もかかってしまいます。その結果、インプラントの再治療を諦め、入れ歯治療を余儀なくされてしまいます。これではせっかく行ったインプラント治療が無駄になってしまいます。

このように、インプラント治療後はインプラント周囲炎のリスクが常に伴います。特に歯周病で歯を失った方はインプラント周囲炎のリスクがかなり高い傾向にあります。

インプラント周囲炎を防ぐためには

せっかく入れたインプラントを長持ちさせるためには、毎日のセルフケアだけでなく、定期的なメンテナンスが大変も重要です。歯科医院で行うメンテナンスでは、ご自身では取り除きにくい汚れやプラークなどを歯科衛生士が専用の器具を使って丁寧に取り除きます。また歯ぐきの腫れの有無や噛み合わせに問題はないかなども併せてチェックし、インプラントが快適に使用できているかを確認します。

インプラント周囲炎を予防するための定期的なメンテナンスの間隔は患者さんによって異なりますが、特に問題がなくても、インプラントを長持ちさせるためには必要不可欠なのです。高い費用と時間を費やしたインプラントを長持ちさせるためにも、定期的なメンテナンスは必ず受けるようにしましょう。

 

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