歯の詰め物が取れてしまった!どうすればいい?

2019年07月26日 08:12

ガムやグミ、キャラメルなどを食べていると、何だか硬いものが・・・!よく見ると、詰め物が取れてしまった!そんな経験をした人は案外少なくないかもしれません。もし詰め物が取れてしまったら、どうすればよいのでしょうか。

取れてしまった原因

虫歯を取って詰め物をしたからもう何を食べても大丈夫!そう思いながら数年経ち、治療をしたことをすっかりと忘れた頃に突然詰め物が取れてしまったらびっくりしますよね。ではそれまで何の問題もなく使えていた詰め物が取れてしまったのでしょうか。考えられる原因は次のとおりです。

・セメント(接着剤)の劣化によるもの

虫歯を取り除いて型取りを行った詰め物(インレー)は、歯科用セメントで付けられます。保険適用のインレーは金属のものとレジンのものがありますが、強度を考慮してその多くが金属のインレーです。金属のインレーは歯との密着性があまりよくありません。どうしても歯とインレーの間にわずかな隙間や段差が生じ、そこから少しずつセメントがイオン化して劣化します。そのためインレーがだんだん浮き上がり、粘着性ものなどを食べたときに一緒に取れてしまいます。

・二次カリエスによるもの

二次カリエスとは、インレーなどの修復物や補綴物の下で再び虫歯になってしまうことを言います。わずかな隙間から虫歯菌を含んだ唾液が流れ込み、内部で虫歯が広がるとインレーが合わなくなってしまいます。そのため食事中などにインレーが取れてしまいます。

 

インレーが取れてしまったら?

 

インレーが取れてしまったら、できるだけ早く歯科医院を受診しましょう。もし取れたものをお持ちでしたら、それも持っていってください。二次カリエスになっておらず、インレーの状態もよければ再接着することも可能です。もし紛失してしまったら、再度型取りを行い、新たなインレーを装着します。この際、金属よりもジルコニアインレーなど強度があり、歯との接着性がよいものがおすすめです。

二次カリエスになっていたら、まず虫歯治療を行ってから型取りを行います。もし神経まで虫歯が広がっていたら、根の治療が必要になることもあります。

なお、自分で市販の瞬間接着剤などを使ってインレーを戻すことは絶対にしないでください。市販の瞬間接着剤の成分がお口の中に悪影響を与えることが考えられます。また二次カリエスになっている可能性があるにもかかわらず自分で戻してしまうと、虫歯が広がり、しなくてもよい治療が必要になってしまうかもしれません。

インレーが取れてしまったら、速やかに歯科医院を受診しましょう。併せて二次カリエスを防ぎ、劣化しにくいインレーの素材についても相談してみてはいかがでしょうか。

 

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