加齢とともに歯が黄ばむ理由について

2019年05月21日 10:47

若い頃は自然な白さだった歯は、年齢を重ねるたびにだんだん黄ばんできます。黄ばんだ歯は、口元だけでなくお顔全体の印象にも大きく関わり、残念ながら「年をとっている」と感じざるをえません。ではなぜ加齢ととともに歯は黄ばんでくるのでしょうか。

 

歯がだんだん黄ばむ原因について

ではなぜ歯は加齢とともに黄ばんでくるのでしょうか。その原因として、以下のことが考えられます。

・エナメル質が薄くなり、内部の象牙質の色が透けて見える・・・歯の黄ばみの最も大きな原因ともいえます。歯の表面は固いエナメル質で形成されており、内部は薄いクリーム色の象牙質があります。象牙質はエナメル質で覆われていますが、長年食事をするにつれてエナメル質が少しずつ磨り減ってきます。そのため内部の象牙質が透けて見えるようになることで歯の色が濃く見えてしまいます。

 

・象牙質の変色・・・象牙質も、薄いクリーム色から濃い黄色~褐色へと年々色が濃くなってきます。エナメル質の磨り減りとともに色が濃くなった象牙質が透けて見えることで、黄ばみが増して見えてしまいます。

 

・飲食物による着色・・・コーヒーや赤ワイン、ケチャップやソースそしてタバコなど日常の飲食物によって、歯に色素沈着が怒ります。定期的なクリーニングを受けていればそれほど濃い着色にはなりませんが、クリーニングを受けずにいると、黄ばみというよりは茶色っぽく変色し、口元の審美性を損ねてしまいます。

 

・処置した歯の変色・・・小さな虫歯や浅い虫歯の場合、レジンを詰めて処置を行います。若い頃にレジンで処置をした部分は、年数が経つにつれてだんだん変色してきます。また前歯を保険適用の差し歯にした場合も、経年劣化のため変色が著しくなります。このように、処置した歯が変色することで、歯が黄ばんで見えてしまいます。

 

加齢とともに変色した歯を白くするには?

加齢とともに歯が変色するのは仕方ありません。しかし歯が黄ばんでいると、どうしても「老けている」という印象は否めません。では加齢とともに変色した歯はどのようにして白くするのでしょうか。

・ホワイトニングにより歯を白くする

・セラミッククラウンやラミネートベニアによる治療を行う

歯の黄ばみそのものを取り除き、白い歯を手に入れるならば、ホワイトニングが最も効果的です。歯のクリーニングは、歯についた汚れを取り除いて本来の色を取り戻すことはできても、内部の象牙質までは白くできません。ホワイトニングは、内部の象牙質の黄ばみを分解する働きがあるため、黄ばみを抑えた自然な白い歯を手に入れることが可能です。

処置した歯を白くするためには、セラミッククラウンか、ラミネートベニアいよる治療が必要です。治療した歯はホワイトニングでは白くならないためです。セラミックは汚れがつきにくいため、白さを維持することが可能です。歯のクリーニングで周囲の歯の汚れを落としてから治療を行うと、周りの歯と調和が取れるでしょう。ただしセラミックによる治療は、歯を削るため多少なりともリスクを抱えることになります。

 

口元は、年齢が表れるパーツです。歯の黄ばみを解消し、いつまでも若々しい口元で過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

当院のホワイトニングについてはこちら

PAGE TOP

月別アーカイブ

〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983

診療時間
殺菌水システムについて
お問い合わせ
医院外観
お問い合わせはこちら
アクセスはこちら
診療時間