ブリッジが臭いやすいのはなぜ?

2019年02月24日 14:14

 

失った歯の機能回復手段のひとつに、ブリッジがあります。ブリッジは、失った歯の隣の歯を削り、その歯を土台として何本か繋がった人工歯を固定します。見た目が橋のように見えるため、ブリッジと呼ばれています。入れ歯のようにバネが見えないため、一見すると審美性などに問題がないように思えますが、ブリッジには案外多くのデメリットがあり、そのうちのひとつが「ブリッジは臭い」なのです。

 

保険適用のため安価で治療できますが・・・

ブリッジは入れ歯同様、保険適用となる治療法です。取り外し式の入れ歯と異なり、ブリッジは支台歯と呼ばれる土台の歯を柱として、そこへ失った歯+2本分の人工歯をセメントで着けて固定します。費用を抑えて噛む機能を回復できるうえ、奥歯は銀歯になるものの、前歯は表側が白いレジンで作れるため、見た目にはそれほど悪くありません。

噛む力は入れ歯よりも強く、日常の食事には問題はありません。しかしブリッジのデメリットは支えとなる両隣の歯をたくさん削ることです。健康な歯をたくさん削ることにより、この先の寿命に大きく影響してしまいます。

また抜けた歯の部分の顎の骨が次第に痩せていくという欠点も持っています。

保険適用のブリッジは安価で治療ができる良さがありますが、それ以上に歯に対するダメージが大きく、デメリットが多い治療と言えます。

 

ブリッジの臭いについて

そしてブリッジの欠点のひとつに、口臭がきついことがあります。ブリッジは支えとなる支台歯の間に歯がない状態で、ブリッジ本体はその部分に「ポンティック」という人工歯が繋がっています。歯肉とポンティックの間は隙間が空いており、この部分に食べかすが詰まりやすくなります。入れ歯に比べて清掃も行いにくく、やがて細菌が繁殖してしまいます。その結果、お口の中の衛生状態が次第に悪くなり、口臭となってしまいます。

また保険適用のブリッジは素材の特徴上、プラークが付きやすくなってしまいます。プラークは歯肉炎や歯周炎を引き起こすため、ますますお口の中が不衛生になってしまうのです。

 

ブリッジの口臭を少しでも防ぐためには

ブリッジは、歯肉とポンティック部分に食べかすが挟まってしまいます。ブリッジと歯肉の間の汚れを取るためには、毎食後の歯間ブラシが欠かせません。しかし毎食後、歯間ブラシで手入れするのは大変です。寝る前の歯磨きのときだけでもしっかりとブリッジ周辺をお手入れして下さい。

素材を保険のプラスチック、銀歯からセラミック系のものに変えることも、改善策のひとつです。セラミックは汚れが付きにくいため、保険のものよりはプラークが付きにくくなります。

そして定期検診やクリーニングは欠かせません。歯のクリーニングでは自分では取れない汚れやプラーク、そして歯石までキレイに取り除き、お口の中の衛生状態を良いものに取り戻します。

しかしブリッジは寿命が短く、8年程度と言われています。健康な歯へのダメージが大きい分、寿命が短くなってしまうのです。歯の健康のことを考えると、入れ歯かインプラントのほうが望ましいかもしれません。

 

ブリッジはお口の中が不潔になりやすいため、できるだけ毎日歯間ブラシを使ってお手入れするようにしましょう。

 

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