お子さんの歯並び、きちんとチェックしていますか?

2019年02月23日 00:41

お子さんのお口の中で気になるのは虫歯と歯並びではないでしょうか。特に歯並びは、虫歯のように痛みを感じないため、歯並びが悪くなっていても噛み合わせに問題があっても、お子さん本人は気づきません。そのため歯並びや噛み合わせが悪いまま過ごすと、成人後に色々なトラブルが出てくるのです。

 

歯並びが悪いことで起こるリスク

幼少期や思春期の頃、いわゆる成人前に歯並びや噛み合わせに問題があると、虫歯や歯肉炎のリスクが高くなります。ガタガタした歯並びはブラッシングが非常に行いにくく、歯が重なっている部位などは汚れが残ってしまいます。お口の中には様々な細菌が存在し、食べかすがやがてプラークへと形成されます。

既にお口の中に虫歯菌がある状態なら虫歯が心配です。特に乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が弱く、成人に比べて虫歯リスクが高まります。

また歯肉炎もよく起こります。歯ぐきの腫れや出血を伴う歯肉炎は、幼少期でも起こります。原因はブラッシング不足ですが、歯並びが悪いと歯磨きが行いにくいため、プラークが付きやすくなり歯肉炎を引き起こしてしまいます。

成人までに歯周病へ進行することはあまりありませんが、幼少期からお口の中の衛生状態が悪いと、将来的に歯周病へと進行しする可能性は非常に高いと言えるでしょう。

 

噛み合わせに問題があることで起こるリスク

一見すると歯並びにはそんなに問題はなくても、噛み合わせに問題があると、お口の中に深刻な症状を引き起こすことがあります。噛み合わせの異常として挙げられるのは、出っ歯、受け口、オープンバイトなどです。歯並びそのものは悪くなく、ブラッシングもきちんと行えても、「噛む」という最も大切なことに深く関わるのが、噛み合わせの異常なのです。

出っ歯の場合、前歯で食べ物を噛み切ることが難しいうえ、どうしても口が開いてしまうため、口呼吸になります。口呼吸はお口の中の乾燥を招き、細菌の増殖へと繋がってしまいます。そのため虫歯になりやすくなったり、ウイルスを取り込んで風邪やインフルエンザなどになりやすくなるとも考えられています。

受け口は、顎の痛みや口が開けにくいなどの症状が起こり、顎関節症が心配されます。見た目にも問題があり、小さなお子さんの場合、他のお友達にからかわれてしまうことで、メンタル面に深刻な影響が起きます。

オープンバイトは、奥歯で噛んだ時に前歯の間に隙間ができる噛み合わせの異常です。前歯に隙間があるので、前歯を使って食べることができません。また奥歯に大きな負担がかかるため、将来的に奥歯にトラブルが起こる可能性が高くなります。

 

このように、歯並びの悪さや噛み合わせの異常は、歯やお口の中、そしてそれに伴って体の健康にも様々な悪影響が起こる可能性があるのです。

 

幼少期から歯並びをチェックし、定期的に歯科医院で診てもらいましょう

乳歯がとてもキレイだから、将来の歯並びもきっと大丈夫!とは決して言い切れません。乳歯がきれいだからといって、必ずしも永久歯の歯並びや噛み合わせが正常かというと、それは約束されたものではないのです。永久歯が足りない、おかしなところから永久歯が生えてきたなど、成長するとともに歯並びや噛み合わせの変化が起こることがあります。

もし治療が必要になった場合、できるだけ早いほうがお子さんの負担も少なくて済みます。保護者の方も意識してお子さんのお口の中を観察し、定期的に歯並びを診てもらいましょう。少しでも気になることがあれば、担当医に早めに相談して下さい。

 

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