歯間ケアは歯の健康を守る大きなポイント

2019年02月19日 08:27

 

歯の健康を守るのは、毎日の歯磨きです。しかし毎日歯磨きを行っているのに虫歯ができてしまうことがあります。それは、歯と歯の間にできる虫歯が非常に多いのです。と言うのも、歯と歯の間に残る汚れは、歯ブラシだけではなかなか取り除くことが難しいからです。そこで今回は、歯間ケアの重要性についてお話をしたいと思います。

 

歯ブラシで取りきれるのは、歯の表面

歯磨きさえしていれば、虫歯や歯周病の予防になる・・・そうお考えではありませんか?確かに歯ブラシを使った歯磨きは歯の汚れを取り除き、お口の中を清潔にします。しかし、歯と歯の間の汚れは歯ブラシの毛先が届きにくく、気が付けばプラークや歯石が付着してしまっています。

特に歯と歯の隙間が狭い方や歯並びが悪い方は、歯ブラシだけでは完全に食べかすや汚れを落とすことは困難で、磨き残しとなって何らかのトラブルを引き起こす可能性が出てきます。

実際、定期検診で歯と歯の間の虫歯が発見されることは多く、磨いているのになぜ?と思われるかもしれません。しかしよく聞いてみると、デンタルフロスや歯間ブラシを使っていないという声が圧倒的に多く、虫歯ができてしまうのも当然と言えるのです。

歯磨きの後に舌で歯を触ってみるとツルツルしており、しっかり磨けたように感じるかもしれませんが、歯ブラシで取りきれるのは、歯の表面だけなのです。

 

寝る前には歯間ケアを行いましょう

歯と歯の間に残る汚れを取り除くのには、デンタルフロスがいちばんです。定期検診やクリーニングの際に使われるのはご存知でしょうか。歯科医院でのケアでは必ず使います。

ご家庭では、寝る前の歯磨きのときに歯間ケアを取り入れましょう。できれば毎食ごとが望ましいですが、時間に追われて歯磨きで精一杯だと思います。ゆっくり時間が取れる寝る前の歯磨きの際に、フロスや歯間ブラシを使って歯の間に残る汚れを取り除いてください。

寝る前の歯間ケアがおすすめな理由として、唾液の分泌の減少が挙げられます。唾液には細菌を洗い流す作用があり、唾液によって虫歯や歯周病菌などの細菌をお口の中にできるだけ溜めないようにすることができます。

しかし就寝中は唾液の分泌が減り、お口の中の細菌が活発に活動します。このとき歯と歯の間に汚れが残っていると、虫歯菌や歯周病菌が棲み付くためのプラークが作られやすくなります。プラークが石灰化すると歯石となって歯にがっちりと付いてしまって、歯周病リスクが高まります。

このようなリスクを低減させるためにも、寝る前の歯磨きのときに歯間ケアを取り入れてください。特にフロスは歯と歯の間が狭くても通すことができます。歯間ブラシは奥歯や歯と歯の間の隙間が広い方、ブリッジが入っている方に向いています。もし使い方がわからなければ、歯科衛生士にたずねてみてください。患者さんに合ったものや使い方などを丁寧に教えてくれます。

 

寝る前の歯間ケアで、歯の健康を維持しましょう。

 

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