フッ素で歯を強くしましょう

2019年02月14日 07:51

歯を失う二大原因のひとつ、虫歯は酸を放出することで歯を溶かしてしまいます。虫歯になる原因はチョコレートなど甘いものの食べ過ぎと思われがちですが、それだけが原因ではありません。虫歯は4つの要因が重なることで引き起こされると言われています。そのひとつに「歯質」があります。歯質が弱いと虫歯になりやすいのです。

 

虫歯になる4つの要因とは

虫歯は、歯磨き不足により歯に残った汚れがプラーク化し、そこへ虫歯菌が棲みついて酸を放出します。歯は酸に弱く、虫歯菌が出す酸によって歯が溶けてしまいます。しかし虫歯は1日で急に起こるわけではありません。ここまで至るには、4つの要因が重なって起こるのです。その4つの要因とは、次のとおりです。

 

・虫歯菌

・砂糖

・時間

・歯質

 

虫歯になってします第一の要因は、虫歯菌です。虫歯菌が食べかすに含まれる砂糖を栄養素にして酸を作り出し、歯を溶かして虫歯を作り出します。時間というのは、お口の中に飲食物が留まる時間です。長時間だらだらと飲食を行うと、お口の中は酸性に傾いて虫歯になりやすい状態になってしまいます。

そして歯質も、虫歯に大きく関係します。歯の表面のエナメル質は酸に非常に弱く、虫歯になりやすい環境が整うと、歯が溶けやすくなり、虫歯へと進行してしまいます。

特に乳歯や生えたばかりの永久歯はエナメル質が薄いため、非常に虫歯になりやすいのです。また成人でも、虫歯になりやすい歯質の人も少なくありません。しっかり歯磨きをしているのにすぐ虫歯になる人は、歯質に問題があると考えられます。

 

虫歯予防および歯質を強化させるフッ素

虫歯から歯を守るためには、食生活や歯磨きはもちろん、歯質を強化することが大切です。その歯質を強くする働きを持つのが、フッ素です。フッ素は虫歯予防というイメージがありますが、虫歯予防だけでなく歯を強くする働きがあります。歯を強くすることで虫歯になりにくい歯を作り出し、歯の健康を守ることができるのです。

・耐酸性・・・フッ素を使うことで歯の質が「フルオロアパタイト」と言う安定した結晶構造を持ち、歯質が強化されます。

・抗菌作用・・・虫歯菌が作り出す酸を作りにくくします。

・再石灰化の促進・・・虫歯予防として最もよく知られている歯の再石灰化を促す作用を持っています。再石灰化されることで、歯の表面が溶け始めたごく初期の虫歯を削ることなく治癒できる場合があります。

 

フッ素塗布は子どものためだけと思われがちですが、成人の方にも効果的です。特に歯科医院で使うフッ化物は濃度が高く、効果も高いため、虫歯になりやすい人には特にお勧めです。

ご自宅で使う歯磨き剤にもフッ素配合のものは多く、日常の歯磨きで使うとともに、予防治療でフッ化物を使い、虫歯予防をすると効果的です。

砂糖の摂取を控え、毎日の歯磨きをしっかり行いながら定期的にフッ素塗布を受けて、虫歯に負けない強い歯を作り出しましょう。

 

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