銀歯が臭い!被せ物にも寿命があるの?

2018年12月24日 16:57

口の中が何となく苦い味がする、またフロスを通したときにイヤな臭いがするのは、もしかしたら銀歯が原因かもしれません。ではなぜ銀歯が臭いの原因になるのでしょうか。

 

銀歯の部分が臭い原因とは?

フロスや歯間ブラシを通したとき、銀歯の部分だけが何とも言えない不快な臭いを放つことがあります。銀歯の部分が臭くなる理由として考えられるのは

 

・銀歯の周囲に細菌が溜まることでイヤな臭いを発する

・銀歯の中で虫歯が発生し、イヤな臭いを放つ

・歯周病により臭いを放つ

 

お口の中には非常に多くの細菌が棲みついています。銀歯の場合、どんなに精密に作製しても、歯と銀歯の間に段差が生じるため、細菌が溜まりやすくなります。毎日歯間ブラシなどを使うことである程度軽減できますが、数日でも欠かすとすぐに臭いがしてしまいます。

銀歯の中で新たに発症する虫歯を、二次カリエスと言います。虫歯は細菌感染のため、そのままにしておくと悪臭を放つ場合があります。二次カリエスのために銀歯が取れてしまったとき、状態が悪くなければ再接着することができます。その際銀歯の汚れを取ったり磨いたりしてから再接着しますが、汚れを取っているときの臭いは強烈です。

歯周病も臭いの原因になります。歯周病菌によって膿が溜まると、悪臭を放ちます。銀歯の周りはプラークが溜まりやすいので歯周病が進行しやすく、それによって口臭がきつくなる特徴があります。

 

銀歯の寿命はどのくらい?

では銀歯の寿命はどのくらいなのでしょうか。噛めるから大丈夫、と思うかもしれませんが、銀歯には寿命があり、再治療を必要とする時期がやってきます。状態にもよりますが、一般的に銀歯の寿命は5~7年程度と言えます。銀歯が臭い出したら再治療、再作製のサインと言えるでしょう。また二次カリエスは自覚症状がないため、再治療の時期に気づきにくくなります。

 

寿命が長いセラミックを使った被せ物

銀歯はどうしても細菌が付着しやすい上、セメントが溶け出して劣化してしまいます。そのため寿命が短く、歯にとっても良い影響を与えません。

再治療を行うのなら、オールセラミックやジルコニアセラミックなど、セラミックを使った治療が適しています。と言うのも、セラミックは銀歯のように歯と補綴物との境目に段差が生じにくいこと、そしてセラミックの素材の特徴である汚れやプラークが付きにくいため、お口の中の衛生状態を保ちやすくなります。

二次カリエスのリスクも低いため、劣化しにくく、銀歯と比較して被せ物と歯そのものを長持ちさせることが可能となります。審美面も優れており、機能と見た目を兼ね備えた治療法と言えるでしょう。被せ物の臭いに悩む方は、セラミック治療を選択肢として考えてみるとよいのではないでしょうか。

 

当院の審美治療についてはこちら

PAGE TOP

月別アーカイブ

〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983

診療時間
殺菌水システムについて
お問い合わせ
医院外観
お問い合わせはこちら
アクセスはこちら
診療時間