八重歯は可愛いけれど・・・?

2018年12月19日 08:16

 

笑うとチラッと見える八重歯は、チャーミングで可愛らしいイメージがあると思います。しかし、可愛い見かけとは裏腹に、お口にとってリスクのある歯なのです。

 

八重歯が可愛いと思われているのは日本だけ・・・?

八重歯とは、前歯から3番目である犬歯が、他の歯よりも上のほうから生えている歯です。日本では以前、八重歯が見えるアイドルが人気を集めており、八重歯=可愛い、チャーミングという印象が強いのではないでしょうか。実際、「付け八重歯」を取り扱う歯科クリニックも存在するくらい、日本では八重歯はどちらかといえば歯並びが悪いというマイナスよりも、可愛いというプラスのイメージが強い傾向があります。

しかし、八重歯が可愛いと思われているのは実は世界で日本くらいなのです。海外では、八重歯はマイナスのイメージがあり、欧米や中国では忌み嫌われているとも言われています。

実際、欧米の俳優やアーティスト、プロアスリートなどは歯並びが揃っており、八重歯はほとんど見かけません。海外では歯並びの良さがステイタスであり、歯並びに問題があると、積極的に歯列矯正を行うほど歯並びの良さを重視する傾向があります。

 

八重歯による影響とは?

そもそも八重歯があるということは、犬歯が正しいスペースに並ばないため、上方から生えてしまっている歯並びの乱れです。では八重歯があることで、お口の中にどのような影響があるのでしょうか。

 

・虫歯

・歯肉炎や歯周炎

・唇や口の中を傷つける

 

八重歯があることで、隣の歯(前から2番目の歯)が隠れてしまって歯磨きが行いにくくなります。そのため着色が付きやすいほか、磨き残しによるプラークが形成されやすくなってしまいます。プラークが形成されると、そこへ虫歯菌や歯周病菌が棲みついて、酸や毒素を放出し、虫歯や歯肉炎などを引き起こしてしまいます。

また犬歯は他の歯と形状が若干異なり、やや尖っています。八重歯は他の歯列よりも前方へ出ているため、唇や口の中を傷つけてしまうとも言われていますが、実際の症例はあまり聞きません。やはり歯磨きが行いにくいことによる虫歯や歯周病リスクが問題点だと言えるでしょう。

 

お口の中の健康のためにも、歯列矯正がベスト

見た目には問題がなくても、八重歯をそのままにしておくと、上でご紹介した虫歯や歯周病リスクを抱えることになります。歯列に問題があるため、リスクを低減するためにも歯列矯正が望ましいでしょう。矯正方法としては、子どもの場合は顎の骨を広げてスペースを確保する床矯正を行ってからブラケット矯正を行うことが一般的です。

成人では症例により小臼歯を抜歯後、ブラケット矯正を行います。抜歯を行わずに矯正できる場合もあるため、担当医とよく相談して矯正方法を決めるとよいでしょう。

 

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