2018年05月07日 09:46
硬いおせんべいやするめ、大きなお肉を思い切りほおばってもりもり…。
硬いものを食べていたら、あごが疲れた…そんな記憶はありませんか?
あとはカラオケを熱唱したら、あごに違和感を感じたなど…。
私たちは普段何気なくやっている食事や、会話、動作の中で、あごの開閉を頻繁に行っています。
頭の骨と下あごの骨の間には、関節円板という組織があります。
本来口を開くときは、下あごと連動してクッションの役目を果たしています。
この関節円板がなんらかの原因でズレてしまうと、あごに炎症を起こして痛みを感じたり、口を開けたり閉じたりしたときに、カクカクと音がするようになります。
この音は、関節が外れたり戻ったりしていることが原因です。
しかも最大開口時に、このズレが戻る場合と戻らない場合があります。
つまり、大きなあくびをしただけで、あごが外れたままになってしまうこともあるということです。
顎関節症のセルフチェックとして一番手軽なのは、
口を大きく開けて、ゆっくり閉じてみること。
※ご注意ください※
すでに顎関節症と診断されている方や、自覚症状に該当される方はチェックをせず、歯科受診をご予約ください。
すぐに気にならなくなる違和感や痛みならば、そんなに神経質になる必要はありませんが、これから挙げる自覚症状がある場合は、要注意です。
顎関節症の自覚症状をまとめると
・あごが痛い(筋肉・関節)
・口が開けにくい、または痛くて大きく開けられなかった
・カクカクと音がして痛い
上記の中に思い当たる症状がひとつ以上あって、他に同じような症状を示す疾患がない状態の場合に、顎関節症が疑われます。
顎関節症と診断されたり、自覚症状(痛みや関節痛)がある場合、一番大切なのはあごの関節に負担をかけないことです。
負担がかかりやすいのは、
うつぶせに寝る
睡眠不足
ストレス
歯をかみ締めるクセ
硬い食品など(フランスパン、タコ、イカ)
などが挙げられます。
そのほかにも、あごで楽器を挟むバイオリンや、あごを後ろにひく動作が必要な管楽器、格闘技やスキューバなども控えたほうがよいでしょう。
手や足、首の関節をポキポキ鳴らす感覚で、あごをカクカク鳴らすくせがある人は、今すぐやめましょう。
あごの関節や筋肉に痛みがあったり、口が開けにくいと感じている場合。
通常は鎮痛薬などで炎症を鎮めながら、透明なマウスピースをいれるスプリント治療を行い、顎関節の負担を軽くする保存的な治療を行います。
とくに歯をかみ締めるクセのある方に効果的です。
あごの関節の痛みで一番多いのは顎関節症ですが、似たような症状で発作性の神経痛や顎周囲炎、口腔がん、咽頭がんの咀嚼筋進展など、別の疾患も考えられます。
気になるときは該当する医療機関を受診するか、当院に一度ご相談ください。
詳しくはこちらもご覧ください 顎関節症について
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