2018年03月16日 16:39
「冷たいものが歯にしみる」「歯みがきすると痛い」。
この症状は、むし歯のように思えますが、実は「知覚過敏(ちかくかびん)」の可能性があります。
知覚過敏は、何らかの理由で歯のエナメル質の内側にある象牙質が露出してしまった状態で、刺激を受けることにより痛みを感じます。
先ほどの冷たいものや歯ブラシも刺激になりますし、甘いものや酸味の強いものも刺激物として痛みを感じます。
一時的な痛みなので、病院で治すという意識は低いかもしれません。
しかし、ひどくなると歯みがきができないほど痛くなることもあります。
×ゴシゴシ歯を磨く(不適切な磨き方)
×歯ぎしり・咬み合わせが悪い
×歯磨き粉
×酸性性飲食物の摂りすぎ
×歯周病
×ホワイトニング
×歯科治療
きちんとお手入れしているつもりでも、ついつい同じところをゴシゴシ強く歯ブラシでこすったり、研磨剤入りの歯みがき粉を毎日大量につけていたり、歯ぎしりや咬み合わせが悪く歯の「エナメル質が磨り減る」ことが原因ひとつに。
また、酸性食品(クエン酸入り、ビタミンCサプリや液体、酸性の歯磨き粉、うがい薬)などを常用していると、「エナメル質が溶け(酸蝕歯)る」と、象牙質が露出します。
あとはホワイトニングで使用する薬剤が、目に見えない歯の細かいすき間から象牙細管につたわりしみることがあります。
※当院でホワイトニングを行う際はしみ止めもあわせてお渡しします。
ほかにも歯周病で歯ぐきが下がり歯の根がでてきたり、歯科で歯石を取り除いた際に、歯石によって覆われていた象牙質が露出して知覚過敏になるケースもあります。
「治療をして知覚過敏になるなら、歯石はそのままで…」と思われるかもしれませんが、そのままにしておくと虫歯や歯周病の原因となるため、歯石は取ることをオススメしています。
【丁寧な歯みがき】
自宅でできる予防方法は「丁寧な歯みがき」です。
磨くときは、ふつう~やわらかめの歯ブラシを選び、ゴシゴシしないこと。
力を入れすぎずにまんべんなく歯の表面、歯間をブラッシング。
歯ぐきをマッサージするように刺激しましょう。
例えば、歯の根元が削れてしまいしみている場合は、削れている部分に詰め物をしてしみを改善させます。
ほかには、「フッ素など薬剤をしみる部分に何度か塗りこむ」「コーティング剤をしみる歯の表面に塗る」といった治療を行い症状を軽減させます。
症状が強く、改善処置では効果がない場合は、歯の神経を取る処置が行われることもあります。
まずは、ご自宅で知覚過敏用の歯磨き粉を利用したり、歯ブラシの仕方を変えてみて様子をみましょう。
歯がしみるのを、「すぐに改善したい」「なかなか治らない」方は、一度当院にご相談ください。
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医療法人 敬清会 公園通り歯科
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