知らなかった口臭の原因とその解消法【山陽小野田市の公園通り歯科】

2025年05月01日 11:00

こんにちは、公園通り歯科です!

初夏の兆しが感じられるこの頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。5月の風が爽やかに頬を撫で、心弾む季節が訪れました。

初夏は気温が上がり汗をかくことが増えるため、体の水分が不足しやすくなります。これにより、唾液の分泌が減少し、口内が乾燥しやすくなることで、口臭の原因となる細菌が増殖しやすくなります。また、冷たい飲食物を摂る機会が増えると唾液の分泌が抑えられる場合もあります。

今回は、口臭の原因でもある口渇による歯への影響をお伝えしようと思います。

 


唾液の役割

まずは、唾液の役割についてご説明させていただきます。

唾液は口腔内で多くの重要な機能を担っています。第一に、唾液は食物の分解を助ける消化酵素を含んでおり、食べ物を飲み込みやすくします。また、唾液は歯や口腔粘膜を潤し、口腔内のpHを中性に保つことで、細菌の繁殖を抑えます。口腔内が酸性に傾くと、歯の表面(エナメル質)が溶けやすくなり、歯がもろくなります。さらに、酸性環境は歯ぐきにも影響を与え、炎症を起こしたり、歯周病が悪化したりします。口腔内がアルカリ性に傾くと、唾液がアルカリ性になることで、エナメル質の再石灰化を促進し、歯の強化に役立つ場合があります。しかし、歯石の付着の促進や口内の粘膜に違和感や刺激を与えることがあります。

したがって、唾液の分泌が低下すると、口腔内のpHが偏り、口腔環境が悪化しやすくなります。

唾液の管理は虫歯や歯周病などの病気の管理に繋がるのです!

 


口内の乾燥や口臭の原因

  • 気温の上昇による水分不足
    暑い季節になると汗をかきやすくなり、体内の水分が不足しがちになります。これが唾液の分泌量を減少させ、口内の乾燥や細菌の繁殖を引き起こします。

 

  • 唾液分泌の低下
    唾液には口内を清潔に保つ役割がありますが、乾燥によって唾液が不足すると、口臭の原因となる細菌が増えやすくなります。

 

  • 冷たい食べ物や飲み物の摂取
    初夏にはアイスや冷たい飲み物を摂る機会が増えますが、これが唾液の分泌を妨げることがあります。冷たいものを摂取すると唾液腺が活発に働く機会が減り、唾液分泌量が落ちることがあります。

 


口内乾燥や口臭を防ぐための対策

1. こまめな水分補給

  • 一日に1.5~2リットルの水分を目安に摂取しましょう。特に寝起きや食事後に水を飲むことで、口内を潤す効果があります。
  • 甘い飲み物ではなく、水やノンシュガーのお茶を選ぶと虫歯のリスクも減ります。
  • 冷たい飲み物ばかりではなく、常温や温かい飲み物を取り入れることで唾液腺の活動を正常化します。
  • こまめな水分補給は大切ですが、カフェインやアルコールの摂取は控えましょう。唾液の分泌量の低下や利尿作用があるため、体内の水分を減少させてより悪化した状態を招いてしまうかもしれません。

 

2. 噛む習慣をつける

  • ガムや硬い食べ物噛むことで唾液の分泌を促進できます。ガムの場合はシュガーレスタイプのガムがおすすめです。よく噛んで食べることで唾液の分泌が活発になり、口内の乾燥を防ぎます。

 

3. 口内ケア

  • デンタルフロスやマウスウォッシュを使用して、口内を清潔に保ちましょう。
  • 特に寝る前は、丁寧な歯磨きと合わせて舌の表面の汚れ(舌苔)を取り除くことで口臭を予防できます。
  • 当院で販売しているロイテリ菌のタブレットを取り入れる事で、口臭そのものの原因菌を抑制することができます。ロイテリ菌の口臭への効果は4.5倍です!

 

4. 加湿の工夫

  • エアコンの使用が増える時期なので、室内の湿度を保つことが乾燥予防に効果的です。加湿器を使うか、濡れタオルを部屋に干すと良いでしょう。

 

5. 規則正しい生活

  • ストレスや睡眠不足も唾液の分泌量に影響を及ぼします。規則正しい生活を心がけ、免疫力を高めることが重要です。

 


水分補給と歯の健康の関係

  • 唾液は歯を保護する役割があり、虫歯菌や歯周病菌の増殖を抑える効果があります。水分補給を適切に行うことで、口内の乾燥を防ぎ、唾液の働きをサポートできます。
  • 水分不足が続くと口内環境が乱れ、虫歯や歯周病のリスクが高まるため、特に注意が必要です。

 


口渇と歯周病の関係

①唾液の減少による口内環境悪化

  • 唾液は口内を潤し、細菌の増殖を抑える役割があります。また、唾液に含まれる酵素や抗菌成分が歯や歯茎を守る働きをします。
  • 口渇が進むと唾液が減少し、歯周病菌(プラーク)が増え、歯ぐきが炎症を起こしやすくなります。

 

②自浄作用の低下

  • 通常、唾液は食べかすや細菌を洗い流す「自浄作用」があります。口渇の状態ではこの機能が低下し、プラークが歯や歯周ポケットに溜まりやすくなり、歯周病のリスクが高まります。

 

③炎症の悪化

  • 乾燥した口内は炎症が起こりやすく、歯周組織(歯茎や歯周ポケット)が弱体化します。その結果、歯周病が進行しやすくなります。

 


 

初夏は暑さが増してくる一方で、体も口内も影響を受けやすい時期です。口内の乾燥や口臭を防ぐために日々のケアを心がけ、健康的な口内環境を維持しましょう!またご自身でケアが難しい所は、、定期的に歯科医を訪れることで、口渇感による悪影響を軽減し、健康的な口腔環境を維持することが可能です。

当院のスタッフにお気軽にご相談ください!

PAGE TOP

月別アーカイブ

〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983

診療時間
殺菌水システムについて
お問い合わせ
医院外観
お問い合わせはこちら
アクセスはこちら
診療時間