2022年10月26日 13:48
歯並びや噛み合わせを美しく整える矯正治療には、ワイヤー矯正とマウスピース矯正があります。長期間装置を装着して日常生活を過ごすため、ご自身に合った矯正装置を選択する必要があります。それぞれ異なる特徴を持つワイヤー矯正とマウスピース矯正、どちらがいいのでしょうか。
ワイヤー矯正は歴史が古く、確実に歯を動かすことができるため矯正治療における第一選択肢といってもいいでしょう。歯の表面にブラケットを付け、ワイヤーを通して歯に力を加えながら歯を動かします。
ワイヤー矯正の良いところは、抜歯を伴うような症例や骨格が原因の症例など、様々なケースに幅広く対応できるところです。そのため「こんなガタガタの歯並びでも治せるのかな」と不安に思うようなケースにもほぼ対応することができることが最大の特徴です。
ワイヤー矯正は金属のギラギラした見た目がちょっと…という方も、最近では審美ブラケットと呼ばれる透明なブラケットを使用する医院が増えているため、審美ブラケットという選択肢があります。金属のメタルブラケットと比べると見た目もあまり気にならないでしょう。
マウスピース矯正は、透明のマウスピースを装着して歯を動かすため、ワイヤー矯正の見た目が気になる方に適した治療法です。マウスピースを決められた間隔で交換しながら少しずつ歯を動かします。
矯正治療に必ず伴う歯の動きによる痛みは、ワイヤー矯正よりもマウスピース矯正のほうが抑えられます。マウスピース矯正は1か月に動かす歯の量がワイヤー矯正よりも少ないため、痛みが心配な方にとってやマウスピース矯正のほうがお勧めかもしれません。
ただ抜歯を伴う症例や難症例と言われるような重症な歯並びの場合、マウスピース矯正では対応が難しい場合があります。まずご自身の歯並びがマウスピース矯正で改善できるかどうか、というところになります。
同じ歯を動かす矯正装置でも、性格や生活るタイルによって向き不向きがあります。
まずワイヤー矯正は、動的治療が終了するまで装置を歯につけたまま過ごします。そのため自分で装置を外さなければいけないという手間がありません。自分はずぼらなので取り外しが面倒、という方には固定式のワイヤー矯正が向いています。また食べ歩くのが好き、という方もマウスピース矯正よりもワイヤー矯正のほうが向いています。マウスピース矯正は食事のたびごとに外さなければいけないので、食べ歩きが好きな方にとっては装置を外している時間のほうが長くなり、治療計画通り歯が動かなくなって治療期間が延びてしまいます。
見た目を重視するなら、マウスピース矯正が適しています。また虫歯ができやすいという方も、ワイヤー矯正ではなくマウスピース矯正のほうが向いています。ワイヤー矯正は歯磨きがし辛いため、取り外してしっかりとケアができるマウスピース矯正のほうがお勧めではないかと思います。
まとめると
ということになります。ただ症例にもよりますので、歯並びや矯正装置が気になる方は、まず専門医に相談しながら自分に合った治療法を決めていきましょう。
〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983