矯正治療中に気を付けたい食べ物とは?

2023年03月18日 22:15

矯正治療を始めると、これまで気にしなかった食べ物について気を付けなければいけなくなります。特にワイヤー矯正の場合、矯正治療が終了するまで装置を付けたまま過ごすことになるので、食べ物によっては装置のトラブルにつながることもあります。今回は、矯正治療中に気を付けたい食べ物についてお話をいたします。

矯正治療で食事がしにくいと感じるのははどんなとき?

矯正装置はワイヤー矯正とマウスピース矯正がありますが、どちらも矯正治療が始まると、食事が思うようにできないと実感することがあると思います。これには3つの原因が考えられます。

1.装置に食べ物が挟まりやすいとき

まずは、食べ物が装置に挟まりやすいということが挙げられます。これは固定式のワイヤー矯正によく起こります。ワイヤー矯正は、ワイヤーやブラケットなど複雑で、細かな部品が使われているため食べ物が挟まりやすく、また取り除きにくいという特徴があります。

特にブラケット周囲に繊維が挟まると取り除きにくいため、外食するときや他の方と一緒に食事するときは挟まった繊維や食べ物などがとても気になってしまうのではないかと思います。無理に取りのぞこうとすると、ブラケットが外れるなどのトラブルに繋がってしまうこともあります。

2.歯が動く痛みのとき

もうひとつは、歯が動く痛みによって食事がしにくいということです。矯正装置を付け、歯が少しずつ動き始めると、これまでに感じたことのない痛みが出てくる方がほとんどです。この痛みはワイヤー矯正だけでなく、当然マウスピース矯正でも起こります。特に初めて装置を付けたときや調整後に感じやすいと言われています。

3.口内炎ができたとき

矯正装置を付けている間は装置が粘膜にあたり、口内炎ができてしまうこともめずらしくありません。口内炎ができると熱いものや酸味のあるものを口にするととてもしみてしまって、食事が苦痛に感じてしまうでしょう。

矯正治療中はどのような食べ物がおすすめ?また避けたい食べ物とは?

矯正治療はゴールまでの道のりが長く、時にはモチベーションが下がってしまうこともあるかもしれません。特に食事は毎日のことなので、うまく付き合って過ごすことが重要になります。基本的に食事制限はありませんが、状況に応じて食べ物を選ぶとよいでしょう。

歯が動く際に起こる痛みがある場合、基本的に柔らかいものがおすすめです。具体的にはおかゆ、リゾット、うどん、豆腐を使った料理、ゼリー飲料などが比較的口にしやすいでしょう。口内炎の場合、酸味のものや熱々のものは避け、刺激が少ないものを召し上がると良いと思います。

ワイヤー矯正は特にブラケットが取れる、ワイヤーが切れるといったトラブルが起こりやすく、その原因は食べ物ということも少なくありません。

避けたほうがよい食べ物としては、スルメイカや固焼きせんべいなど固いもの、お餅やキャラメルなど粘着性のあるものです。装置の破損などにつながることがありますので、できるだけ避けたほうがよいでしょう。またニラやもやし、えのきなどは日常的によく使われる素材ですが、装置に挟まりやすく取りにくい食材の代表と言えます。

またワイヤー矯正ではすき間を埋めるためのゴムを使用することがありますが、色素が付きやすいためカレーやミートソース、赤ワインといった飲食物によってゴムの色が変わってしまいます。ゴム交換の直前で召し上がるといった工夫をされるとよいでしょう。

このように、矯正治療中は食事について悩みを抱えてしまうことがあります。矯正治療中で食べ物について分からないことや困ったことがあれば、気軽に医師や歯科衛生士に相談してみてください。

 

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