矯正治療、痛みが心配な方に適した治療法とは?

2023年06月26日 14:31

矯正治療によってガタガタの歯並びや悪い噛み合わせを治すことができる反面、心配なのは、「痛み」ではないでしょうか。矯正をしたいけど、痛みが怖い・・・このような方に適した治療法が「インビザライン」です。今回は、インビザラインと痛みについてお話をいたします。

矯正治療に伴う痛みについて

矯正治療は装置を付けて歯を動かすため、どうしても痛みを伴います。この痛みがあるから矯正治療に踏み切れない方もいらっしゃるのではないでしょうか。この痛みは、矯正装置を付けて力を加えることで、歯の根っこにある「歯根膜」という薄い膜の中の血管が圧迫されて炎症が起こるためです。通常なにもしなければ、歯は痛みを感じません。ところが矯正装置を付けて物理的な力を加えることで、この炎症が生じます。そして矯正治療には、この痛みは必ず付いてくるのです。

特に初めて装置を付けたときや調整後は、この痛みが起こりやすくなります。最初のうちは慣れない痛みで気が滅入ることもあるかもしれませんが、徐々に慣れていく方がほとんどです。

ワイヤー矯正とインビザラインでは、痛みが違うの?

矯正治療で歯並びを治すためには、歯が動く痛みは必須であるとお伝えいたしました。痛みに弱い方は、「それでは矯正治療はできないかも」と躊躇されるかもしれません。

矯正治療に伴う痛みには、ワイヤー矯正とマウスピース矯正で違いがあり、マウスピース矯正、特にインビザラインは比較的痛みが穏やかという特徴があります。もちろん感じ方には個人差がありますが、少しでも痛みを軽減するためには、インビザラインがお勧めです。

ではなぜ、インビザラインは痛みが少ないのでしょうか。それは、歯の移動量がワイヤー矯正に比べて少ないからです。

インビザラインは、コンピュータで歯の動きをシミュレーションしますが、その際の歯の移動量は、マウスピースを交換するごとに0.2~0.25㎜と決まっています。

矯正治療において、1か月に歯を動かす移動量は、約1~1.5㎜です。ワイヤー矯正の場合、月に1度の調整でこの量になるよう、調整します。いっぽうインビザラインは、1週間に1度マウスピースを交換しながら歯を動かすので、その際の痛みは約4分の1に軽減されるのです。

同じ歯を動かすにしても、一度に歯を動かすワイヤー矯正に比べ、インビザラインは4週間かけて徐々に動かすため、痛みが少なく感じるのです。

それでも痛みが気になる場合は?

インビザラインは、一度に歯を動かす量が少ないため、痛みに弱い方に適した治療法です。それでも、マウスピースを初めて装着したときや新しいマウスピースに交換したときに、痛みを感じるかもしれません。矯正治療に痛みは必ず伴うため、痛みが気になる場合、痛み止めを飲むことで緩和されます。医師に相談し、痛み止めを処方してもらうと良いでしょう。

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