インビザラインなのに虫歯が!考えられる原因とは?

2021年12月13日 10:10

取り外し式のインビザラインは歯磨きがしやすいため、ワイヤー矯正よりも虫歯リスクが低いところが大きなメリットです。ところが虫歯になりにくい治療法であるインビザラインで治療をしていたのに、虫歯ができてしまった!という声も意外に聞こえてくるのをご存じでしょうか。

取り外し式で歯磨きがしやすいインビザラインなのに虫歯ができてしまうのは、なぜでしょうか。今回はインビザラインにおける虫歯の原因についてお話をいたします。

矯正中は虫歯になりやすい

歯並びの乱れや噛み合わせを治すための矯正治療は、当然のことながら長期間矯正装置を付けて日常生活を過ごすことになります。中でもやはり心配なことは、矯正中の虫歯リスクです。

特にワイヤー矯正はよっぽどのことがない限り、矯正治療が終わるまで装置を付けたまま過ごすことになるため、特に歯磨きのときに不便さを感じることと思います。装置周りに汚れが付きやすく、ワイヤーが通っているためフロスも通しにくいことから、どうしても汚れが残りやすくなります。この汚れがプラークとなり、虫歯の大きな原因となってしまうのです。

また歯と歯ぐきの境目に歯ブラシの毛先がきちんと当てられずに適当な歯磨きになっていることも多く、虫歯や歯肉炎を引き起こす要因でもあります。

このように、矯正治療中はお口の中の管理がしにくいため、虫歯リスクが高まってしまうのです。

インビザラインでも油断はできません

いっぽう取り外し式のマウスピース矯正であるインビザラインの場合、歯磨きをするときにマウスピースを外して行います。何も付けていない状態で歯磨きができるため、隅々まできれいに磨けます。フロスも通しやすく、ワイヤー矯正と比べると歯磨きや口腔内管理のしやすさが大きなメリットです。

しかしインビザラインなら虫歯にならないかというと、そうではありません。「インビザラインなのに虫歯ができてしまった!」という方は、口腔内の管理に問題があります。ではインビザラインでも虫歯になってしまうのは、どんな原因が考えられるのでしょうか。

歯磨き不足のまま長時間アライナーを装着する

インビザラインは、アライナーを1日20時間以上装着することで歯を動かしていきます。ところが歯磨きがきちんとできていないまま長時間アライナーを付けて過ごすと、虫歯菌を閉じ込めてしまうことになります。唾液は虫歯菌などの細菌を洗い流す役目を持っていますが、アライナーをはめることで唾液の循環がストップし、虫歯菌を歯に留めたままアライナーで塞いでしまうので虫歯が作られてしまいます。

アライナーを装着したまま砂糖を含んだ飲食をしてしまう

アライナーを付けたときは、基本的に飲食はできませんが、水なら大丈夫です。ところがアライナーを付けたままジュースや乳酸菌飲料など砂糖が含まれたものを口にすると、アライナーのすき間から糖分が入り込んでしまいます。

固形物じゃないし、飲み物なら大丈夫と自己判断して砂糖が含まれているジュースを飲むことで虫歯リスクが高まってしまうのです。

アライナーを付けたままの水分補給の基本は水ですが、砂糖の入っていない炭酸水なら飲んでいただいても問題はありません。

インビザライン=虫歯にならないわけではないことを理解しておきましょう

インビザラインは口腔内管理がしやすい矯正治療法ですが、過ごし方を誤ると虫歯になってしまいます。インビザラインの虫歯の原因は歯磨き不足と装着中の甘い飲み物が主な原因です。インビザラインだからといって絶対に虫歯にならないわけではありません。

せっかく歯並びをきれいにするための治療を行うのですから、虫歯にならないよう医師の指示はきちんと守り、毎日の過ごし方にも気を付けましょう。

 

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