矯正中は口臭が気になる・・・?

2022年05月28日 11:31

歯や歯並びをきれいに整えるためには必ず矯正装置が必要になります。お口の中にこれまでにはなかった装置が入るため、口臭が気になる方もおられるのではないでしょうか。今回は、矯正装置と口臭の関連性についてお話をいたします。

矯正治療中は口臭が気になりやすい?

矯正装置を付けることで、それまではそれほど気にならなかった口臭が急に気になるようになった、と思うことはありませんか?口臭は相手に不快感を与えてしまうため、ご自身でも気を付けて歯磨きを丁寧に行ったりマウスウォッシュなどを使って、常日頃からケアをされている方も多いことと思います。

そこへ矯正装置を付けると、どうしても口臭が気になるのではないでしょうか。もともと何もなかった口腔内に矯正装置という器具を付けることで、お口の中の状況に変化が起きることは確かです。

矯正を始めると口臭がきつくなるということは実際にあるかどうかというと、ある程度は仕方がないと考えることがいちばん自然なのではないかと思います。

まず装置に唾液中に含まれる細菌が付着します。これはどの装置でも同じですが、長時間装置を付けていると、どうしてもお口の中の細菌が装置に付着してしまい、臭いの原因になってしまいます。唾液そのものにも独特のにおいがあるため、装置に付着し口臭となって表れてしまうと考えられます。

矯正装置によって口臭のきつさは異なる?

矯正装置にはワイヤー矯正やインプラントアンカーなど固定式のものと、マウスピース矯正や拡大装置といった取り外し式のものがありますが、どちらのほうがより口臭に関連しやすいのかというと、ワイヤー矯正ではないかと思います。

これは固定式装置による歯磨き不足が主な原因です。矯正中は装置を付けたまま過ごすため、どうしても磨き残しが出てきてしまいます。そして装置周りに汚れがついたまま過ごしてしまうことで、細菌が繁殖しやすくなり臭いの原因になってしまいます。特にブラケット周囲やゴムなどは臭いがつきやすく、矯正を始めてから口臭がきつくなった、と感じてしまうのではないでしょうか。

いっぽうマウスピース矯正や取り外し式の拡大装置は矯正前と同じように歯磨きができます。きちんと磨けていれば口臭のリスクは減ります。歯と歯の間もフロスが通しやすく、口腔管理のしやすさは取り外し式装置のほうに軍配が上がります。

ただ取り外し式の装置でも「磨けていなければ」当然磨き残しが出てきますし、口臭の原因となってしまいます。

矯正中の口臭を気にならなくするためには

矯正中の口臭を少しでも気にならなくするためには、毎日の丁寧な歯磨きが欠かせません。ワイヤー矯正の方はワンタフトブラシなどを使い、細かな部分も丁寧に磨く必要があります。

ただ矯正中の歯磨きには限界があります。そこでお考えいただきたいのが、定期的なクリーニングです。歯科医院や矯正歯科でクリーニングを受けることで、磨き残しや細かな部分の汚れまできれいに取り除くことができます。特にワイヤー矯正の方は口臭予防だけでなく、虫歯リスクを減らすためにも月に1回程度のクリーニングは欠かせません。

矯正治療はどうしても長い期間が必要になります。どうしても口臭が気になると思いますが、できるだけ快適に過ごすためにも月に1回のクリーニングを受けて頂くことをお勧めします。

 

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