矯正治療中の虫歯予防について

2021年10月15日 14:43

矯正治療が始まると、気になるのが虫歯です。矯正治療では長い期間歯に装置を付けるため、虫歯リスクが高まってしまいます。

特に固定式のワイヤー矯正は、取り外し式のマウスピース矯正と比べるとより虫歯リスクが高まってしまいます。では矯正治療が始まったら、虫歯予防のために何に気を付けるべきなのでしょうか。

装置による虫歯リスクの度合いの違いについて

歯並びや噛み合わせを整えるために行う矯正治療では、固定式のワイヤー矯正と取り外し式のマウスピース矯正という方法があります。

ワイヤー矯正は、歯の表面または裏側にブラケットという小さなボタンのような部品を付け、そこにワイヤーを通して調整をしながら歯を動かします。ワイヤー矯正は矯正治療が終了するまで装置は付けたまま過ごすことになります。

いっぽうマウスピース矯正は、マウスピースを交換しながら歯を少しずつ動かす治療法です。食事や歯磨きの際に取り外すことができるのが、固定式のワイヤー矯正との大きな違いです。

矯正治療中は虫歯になりやすいため、虫歯予防に注意して過ごす必要があります。

特にワイヤー矯正は歯磨きがし辛いため、磨き残しが多く見られがちです。そのためワイヤー矯正は虫歯リスクがやや高いと考えられています。

では取り外し式のマウスピース矯正では虫歯になりにくいのでしょうか。決してそうではありません。マウスピース矯正でも虫歯リスクとは背中合わせであると言えます。では虫歯になりにくそうなイメージがあるマウスピース矯正は、なぜ虫歯りすくが高いのでしょうか。

マウスピース矯正の虫歯リスクについて

取り外し式のマウスピース矯正は歯磨きがしやすいため、一見すると虫歯リスクが低いように思えますが、決してそんなことはありません。ではマウスピース矯正の虫歯リスクがどこにあるのか、お話いたします。

マウスピースは歯を全て覆います。そのため唾液の循環がストップされます。

唾液には自浄作用があり、細菌を洗い流す、歯の表面の再石灰化を促すと言った大切な働きがあります。そのため虫歯菌などを洗い流して虫歯になりにくい口腔内を作り出す役割を持っています。

ところがマウスピースで歯を覆うと、唾液の循環がストップします。そのため歯磨きがきちんとできていないままマウスピースを装着すると虫歯菌が唾液で洗い流せず、虫歯菌を閉じ込めてしまうことになります。その結果、虫歯が作られてしまうのです。

マウスピース矯正は確かに歯磨きのしやすさが大きなメリットですが、きちんと磨けていなければ、ワイヤー矯正と同じように虫歯リスクを抱えてしまうのです。

矯正中は定期的なクリーニングを受けましょう

矯正治療中は虫歯予防がとても重要です。ワイヤー矯正でもマウスピース矯正でも、矯正治療中は虫歯になりやすいため、毎日の丁寧なケアが欠かせません。特にワイヤー矯正は、ワンタフトブラシや歯間ブラシを使って隅々まで汚れを落としましょう。

マウスピース矯正も同じです。装置を外す分歯磨きはしやすいですが、歯と歯の間に汚れが残らないよう、フロスなどを使うようにして下さい。また磨きやすい安心感から適当な歯磨きになってしまうことで虫歯リスクが高まるため、丁寧な歯磨きを心がけましょう。フッ素入りの歯磨き剤やジェルを使うのもお勧めです。

また自宅での毎日のセルフケアに加え、定期的なクリーニングも虫歯予防に効果的です。自分では落としきれない汚れが残っているとプラークが作られ、虫歯菌が活動しやすい口腔内になってしまいます。

定期的なクリーニングは、矯正中の虫歯予防に欠かすことができません。毎日の丁寧なセルフケアに加え、歯科医院で定期的なクリーニングを受け、矯正中のお口の中の状況を良い状態にしておきましょう。

 

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