6歳臼歯に伴うトラブルとは?

2019年06月23日 21:37

6歳臼歯とは、その名のとおり6歳前後で生えてくる奥歯の永久歯のことで、専門用語では「第一大臼歯」と呼ばれています。6歳臼歯は永久歯の中でも非常に大切な歯であるとともに、トラブルも起きやすい歯でもあります。では6歳臼歯に伴うトラブルとは、いったいどういうものなのでしょうか。

 

6歳臼歯に起こりやすいトラブルとは

 

虫歯・・・最も多いのは、虫歯です。6歳臼歯は奥のほうに生える歯で、咬合面の溝が深いため、食べかすが溜まりやすくなってしまいます。生えたばかりの永久歯はまだ柔らかく、酸に弱い状態です。またブラッシングも前歯に比べると行いにくいことから、虫歯リスクが高くなってしまいます。また6歳臼歯が生えてくる途中も、虫歯になりやすい状態です。対応策としては、歯の溝を埋めるシーラントが有効ですが、全ての歯科医院で推奨されているわけではありません。日常の歯磨きと仕上げ磨きをきちんと行い、定期健診を受けて虫歯予防を行いましょう。

 

歯が生えてくるときの歯ぐきの痛み・・・6歳臼歯の位置には、乳歯はありません。6歳ごろになったら歯ぐきから顔を出してきます。その時に歯ぐきにむず痒さや痛みを伴うことが多いようです。また歯ぐきが盛り上がったり、腫れてしまうこともあります。生えてしまったら症状が落ち着くことがほとんどですが、腫れが強い場合は、痛み止めを服用して様子を見ます。

 

・6歳臼歯の噛み合わせのズレ・・・6歳臼歯は、噛み合わせの基準となる最も大切な歯です。したがって噛み合わせがズレてしまうと、そのまま不正咬合につながってしまう恐れがあります。上下の噛み合わせのズレが確認されたら、早めに歯列矯正を行うことを考えたほうがよいでしょう。

 

エナメル質形成不全・・・他の永久歯にも見られますが、生えてきた6歳臼歯が変色している場合、エナメル質形成不全が疑われます。エナメル質形成不全とは、エナメル質が弱い状態の歯で、先天性の疾患です。エナメル質が弱いため、虫歯リスクが非常に高くなってしまいます。定期的にフッ素塗布を行い、歯質を強化していく必要があります。

 

一生付き合う大切な歯の健康を維持してあげましょう

6歳臼歯は大人になっても非常に大切な役割を持つ歯です。もし6歳臼歯を失ってしまったら、噛むバランスが崩れるだけでなく、顔の輪郭まで変わってきます。将来のことも考えて、6歳臼歯をずっと維持できるよう、虫歯などのトラブルから守ってあげましょう。

 

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