虫歯や歯肉炎に注意!矯正中の歯のケアについて

2018年08月28日 10:49


歯並びをきれいに整える歯列矯正で気を付けるべきことは、虫歯や歯肉炎です。矯正装置を装着していると、ブラッシングを行いにくいため汚れが残りやすく、プラークが溜まる原因となってしまいます。

なぜ矯正治療中は虫歯や歯肉炎になりやすいの?

矯正治療の中でも特にスタンダードな治療法であるワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さなボタンを付け、そこへワイヤーを通して歯を少しずつ動かしながら歯並びを整える治療法です。

ワイヤー矯正は比較的どんな症例でも対応できる矯正治療法ですが、虫歯や歯肉炎になりやすいリスクを抱えています。歯と歯の間は虫歯になりやすいため、フロスを使って汚れを取り除くことが望ましいのですが、ワイヤーが通っているとフロスがなかなか通りません。またブラケットの周りも食べかすが付着しやすいため、汚れが溜まりがちになります。

特にガタガタの歯並びの方がワイヤー矯正を行う場合、とても歯磨きが行いにくいためプラークとなって虫歯や歯肉炎を引き起こしやすくなります。

マウスピース矯正は取り外し式のため歯磨きが行いやすく、ワイヤー矯正に比べると虫歯や市歯肉炎のリスクは幾分低くなります。しかし雑菌を洗い流す作用がある唾液の循環がマウスピースにより遮られるため、しっかりと歯磨きを行っておこないと、虫歯になってしまうことがあります。

・矯正治療中のケアに取り入れたいワンタフト

歯ブラシだけではなかなか歯の汚れを落とすことは難しく、歯と歯ぐきの境目などに汚れが残ってしまいます。歯並びが悪く、八重歯に隠れてしまう歯や、歯と歯が重なっている部分は歯ブラシと併用して「ワンタフトブラシ」を使っていただくことをお勧めします。ワンタフトは、歯ブラシのヘッドの先端に山型の小さな毛束がついている、特殊な形状の歯ブラシです。小さな毛束で一本一本丁寧に磨くことで、磨きにくい部位の汚れをしっかりと落とすことができます。

・フロスは矯正用のものを使っても

歯間ケアにデンタルフロスは欠かせません。しかし矯正装置を装着していると、フロスがうまく通りません。そこで使っていただきたいのが、矯正用デンタルフロスです。従来の指に巻き付けるタイプのものや、ホルダータイプとは形状が異なり、ワイヤーが通っていてもうまくフロスが歯と歯の間に入るように作られています。このようなアイテムもうまく使って、矯正中の歯のケアを行ってみてください。

 

・定期的なメンテナンスも忘れずに!

矯正中のセルフケアだけでなく、歯科医院で受けるメンテナンスも大変重要です。メンテナンスで歯石除去や歯のクリーニングを行い、口腔内を清潔な状態に保つように心がけましょう。歯並びを整えることは、見た目だけでなく歯の健康のためにも非常に重要です。しかしそれ以上にたいせつなことは、お口の中の良い状態を保ち続けることです。矯正治療中もメンテナンスを受け、良い状態で矯正治療を行うよう気を付けておきましょう。

 

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