知っておきたい!お子さまの歯並びを悪くするクセとは?

2018年08月11日 12:47


大切なお子さまの歯の健康は、親なら気になりますよね。特に歯並びは見た目にも目立ってしまうため、将来が心配、とお思いになることと思います。歯並びの乱れは遺伝だけでなく、日常のクセが歯並びを悪くする原因に繋がってしまいます。では歯並びを悪くするクセとはどのようなものでしょうか。

歯並びが悪いことで起こることとは

可愛らしい乳歯が抜けたあとは、大人の歯、つまり永久歯が生えてきます。永久歯が生え揃ったときに歯並びがガタガタしていたり、前歯が出ている出っ歯になってしまっていると、親御さんはさぞ心配なさることでしょう。歯並びが悪いとまず見た目が気になってしまいます。しかし歯並びの悪さや噛み合わせの異常は見た目だけでなく、歯の健康や体の健康に悪影響を与えてしまいます。

歯並びが悪いことで起きるいちばんの影響は、虫歯や歯肉炎です。歯並びが悪く、歯と歯が重なって生えている部位はブラッシングが非常に行い辛く、汚れをしっかりと落とすことが難しいことからプラークが溜まりやすくなります。プラークは細菌の温床になるため、虫歯や歯肉炎の原因となってしまいます。八重歯も見た目は可愛らしいですが、八重歯の裏に隠れがちな前歯が磨きにくいためステインが付きやすく、見た目が悪くなってしまいます。

また出っ歯や受け口など不正咬合の場合、歯並びよりも噛む機能や健康面に悪影響が出てしまいます。出っ歯の場合、口を閉じにくく、つい口がポカンと開いて口呼吸になってしまいます。口呼吸はお口の中が乾いてしまうため細菌が増えやすい、顎の発達を妨げてしまうなど悪いえいきょうばかり与えてしまいます。受け口は噛む機能に大きな影響が出るため、咀嚼しにくい、顎の関節に負担がかかる、発音しにくいといった症状が出て体のバランスも悪くなります。

このように、歯並びや不正咬合は見た目だけでなく、お口の中や体に色々な影響を与えてしまうのです。

 

歯並びの乱れや不正咬合を引き起こす悪癖とは?

こうした歯並びの乱れや不正咬合の原因は遺伝によるものと後天的なものが考えられます。受け口やオープンバイトは遺伝が原因している場合が多く、歯並びの乱れも骨格が関係する場合があります。

いっぽう後天的な原因は、次のようなものが挙げられます。

・長期間にわたる指しゃぶり・・・前歯を指で押す形になってしまうため、上の前歯が出て出っ歯になってしまいます。またオープンバイトにもなりやすい癖でもあります。

 

・唇を噛む・・・上下の歯に強い力がかかるため、上の歯が出っ歯になったり、下の歯の歯並びが乱れる原因になります。

・口呼吸・・・虫歯や歯肉炎の原因になるだけでなく、上あごの成長に影響がでるため出っ歯になりやすくなります。

 

・舌で歯を押す・・・舌で歯を押すと、歯がだんだん前え出て出っ歯やオープンバイトを引き起こしやすくなります。

 

・同じ側でばかり噛む・・・いつも同じ側で食べ物を噛んでいると、左右のバランスが悪い顔になってしまいます。

 

・頬杖・・・本を読む時や字を書くときなどに頬杖をついていると、顔の歪みを生じさせてしまいます。

 

悪癖を治しながら、歯列矯正を視野に入れてみましょう

歯並びの乱れや悪癖が引き起こすことについてお話をしました。悪癖は日常の癖のため、なかなか止めることができないかもしれませんが、せっかくの歯並びをきれいにするためには保護者の方が声かけをしながら少しずつ悪癖を取り除くようにしましょう。

同時に歯列矯正を行うことで歯並びや不正咬合の改善を促すことができます。歯並びを治す治療には永久歯が並ぶスペースを確保する床矯正から、永久歯が生え揃ったあとのワイヤー矯正、目立たずに歯並びを整えるマウスピースなどがあります。大切なお子さまの歯並びのためにも、保護者の方が一緒になってお子さまの歯並びを治してあげるとよいでしょう。

 

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