2016年02月13日 11:19
虫歯ではないのに、冷たいものがしみる、歯みがき後の水や冷蔵庫から出した牛乳でキーンと歯がしみる、自転車で走ると歯がしみるといった症状を感じたことはあませんか。それは『知覚過敏』かもしれません。
原因は、歯周病で歯ぐきがさがり、歯の根が露出したり、硬い歯ブラシで力まかせに磨いていると歯の表面の層が削られて、普段は隠れている神経に近い層が表に出てきたためです。神経に近い層には神経の枝が通っているためこの部分が痛みを感じます。くいしばりや歯ぎしりや噛み合わせが原因でもこの神経に近い層は露出することがあります。
治療法は、噛み合わせのチェックの後に、露出した神経に近い層に薬剤を歯科医院で塗布してもらいます。適切な歯ブラシによる正しい磨き方をマスターしてから、知覚過敏用の歯みがき剤で磨きます。(当院でも販売しています)症状によっては、先にプラスチックの詰め物をしたり神経をとる場合もあります。
放って置くと症状がひどくなる場合がありますので、お気軽に声をかけてください。
2015年12月17日 12:32
先日、山陽小野田市の依頼で、1.5歳検診をしてまいりました。
1.5歳検診のお子さんは、乳歯の前歯が生えかけからだいだいそろった頃です。
若干歯並びがきつめなお子さんが多いですね。
あるお母さんとお話としていますと、4歳くらいのお兄さんがいらっしゃるそうで、小さい頃に口蓋裂の手術を受けられたそうです。
最近、上のアゴが小さくて受け口気味になってきているので心配されてるとのことでした。
よく、お子さん事を観察されています。
口蓋裂の手術の後は、上のアゴは成長しづらいので、下のアゴを比べて小さくなりがちです。
しかも、上のアゴの成長は、8歳から9歳頃にピークを迎えます。その後は、下のアゴが成長してゆきますので、
4歳で受け口気味なら、今すぐ矯正歯科で相談してもらいたい状態です。様子を見ていても治る見込みは、非常に低いです。
しかも、口蓋裂など厚労省が指定している、先天異常(生まれながらの異常)や顎変形症の場合、健康保険の適用があります。
さらに、患者さんご本人又は「世帯」の所得(収入)に応じて、患者さんの月額あたりの自己負担額の上限が設定される制度もあります。
ただし、保険で矯正ができるのは、限られた医療機関です。近隣では「みやわき矯正歯科クリニック」(宇部市)です。
5歳になったら、かかりつけの歯医者さんで歯並び相談を受けていただきたいと思います。
何もしなくても、よいお子さんは、ほとんどおられません。「様子をみる」のは、手遅れになる第一歩です。
健康保険で矯正治療が受けることができる症状
(1)厚生労働大臣が定める先天異常の疾患
1 唇顎口蓋裂 [しんがくこうがいれつ]
2 ゴールデンハー(Goldenhar)症候群(鰓弓異常症を含む.)
3 鎖骨・頭蓋骨異形成
4 クルーゾン(Crouzon)症候群
5 トリチャーコリンズ(Treacher-Collins)症候群
6 ピエールロバン(Pierre Robin)症候群
7 ダウン(Down)症候群
8 ラッセルシルバー(Russell-Silver)症候群
9 ターナー(Turner)症候群
10 ベックウィズ・ヴィードマン(Beckwith-Wiedemann)症候群
11 尖頭合指症
12 ロンベルグ(Romberg)症候群
13 先天性ミオパチー
14 顔面半側肥大症
15 エリス・ヴァン・クレベルド(Ellis-van Creveld)症候群
16 軟骨形成不全症
17 外胚葉異形成症
18 神経線維腫症
19 基底細胞母斑症候群
20 ヌーナン(Noonan)症候群
21 マルファン(Marfan)症候群
22 プラダーウィリー(Prader-Willi)症候群
23 顔面裂
(2)顎変形症
顎の骨を切る手術を行うことが前提となります。
2015年09月04日 10:43
歯科治療・水に細菌…機器に滞留し増殖 対策不十分 : 最新医療 ~夕刊からだ面より : yomiDr./ヨミドクター(読売新聞)
歯科治療では通常の水道水が使われているが、治療装置の維持管理などが適切に行われないと、多くの細菌に汚染された水で治療が行われる心配がある。
読売新聞に、歯の治療の時の水の汚染についての記事が掲載されました。
治療で使用する器具は消毒・滅菌をするだけでなく、治療で使用する「水」にも気をつけるべきではないでしょうか。
私としては、どんなに器具を消毒・滅菌したとしても、使う水が汚ければ、何の意味もないと考えています。
今回の記事では、水道水に元々含まれている細菌が増えてしまうのが問題とされていますが、治療の時に器具の先からお口の中の細菌が逆流して診療用のイスに住み着いているという報告にあります。(治療用のイスの水は常に流れているわけではない上に、非常に緩やかなので、残留塩素はほとんど無い真水に近く、細菌が住みつき易くなっています。)
当院では、中性電解水を使っています。水道水より、清潔で、除菌力がある水です。
2015年08月04日 19:58
エアフローマスターピエゾンを導入しました。
水と超微細なアミノ酸パウダーを噴射して歯の汚れを取り除く装置と、歯石を取り除く超音波スケーラーと二つの機能を兼ね備えたものです。これによりよりきめの細かいクリーニングが可能となりました。
特に、歯と歯の間や歯の表面の小さなくぼみに入り込んだ、茶しぶやヤニなどを完全に落とすことが今までは難しかったのですが、エアフローマスターピエゾンの導入によって、痛みをほとんど感じることなく、キレイに落とすことができるようになりました。しかも、歯にとても優しいので、くり返し使っても歯を削ったりすることは、ほとんどありません。
歯のステイン(茶しぶ・ヤニ)が気になる方は、ぜひご相談ください。
2015年04月01日 12:34
地域の皆様を始め、多くの方に支えて頂いたお陰で、4月1日に、公園通り歯科は3周年を迎えることができました。
これからも、「患者さんの美と健康の追求に貢献し続ける」を医院理念におき、歯を残すことに主眼をおき、患者さんが主人公の診療を行ってゆきます。
昨年は、エコシステムを導入し、診療用チェアーから出る水の汚染問題を根本的に解決することができました。
診療用チェアーの水質については、現状では、はっきりとした健康被害が出ているわけでも、厚労省や保健所が基準を出しているわけではありません。
しかし、エコシステム導入後は、患者さんの治りが良いような気がします。
治療中に出るシブキ(飛沫)にどうしても触れてしまう私を含め当院のスタッフの、健康を守れるようなったのは、非常に嬉しい事です。
(日本の未来を担う若い彼女達に、しなくて良い「感染」をさせてはいけません。)
今年も、ソフトもハードも更新してゆこうと思います。
これからも公園通り歯科をよろしくお願い致します。
〒756-0814
山口県山陽小野田市千代町1丁目8-26
(セントラルホテル 1階です。)
医療法人 敬清会 公園通り歯科
TEL: 0836-39-6983