銀歯が取れてしまった・・・!考えられる理由とは

2019年03月15日 10:29

食事の最中などに銀歯がポロリと取れてしまって焦ったことはありませんか?銀歯が取れたということは、その歯に何かトラブルが起きてしまったということになります。では銀歯が取れた原因として、どんなことが考えられるのでしょうか。

 

銀歯が取れた原因とは

・銀歯の下で新たな虫歯が広がってしまった

銀歯が取れる最も大きな理由は、銀歯の下で新たに虫歯ができてしまったことです。銀歯を作製して歯に付ける場合、接着ではなく「合着」という手法で歯に付けます。合着とは、接着する面の凹凸にセメントをつけることで固まって取れなくなる機械的な原理と言われています。

歯と金属素材の補綴物は、歯科用セメントが歯と金属素材の間を埋め、摩擦力でくっついている状態です。時間が経つとともにセメントは劣化して溶け出し、隙間ができてしまいます。その隙間から少しずつ虫歯菌などの細菌が入り込むことで、新たな虫歯ができてしまいます。これを二次カリエスと言います。

銀歯は汚れやプラークが付きやすい素材のため、二次カリエスのリスクが非常に高くなります。そのため銀歯の下で虫歯が広がり、銀歯が浮き上がって取れてしまうのです。これが最も大きな原因として考えられます。

 

・金属の適合が悪くなる

金属素材は年数が経つにつれて少しずつ磨り減ってきます。そのため変形が起こって適合が悪くなり、隙間ができてしまって銀歯が浮き上がってしまいます。

 

・歯軋りや食いしばりによる劣化

就寝中の歯軋りは、歯に非常に大きな負担を与えてしまいます。また日中も気づかないうちに噛み締めてしまっていることがあります。このような無意識のクセをお持ちの方は、知らない間に銀歯に無理な力を与えていることになります。そのため内部のセメントが砕け、銀歯が取れてしまうことがあります。

 

セラミックによる補綴物の安定性について

銀歯は保険適用のため治療費を抑えることができますが、二次カリエスのリスクが非常に高く、劣化しやすい素材でもあります。再治療を繰り返すたび歯はどんどん削られ、将来的に歯を失ってしまうかもしれません。

セラミックは歯との密着性に優れています。また歯に付ける方法も合着ではなく「接着」という手法を用います。接着とは、接着剤による化学的な結合力によって歯と一体化する接着法です。ぴったりと接着するため、隙間から虫歯菌などが入り込むことはほとんどありません。

またプラークも付きにくく劣化しにくいため、平均寿命は金属と比べるとずっと長持ちします。金属アレルギーの心配もないうえ、見た目も美しいことからお口の中の健康管理の意識も上がる効果も期待できます。

保険適用外で治療費が高く思えるかもしれませんが、長い目で見て、何度も再治療を繰り返す銀歯と、費用は銀歯とそれほど変わらないと言えるかもしれません。

もし銀歯が取れてしまったら、お口の健康を考えてセラミックを選択することも考慮してみてはいかがでしょうか。

 

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