歯を失ってしまったら、絶対に放置しないで下さい!

2019年02月07日 11:13

 

不幸にも歯を失ってしまった場合、すぐに噛む機能を取り戻す治療を始めなければいけません。「噛めるから大丈夫」とそのまま放置していると、色々な悪影響が出てくるのです。

 

歯を失ってしまったら

虫歯や歯周病が原因で残念ながら歯を残すことができなくなった場合、まずは速やかに抜歯を行います。歯を抜いた、あるいは抜けた場合、次にすべきことは噛む機能を取り戻す治療を行うことです。

噛む機能を回復させる手段としては、入れ歯、ブリッジそしてインプラントがあり、患者さんの口腔内の様子や希望に沿って治療を進めていきます。

ところが、中には抜けたまま放置する患者さんもいらっしゃいます。

 

なぜ噛む機能を取り戻さなければいけないのか

ではなぜ歯を失ったらそのまま放置してはいけないのでしょうか。

まず「噛む」ということは、人間が生きていくうえで欠かせないのです。よく噛んで食事をいただくことは健康への第一歩です。よく噛むことで唾液が分泌され、食べ物と混ざり合って胃へ送られ、消化されます。

ところが歯がないとよく噛むことができません。あまり噛まずに食事をすると唾液があまり分泌されないため、消化不良を起こしやすくなります。

また噛むことで脳の活性化を促し、認知症などを予防する働きがあります。歯を失ったまま過ごすと噛む機能が衰え、脳の働きが低下してしまいます。その結果ボーっとしたりやる気が失せてしまうなど、活力が衰えて認知症やうつ病を発症してしまう可能性が出てくるのです。

審美的にも問題が出てきます。前歯は見た目がとても目立つため治療を放置する人は少ないですが、奥歯は大きな口を開けないとそれほど目立たないため、奥歯を失ってそのまま放置する人は意外と多いのです。

歯が抜けたままにしておくと、両隣の歯が傾斜し、噛み合わせにズレが生じてしまいます。また反対の噛み合う歯が伸び、噛み辛くなるなど噛み合わせに大きな問題が生じてしまいます。

また奥歯を失ったままにしておくと口元が痩せて見えるため、年齢よりもずっと老けて見られてしまいます。そればかりか、失った歯の反対側でばかり噛むことで左右の顔のバランスが崩れるなど、審美面に大きな問題が生じてしまいます。

特に第一大臼歯は非常に大切な歯です。この歯を失ったままにすると、健康面、審美面において様々な悪影響が出てきます。ただし親知らず、第二大臼歯の場合はそれほど大きな問題にはなりません。

しかし、いちど歯を失ってしまうと元に戻すことはできません。歯を失うことがないよう、日頃からしっかりと歯磨きを行い、定期的にメンテナンスを受けておきましょう。

そして歯を失ってしまったら必ず診察を受けて、噛む機能を取り戻しましょう。あなたの健康は、噛むことによって支えられているのです。

 

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